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成功への道しるべ！この世は全て催眠だ718
〜突然の訃報！〜
先月の最終日1月31日の早朝、西宮の市会議員の先生からLINEが入りました。内容は私が「おもいで酒」を作曲する契機となった、当時西宮市の市会議員で元県会議員の今西えいじ先生が亡くなられたという“訃報”でした。
奇しくも、この今週の喝のアーカイブスで先生との出逢いの所を掲載中の出来事で、まさにあちらから我々に何かのシグナルを送ってくれたかのような共時性でした。
今西先生は関西学院大学の応援団総部吹奏楽部の出身で、最年少（24歳）で西宮市議会議員に立候補し、見事に当選し、以後吹奏楽発展のために、また西宮市への多大な貢献で、西宮の有名人。私とは２期目の当選で、我が師・得津武史先生の所に挨拶に来られたのが初対面です。
その時のことは、鮮明に覚えています。初対面で一気に意気投合し、その場でご自分の後援会の「青年部を作りたいので協力を……」と依頼を受けたのです。そして、「その会の名前も考えて欲しい」と言うことなので、“よこぶえの会”（私がフルーティストなのと、横の繋がりを第一に考えようという両方の意味を兼ねて）にし、早速その会の歌を作ろうと言うことになり、瞬時に作曲し、我が母校・今津中学校吹奏楽部の演奏でレコーディングをし３期目の選挙の時には、関学のバトン部を選挙カーの前をこの曲をバックにバトンに振り付けをして先導させ、２位と倍以上の得票差でトップ当選をするなど、話題作りには事欠かない地元の人気者でした。
今西先生から最後に連絡があったのは、昨年（２０２３）の８月でした。即、「一献を」ということになったのですが、先生の方から「実は……」とご自分が“癌”を患って「２０２２年に手術をしたけれど、再発して……」と事情を話され、私は首を長くして待っていた矢先の連絡に、私は「思い立った時には、絶対、逢っておくことが大切だ！」と感じ入った次第です。
★★思い出深き縁もやがて終焉が……。★★
今西えいじ先生と私は、若い時はその風貌が頗る似ていました。そこで３回目の選挙の時、今西先生から「梅忠、頼みがあるねん！」と選挙前にある依頼がありました。その内容は、ご自分が夜演説会を開いている間、選挙カーが遊んでいる故、私（梅忠）が乗って市内を回って欲しいというものでした。もちろん、これは選挙違反ですが、お亡くなりになった今となっては、これも楽しい思い出ですので暴露致しますと、私が先生の上着の一枚を着て（選挙用の物）名前の入った襷(たすき)を掛けて（一人一本だけ選挙管理委員会より支給されている物）選挙カーに乗り町中を手を振って回ったのです。その作戦は、最初の頃はとても功を奏し、私は少し下向き加減で、声援を送ってくれる道行く人に手を振ると、次の日に選挙事務所に「丁寧な先生やなぁ。私が手を振ったら、キッチリ振り返してくれはった。頑張ってヤ！」とお年寄りから電話が掛かってきたと選挙事務長から聞きました。
私も調子乗りですので、こう言われると益々やる気と勇気が湧いてきます。そして、意気揚々と連日選挙カーに乗り市内を回っておりますと、向かいから、同じ自民党の会派の議員さんの選挙カーが来るのです。普通なら、すれ違いざまに「○○先生のご検討をお祈り致します。」程度の軽い挨拶で済ませるのですが、相手候補の先生も選挙戦真っ只中ということもあって少々疲れておられたのでしょう。路肩に選挙カーをストップさせて、な、何と車から降りて、私どもの選挙カーに候補者先生自身が降りてこられたのです。いくら何でも市会席が隣の先生なら私が偽物であることは一目瞭然です。しかし躊躇は許されません。私も堂々と車から降りて（少々伏せ眼ガチではありましたが）シッカリと握手をして「お互いに頑張りましょう！」と手短に健闘をたたえあう挨拶をして東西に別れて再び選挙カーを走らせました。私の背中は冷や汗が春にもかかわらず流れておりました。この事を事務所に帰って先生に報告すると、「みんな殺気立ってるから、わからへん、わからへん。」と気にも留めていない様子。
後日、両先生とも当選が決まり初会議の時、（やはり少しは気になっていたのでしょう）今西先生の方から、「あの時はどうも・・」と挨拶をしたそうです。すると、「ホンマにしんどい選挙でしたな！」と「全く気付いていなくて、普段通り挨拶を交わしたよ」と報告がありました。こんなことが多々あって、本当に面白い人生を共有させて貰った人物です。この今西先生が、市会議員から一段昇格して県会議員に出馬したときも素晴らしい得票率で初当選されました。勢いというものは中々自分自身では自制できません。そこで、勢い付いて衆議院議員選挙に出馬表明したとき、相手候補が強すぎた！当時の社会党党首・土井たか子先生に、これも僅差で敗北し、それを契機に議員生活に終止符を打ちました。とても潔(いさぎよ)い先生でした。
思い起こせばキリが無いくらい面白い思い出がいっぱいあり、また縁の深い先生でした。これ以上知りたい方は、アーカイブスをご覧下さい。
心より今西えいじ先生のご冥福をお祈り申し上げます。
この続きは、来週のお楽しみ……('-^*)/
