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今週の喝 第972号(2024.01.08~01.14)〜令和6年“甲辰(きのえたつ)”明けましておめでとう〜

潜在意識の大活用・あなたが変われば全てが変わる
成功への道しるべ!この世は全て催眠だ714

 

〜令和6年“甲辰(きのえたつ)”明けましておめでとう〜

 このように呑気な挨拶をしている時、去る1月1日に能登地方で大規模な地震がありました。また、2日には羽田空港でJALと海上保安庁の航空機が衝突、そして九州の小倉では飲食店街「鳥町食堂街」が大火事という、痛ましい事故が多発しております。正に龍(辰)が暴れている感が否めません。
 我々人間は、「天の気」「地の気」「人の気」の三つによって運命が決まります。さすれば令和6年“甲辰”は、先ず地震「地の気」、そして航空機「天の気」が乱れた結果起こったと考えられます。さすれば次は、「人の気」の乱れがやってくるのでしょう。我々人間の力は本当に“微力”としか言いようがありません。「人」だけが「気を抜く」横着な生き物です。これを阻止するには、我々夫々(それぞれ)が気を引き締め、「正常性バイアス」を徹底して排除する心構えを持って、今年の干支“甲辰(きのえたつ)”に相応しい生き様をシッカリと潜在意識に叩き込み、大宇宙の真の姿(天・神)その性質を弁(わきま)えて我々はその下に真摯に位置することが肝要だと私は思います。その為にも「歓びの心で、己自身の旧体制を打破し、創造力を伸ばすべし」
を念頭に叩き込んで、“心を啓(ひら)いて、相手に逼(せま)る”(=挨拶の心)を認(したた)め、我々人間よりも大きな存在があることを徹底して認識しましょう。
 天(理想)・神(法則)は、確固とした存在ですので、我々がどんなに願いを語っても聞いてくれません。その存在は、我々人間の間違いを“苦”によって指摘する様にしていると私は考えます。
 つまり、我々人間にその思考行動が間違っているときに、天・神は“苦”を感じさせることで我々人間に示唆してきます。
 言い換えれば、「“苦”を感じるということは、それを与える存在(=天・神)がいつも我々と“同行二人”ですぐ傍らにいて下さる証」だと思うのです。

 

★★大川氏の術中に見事に填まった私★★

 さて、皆さんはどんなお正月を過ごされましたでしょうか。私は、昨年最後に二見浦伊勢神宮(外宮・内宮)にプレ初詣に行って参りました。
伊勢神宮では、自分の念願、希望、夢の実現などを願ってはいけないと、知り合いの宮司さんから伺いました。あの神宮は、国家安寧や自分の周りの人々の幸福を願う事が肝要なのです。つまり、自分の私心(欲望)を捨て去り、周囲の環境や関係性の整頓から始めなければならないということを教えてくれているのです。つまり、大きな位置(大所高所)から自分を見つめてゆくことが大切なのです。

 このような見地から大川進一郎さんの心中を眺めてゆくと、彼はオーケストラの第二クラリネットとして私の斜め右後ろに座って、(時々ミストーン「間違い」を出しながら)汗をかきかき一所懸命吹いているのです。大川さんには失礼なのですが、第二クラリネットがたとえミストーンを出したとしても、誰も(指揮者すら)ほとんど気付きません。しかし、私の第一フルートの位置からは至近距離ですので、「ギッ!」と睨んだのが縁の始まりです。普通であれば「あの野郎!」と腹を立てるのが常套ですが、大川氏は私に躙(にじ)り寄ってきて、「レッスンを付けて欲しい」と言ったのです。今考えるとこの時点で、既に私は彼の術中に填まっていたようです。
 「梅谷さん、レッスンをお願いします」
と言われたときの気持ちよさから、それまでのミストーンをシッカリと修正して彼を「人が聴けるクラリネットに育てよう」と生意気に思ってしまいました。これでお分かりのように、私の性質は「思い上がりがキツい」のです。今だから言えますが、こんな性質の人間は、他人に簡単に操られてしまいます。
 大川進一郎氏は、昭和9年生まれで、我が母・洋子と同い年です。それどころか、生涯の師・宇宿允人先生とも同級生です。その上、かたや中堅企業の社長、そして、我が師は今迄、その生い立ちを書いてきましたように、その師・近衛秀麿先生の薫陶の下、音楽を徹底的に修得された方ですので、もし「何かで衝突したら取り返しがつかなくなるだろう」ということは、簡単に想像出来ました。しかし、私からみれば二人とも魅力溢れた性質の持ち主です。そんな中、大川氏は私の弟子になるという“奇抜な発想”で私の心を懐柔してきて、今から考えれば後の彼の動向・思考など考える余地もなく、私は真剣に大川氏のレッスンを始めました。
 ここで大川氏の素晴らしい才能は、レッスン中に私の指示や示唆を真顔で受け止め、それはそれはその顔つきや態度全てが真面目そのもの、そして自分が理解できないところは徹底的に(質問を超えて)詰問してくるのです。ですから、レッスンは熱を帯び私も彼のレッスン日が楽しみになりました。そして、やがて私の方から人生の悩みなどを相談するような関係になりました。

 

  この続きは、来週のお楽しみ……('-^*)/