M&Uスクール

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今週の喝 第207号(2009.4.6〜2009.4.12) 〜氣の力を知ろう(14)場の空気を変える努力こそ、固定観念打破の初期起動!〜

潜在意識の大活用・あなたが変われば全てが変わる
潜在意識ってどんなもの?

氣の力を知ろう(14)
〜場の空気を変える努力こそ、固定観念打破の初期起動!〜

 人間は、常に固定観念を持つように出来ていると言って過言ではないでしょう。その固定観念に向かって、新しい概念を創り、それを用いて旧体然とした相手の固定観念を破ったとき、革命は成功し体制が新しくなります。そして、その成功が又、固定観念化され、それを打ち破る人間が出てくるというのが栄枯盛衰のパターンなのです。ナポレオンも織田信長もみな新しい戦法を編み出し、又時代と共にその戦法が破られたのです。
 これは、人の氣は常に意識していないと滞る性質がある証拠です。サミエル・ウルマンが彼の「青春」という詩にしたためているように、常に夢を持ち続け、探訪心や勇気を心の底から湧き上がらせる心意気のある時代を青春というと宣うように、氣が固定化し、パターン化した行動様式を取るようになったとき、人は老い、国や会社は滅びるのです。
 先回も書きましたが、「氣は命の方向性」です。そして、水と同様に、絶えず流れを与えておかないと、腐敗し使えない物となってしまうのです。従って、人の氣も、常に方向性を持たせ変化させておかないと正常な働きをしなくなります。小、中学校時代の席替えや、学年事の担任交代はその良い例で、気分が変わることによって、意欲も新たになる効果を狙ったものです。
 社会人になって、就職や結婚というロングライフに於いて、当初と変わらずモティベーションを維持している人がいますが、これは、学校時代の席替えや担任入れ替えのような人間交替ではなく、考え方や環境にバリエーションを付けることで、己の氣の保全を上手くやっているのです。
 また、取引先とその条件で膠着状態になったとき、よく「河岸(かし)を変えよう」と空間を変えます。こんな簡単な場の流れの変化でも、面白いほど局面が変わることがあります。これをポジショニングの変換と言います。

=氣の流れを変える方法を身につけ、主導権をとれ!=
 会社での会議、学校での授業、家庭生活のどれをとっても沈滞し、集中力が欠け、人間関係にギクシャクしたものを感じてきたら、内外共に氣の流れを変えることによって新しい見地が開け、そこに新鮮な感覚やアイデアが湧いてくるのを体験した人も多いでしょう。会議室や教室の窓を開けるだけで恐ろしいように場の雰囲気が変わります。しかし、一般的には、長時間同じ状態に置かれ重苦しい空気になっているにもかかわらず、積極的に新たな雰囲気作りをしようとする人間はほとんどいません。それだけ、氣は無意識のものであり、その氣を改めてしっかりと研究した人間が、氣の主導権(氣の操作法)を持つことが出来るのです。
 窓を開け、空気を入れ換え、深呼吸して酸素を体内に取り込む行為は、身体の氣を内部から切り替える最上の手段なのです。取引時の「接待」で、何かを飲み、食べることと併用しながら商談する、または会社の現状打破の会議を食事と併用することも、新たなエネルギーを体内に取り込むことになるので、とても前向きな方向に氣が流れます。
 食べるという行為は、薬石と言って薬の効果をもたらします。それは、身体を内側から温め、空腹が満たされることによって、身体にエネルギーが満ち、その結果、氣も満ちてくるのです。食事を取ることによってフッと良いアイデアが生まれたり、今まで悲観的に考えていたことが前向きになったりした経験を持つ人は少なくありません。逆に、空腹だと、思考も後ろ向きになって暗くなり、また腹が無性に立つという人もしばしば見かけます。(食べ過ぎは禁物!)
 コーヒーブレイクなど、このような氣の操作を研究したことのない人でも、自然な行為として用いています。このように場の流れを変えると、そこにいる人間の氣も刺激され、エネルギーとして身体から放たれます。
 気配りの心を養うためには、このように氣の流れを感じ取り、氣を放つ事へ意識集中する練習が必要です。氣とイメージは、紙の表裏の関係です。従って、氣を放つとは、体中のエネルギーを、環境を変えたり身体に新鮮な空気を取り入れたりすることによって、今一度、自分が望んでいる方向は何かを再確認し、新たなアイデアを湧きだたせることを言います。そして、そのイメージがだんだん精緻になるに従って、自ずからのエネルギーがその一点に集中し、さらに、能動的になり、物事が自分の思った方向へ行くように心と身体が動き出します。それが、場をコントロールする能力となって、主導権へと発展して行くのです。


この続きは、また来週……('-^*)/