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今週の喝 第222号(2009.7.20〜2009.7.26) 氣の力を知ろう(29)〜病は氣から〜

潜在意識の大活用・あなたが変われば全てが変わる
潜在意識ってどんなもの?

氣の力を知ろう(29
〜病は氣から〜

 氣が病むことによって病気になるという東洋医学の考え方は、西洋医学にはありませんが、実際にインフルエンザの流行時も目標や目的がハッキリとして、“やらなければならない事”が在る人間は、何もない者よりも罹患率が低いことが証明されています。また、思い悩むことが多かったり、我慢する事象を多く抱え常に心の負担が在る人間は、癌や脳卒中などの罹患率が高まることも統計上分かっています。
 現在、日本人の寿命は世界でも有数の長寿国となっていますが、それは医療の発達や医療体制の強化によって為されたものであって、健康で長生きとなるとその数はグッと少なくなります。日本の場合、寝たきりや要介護で生きながらえている人がどんなに多いことでしょうか。
 健康で長生きをしている人を調査しますと、食事や仕事などで決してオーバーワークをしていません。その上に、青春時代から壮年期に掛けて、夢や希望があり、物事に対する考え方においてもクヨクヨせず、いつも自分の運命を大らかに受け入れ、年老いてからは次世代の者に、まさに「老いては子に従え」のことわざの如く逆らわず、問われれば自分の人生訓話を楽しげに話してくれます。いつも、命そのものに方向性を持たせ“氣”を放出する生き方を選んでいるのです。
 西洋の唯物論(見えるものだけを基準にした思考法)では、回答を得られない事象も、氣を研究することで回答が得られるようになってきたため、現在、サイモントン療法(イメージを用い癌などの難病を癒す心理療法)やアプライド・キネシオロジー(ジョージ・グッドハート博士の創始。筋力テストやO(オー)リングテストを用いて氣を計り、治療法を見つけて行く)といった、心と身体の関係を重要視した病気対策が盛んに行われるようになりました。

=健康の要は人間関係に在り=
 は、我々人間の人生の活動の起源であるばかりではなく、健康状態の根本的要素でもあり、またその健康や思考の状態が生き生きとしていることによってもたらされるあらゆる能力開発に対しても、とても重要な役割を果たしています。
 人間が問題に苦悩し、精神的にその問題によって“固着状態”に陥ったとき、上半身より上に氣が昇り逆上(あが)った状態になり、背中を丸め、頭を抱えるような姿勢になり、健康のバロメーターである“正姿勢(せいしせい)”が崩れます。
 人間は何事も継続することによって、癖化(無意識化して癖の状態にする)を起こすように作られていますので、背を丸め、氣が昇った状態を長く続けると、常にマイナス思考が通常の思考となるのです。心と身体はこのように密接に関係していて、その仲を取り持つのが呼吸です。呼吸は吐くことと吸うことの単純な繰り返しですが、ここにその人間のプラス思考マイナス思考かの分岐要素を秘めているのです。そして、背筋が伸び氣が臍下(せいか)の一点に落ち着いたとき、呼吸も深く穏やかになり、そこに“上虚下実(じょうきょかじつ)”が実現されるのです。
 すると、体内の臓器が生き生きと活動しだし、先ず、血流が正常になり、全身の細胞に活力がみなぎってきます。そして、五臓六腑の働きが正常化され、脳にも栄養がしっかりと行き届いて爽快な思考能力を得ることが出来るのです。その時の身体は、まさに“頭寒足熱(ずかんそくねつ)”状態で、下半身がエネルギーで熱気を帯び、頭脳思考が冷静に行われる理想状態が体現されるのです。
 健康三要素「正姿勢(せいしせい)・上虚下実(じょうきょかじつ)・頭寒足熱(ずかんそくねつ)」の状態は、密接に我々の思考状態とつながっていることが分かれば、常に自分の思考状態をチェックして、それがプラスかマイナスかで自分制御を行うことが出来ます。また、鏡を見て正姿勢が崩れていれば、それを直して行く事で体調を自己検査することも出来ます。しかし、文字で書くのは易しくても、実際にこれらを司っている中枢は無意識である潜在意識が行っているため、ほとんど不可能です。(ガクッ!)
 そこで、人は目の前の人にそれをしっかりと見てもらうことで補うことが出来るのです。これが円滑に行われるための人間関係構築こそ、あらゆる問題を解決するネックなのです。

(追伸)
 皆さんにお読み頂いている「今週の喝、潜在意識の大活用」も、今週で200回を数えました。4年近く、人間の成功について、先人達の智慧、健康など皆さまにお伝えして参りました。これからも益々充実した内容でお伝えいたしますので、どうぞよろしくお願いいたします。

(編集部注記)
『今週の喝』はホームページ上では第222話となっています。当初は編集部にて執筆していましたが、第23回目の『潜在意識ってどんなもの?』より梅谷学長に執筆をお願いしています。そして今回が丁度記念すべき第200回目の執筆となりました。これからも引き続き梅谷学長には執筆をお願いしています。乞うご期待!!

この続きは、また来週……('-^*)/