M&Uスクール

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今週の喝 第952号(2023.08.21~08.27)〜「スプーン曲げ!」その極意は“念ずれば花開く”世界の体現〜

潜在意識の大活用・あなたが変われば全てが変わる
  成功への道しるべ!この世は全て催眠695


「スプーン曲げ!」その極意は“念ずれば花開く”世界の体現

 さてさて、「スプーン曲げのための音楽」の依頼がやって来て、何の疑問も抱かず引き受けてしまった私ですが、その依頼者は、“水口清一(みずぐちきよかず)”先生……そう、我がM&U SCHOOLの創始者(になる方)です。この方が我が家を訪ねてこられたときのことです。水口先生を応接室にお通ししたにも関わらず、不思議や不思議、その気配が全く感じられない!確かにソファーに座っておられるのに、人の気配がしないのです。
 そしてコーヒーをお出しして、少し雑談めいたところから、「スプーン曲げ」という俄(にわか)には信じられない核心部に質問を向けました。先ず、「スプーン曲げ」の意義から問うてゆきました。
 すると水口先生は、端的に
 「スプーンが曲がったところを自分のイメージでシッカリと想像出来たとき、人には思いもよらないパワーが生まれる」
というのです。これが、俗に言う“超能力”の正体なのです。但し、大多数の人間は、心の内に自分の生きてきた世界が“絶対”であると思っているため、(この場合はいままで「スプーン曲げ」など挑戦したこともないので)心に疑念が湧き、教えられた通りにやろうともしない内に、うたがい(疑念)の心や、スプーンなどの“金属は固い”という「固定観念」で、挑戦心すら出そうとしません。そこに現れたのがユリ・ゲラーで、テレビでバンバン「スプーン曲げ」を披露してゆきました。
 面白いもので、それを見ていた人間が「あ!本当だ」とスプーンは曲がると信じた途端、その人も曲がったのです。目の前で事実を見せられると、“信ずる”というパワーがその人の心中(潜在意識)に生じるため、同じように「本当はスプーンって柔らかいのかも?」という確証が生まれると、私たちのエネルギーは、「イメージした方向」、言い換えれば“念じた方向”に働き出すのです。
 従って、愛媛の仏教詩人の坂村真民先生が端的におっしゃった「念ずれば花開く!」世界の扉が開いてゆくのです。

 

★★日本人の真心を教えられた最後の世代★★

 そして、大阪梅田にあります大阪駅前第三ビルの細川会計事務所の一室で、「PBI」(Psycho(サイコ) Bionics(バイオニクス) Institute(インスティテュート))という名称でその勉強会を開いておられ、その時に私の作る「スプーン曲げ」用の音楽を奏でて、みんながうまく出来るようにというのです。当初私は、この水口先生のこの話を全く信じられなかったので、作曲依頼を受けている私自身が、唐突な質問をしてしまいました。
 「水口先生、私でもスプーンは曲がりますか?」
後で気が付いたのですが、私が作曲したスプーン曲げの音楽を聴いて私自身がスプーンを曲げることが出来なかったら、「その音楽はインチキ!」という風になってしまいかねません。何はともあれ、もの凄いカルチャー・ショックでした。
 こんなやり取りをしていると応接室の扉が少し(3~5㎝)位開いて、我が妻・裕子がその隙間から“お出でお出で”と手招きするのです。
 「ここで話を聞いてたんだけど、あの方どこかおかしいところがあると思うので、早々に帰って貰った方が良いのでは……?」
と、耳打ちするのです。
 これが“願望実現の世界”と私の最初の出逢いでした。要約すると、
 「私たち人間には、心の奥底に秘めた潜在的エネルギーがあって、それはほとんどの人間は眠らせたままその一生を終える。その潜在的エネルギーは、我々の無意識の領域を司る“潜在意識”の扉を開くことで可能となる。その方法は自分自身(全身全霊)を全て自分が成りたい姿や、求めるものに集中することで、凸(とつ)レンズに太陽光を集めると森林をも焼き尽くす炎のエネルギーとなるように“願望実現”が成される!……従って、私の作る音楽で、多くの人々が集中力をつけ、緩やかな(プラスの)呼吸と共に、自分が求める世界が、既に生き生きと体現されているところをイメージすれば良いのです」。
 文章にすると上記のようになるのですが、要約すると呼吸を緩やかにし、意識を一点に集中させ、その先に自分が「成りたい姿」や「欲しい物」を手に入れているところをキッチリと想像するための音楽の依頼なのです。
 それまでの私は、人は千差万別である故、願望も千差万別だと考えていましたのでこの注文にはホトホト困り果てました。しかし、その頃の私は、“作曲の依頼”など全くなかったので、反面、嬉しくてたまりませんでした。そんなこんなで、色々と話して行くと、私と水口先生の共通の知人にたどり着いたのです。
 この項でも、幾度か紹介したことのある、大阪府大東市の「大川創業」社長の故・大川進一郎氏(私のクラリネットの生徒)の紹介も手伝って私のことを知ったそうなのです。そして阪神梅田駅辺りのプレイガイドで、当時のヴィエール・フィルハーモニックのポスターが眼に留まり、そこで私のプロフィール写真を見て、「この人相の人なら引き受けてくれるだろう」と思って、私に電話を掛けてきたという次第です。ここでも“縁は異なもの味なもの”をシッカリと体現したのであります。

 

  この続きは、来週のお楽しみ……('-^*)/