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今週の喝 第948号(2023.07.24~07.30)〜音楽の三要素は、大宇宙の法則!〜

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  成功への道しるべ!この世は全て催眠689


音楽の三要素は、大宇宙の法則!
                                        
 我が師・宇宿允人先生から教わった最重要ポイントは、何ごとも(音楽に限らず)物事の遂行には、アウフタクト(前拍から心構えを決める)を意識して対処しなければならない。そしてキッチリと、リズムを合わせた上でそのリズムに適宜メロディーをのせ、そのバック背景に空気のように漂うハーモニーをフィットさせる……これは音楽だけに限らず、私たちが生活すること、そして、経営にもピッタリと当て嵌まるから素晴らしい。つまり、音楽の三要素(リズム・メロディー・ハーモニー)は我々の生活の三要素でもあると気付きました。
 これがトリガーとなって、私はいつもゲシュタルト(逆転の発想)的思考でモノを考えるようになりました。つまり、あらゆるものにこの“音楽の三要素”に合致するコンテンツが有るのではないか?というふうに物事の本質を求めようになったのです。そこで、スポーツやビジネス、また茶道や花道、宗教から技術開発まで徹底的に「音楽の三要素に合致するモノはないか」と考えた結果(仮説とも言える答え)からそこに存在する“法則”を求めるような「思考体系」を自分の思考の中に埋め込んでいったのです。
 ここで注意しなければならないことは、答えが決まっているところに、その解答が導き出せる問題を作ってゆくのですから、全くの逆転の発想になる訳です。本来ならば、問題が提示されて、そこから解答を導き出すのですが、先ず“解答”が明示されていて、その解答をどの角度から見ても正しい“論理”を構成してゆくのです。この考え方は、数学の方程式で「X」を求める方程式の“解”を求めるのと同じです。この気付きも、逆転の発想で、以前に学んでいることを、我々は「忘れていた」に過ぎないのです。子供の時より我々は、常にテストされる側(解答を導き出す)にいたために、先生たちの思考(問題を作成する)側の形態が出来ていなかった……というより、思念に上がってこない思考形態を自ら形作っていたのです。強いて言えば、我々は常にチェックされる側にいるというバイアスに入ってしまっているといえます。これを私は、“受け身バイアス”と名付けて、自分自身が常にゲシュタルトの心構えを失わないように注意しています。

 

★★邂逅(かいこう)を導き入れる精神を創り出せ!★★

 このように自分は分かったようなことを言っていますが、人間の心の中心部には、「面倒くさい」という“怠慢な心”が常に顔を出します。と言うことは、この「面倒くさい」を払拭すれば、チェックを受ける側からチェックする側……つまり、問題を解く側から、テストする側になるのではないかと考えるようになったのです。そこに横たわる人間の最も捨て去らなければならない「怠慢性」そのものは避けて通れないものであることを認知し、それに立ち向かってゆく“気概”を育てることこそがその為のパスポートだと私は考えるようになりました。このパスポートは、よほど持って生まれた「気概」がない限り、自分のものとすることは不可能ではないかと思うくらい厄介な性質です。だからこそ“邂逅”(人生を変えるような出逢い)が起こった人間にのみ、お腹の底から湧いてくるエネルギーだと確証を得ることが出来ました。
 ここまでのことを統括すると、
①人はゲシュタルト思考を身につける必要がある。
②その為に、自分の心の奥底に横たわる「面倒くさい」という怠け心を払拭しなければならない。
③それには、自分自身を叱咤激励してくれるような邂逅が起こる必要がある。

 さて、ここで①と②は自分の「根性?」で何とかなりそうな気もしますが、「人間の敵は常に内側(自分側)にあり!」つまり“克己(こっき)”(自分を陶冶(とうや))する必要があります。その上、③の“邂逅”は己の意志ではどうにもならない「出逢い」という神の領域のタイミングが関わってきます。
 このコラムでも、しょっちゅう話題に取り上げていますが、私の出身校である西宮市立今津中学校の吹奏楽部が、何故日本一や金賞を二十数年に渡って獲得できたのは、上記三箇条を顧問の得津武史先生がグイグイ引っ張っていってくれたからです。それも中学時代という感性をシッカリ育む時期の邂逅ですからもう“神様”(大宇宙の法則)の仕業としか思えません。
 以前にも書きましたが、この得津武史先生も、私たち生徒の立場から言うと「鬼の○○」でしたが、その得津先生ですら、宇宿允人先生との出逢いは、まさしく邂逅そのものであったと私は思います。そして、この邂逅を自分の人生に活かすための最重要ポイントは、得津武史先生の芯に根付いた“素直さ”というその心根の在り方にあったように思います。私も、この世に生まれて、このように素直な(そして、厳しい)先生方と邂逅できたのも、神様の思し召しのように感じます。

 

  この続きは、来週のお楽しみ……('-^*)/