M&Uスクール

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今週の喝 第982号(2024.03.18~03.24)〜量子論では我々の人生選択は自分に在り!〜

潜在意識の大活用・あなたが変われば全てが変わる
成功への道しるべ!この世は全て催眠だ724

〜量子論では我々の人生選択は自分に在り!〜

 さて今再び、私の音楽人生の黎明期のお話をしていますが、このように紙面で振り返ると、今在る自分がハッキリと分かり、シッカリと「内観法」をしているように感じます。
 内観法とは、奈良県大和郡山市に生まれた僧侶・吉本伊信先生浄土真宗の「身調べ」という修行からヒントを得て、自分の人生を見つめ直し“正しい人生”に導く方法です。
 内観法は、その指導者の下で、静かな部屋にこもり、外界とのやり取りを制限して、自分と関わりの深い人(特に母親との関係が重視される)に対して自分がどうであったかを三つの観点から調べてゆく修行で、今日の自分がどういう経緯でこの性質と生活を得たのかを辿ってゆくのです。(詳しくはまたの機会に)
 我がM&U SCHOOLでも、時々、内観法の授業を行いますので自身の悩みやこれからの指針に迷いのある方は、お越し下さい。
 釈迦「三世両重の因果」でシッカリと説いているように、過去の所行が現在を司り、現在の所行がこれからの己の未来を形作るのです。お釈迦さまは、
 「現在の果を欲すれば、過去の因を見よ。未来の科を欲するなら、現在の因を見よ!」
と、端的に答えています。しからば、現在の最先端科学といわれている「量子論」の観点からいえば、時間の三要素(過去・現在・未来)はその法則性(既に全ての事象は決定されていて、それを我々が夫々の判断で行く道を定めているように見える)の通りに我々は進んでいくのです。だから、私たちはその在り方(時間の存在の仕方)に気付いたとき、思い通りの人生に修正することができる(可能性が生まれる)というのです。従って、人の人生が千差万別に感じるのは、その人間が既に“法則的に”定まっている「道」を、自分の所業(行動と思考)で選びながら歩んでいる(体験している)ということです。最近の天文学でも「パラレル・宇宙」の存在を叫ぶ科学者もいるように、我々はこの世だけではなく、色々な宇宙(世界)に移動できるというのです。

 

★★フルートを持った初日は保健室!★★

 私がフルートを吹くようになったのは、中一の入学式の次の日に、第三線校舎(今中で一番古い木造校舎)で、前から右手に竹刀(しない)を持ってやってきた得津武史先生に出逢い、「ブラバン入れ!」と言われ、私は父から
 「ブラバンだけは入るな!練習がきついよって勉強が疎かになる」
と釘を刺されていため、それと右手の竹刀が気になって、その時は「No!」と答えてしまったのですが、翌日優しい顔をした廿日出(はつかで)先輩に出逢って、
 「君、一年やろ。ブラバンに入って、僕らと一緒に音楽やらへんか?そして、日本一になろう」
と、誘われたのです。昨日、得津先生のダミ声と竹刀に恐れおののいていた私も、三年生の廿日出(はつかで)先輩の優しそうな声と態度、そして小学校の頃から抱いていた音楽への感動が一気に吹き出してきて、父の禁止令に対しても不思議なくらい“勇気”が生まれて初めて湧いてきたのです。そして音楽室に連れて行かれ、先生の前では、
 「おまえ、楽器は何が吹きたいんじゃ?」
と質問され、その時私の知っている楽器の名前は「喇叭(ラッパ)」と「太鼓(たいこ)」しか知りませんでしたので、ラッパが吹きたいです。というと、先生は即座に、
 「歯(は)~見せてみぃ!」そこで私は「イ~ッ!」と歯を見せたところ、
 「アカン!フルートじゃ」と私の一生が決まった瞬間でした。トランペットを吹くのに重要なのは“歯並び”なのです。しかし中一(12歳)の私は2ヶ月ほど前まで、乳歯がまだあって、それが抜けたところだったのです。
 だからラッパには不向き!だから、得津先生は、私に笛(フルート)を指名したのです。それに廿日出先輩がフルートだったことも大いなる決定要因でありました。この間、約30秒!人間の人生などというのは、このようなイージーな要因が影響するのです。
 初めてフルートを手にした時、小学校で最も苦手だったスペリオパイプ(縦笛)が横になっただけで、音色もさほど変わらない「つまらない楽器」という印象しか在りませんでしたが、本格的な(キーの付いた)楽器を手にした歓びが先行し、一所懸命に練習しました。
 フルートを持った初日、全く吹けませんでした。その訳は、フルートは縦笛と違って大量の息が必要なのです。小柄だった私は何とかマウスピースで音は出たのですが、この大量の息に対抗して「フーッ、フーッ!」と思い切り吹き続けていたときです。急に“目の前が暗くなり”気が付けば「保健室のベッド」に横たわっておりました。
 私が初めて「内観法」を体験した時に、このように遙か昔のことが蘇(よみがえ)ってきて、自分の心が暗雲の中にいた(自分が自分をその環境に追いやっていた)ことに気付いたのです。

 

  この続きは、来週のお楽しみ……('-^*)/