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今週の喝 第787号(2020.5.18~5.24)この世は全て催眠だ(528)〜ちょっと考えてみましょう その6〜

潜在意識の大活用・あなたが変われば全てが変わる

潜在意識ってどんなもの? 

この世は全て催眠だ(528
ちょっと考えてみましょう~その6〜 

 新型コロナウイルスの話題も本当にうんざりしてきましたので、今回をもって終了とします。
 先週の“その5”で私は新型コロナウイルスを、
 「単なる風邪の一種で、罹患率は1万人に1人、重篤(じゅうとく)率は40万人に1人。5月16日現在で厚労省の発表では、死亡者数は合併症で亡くなった人も含めて748人と報告されています。この数が多いか少ないかは、それぞれの観念の問題ですが、通年のインフルエンザの死亡者数が約3千人、合併症を入れると約1万人にのぼります……」
と書きました。これを読まれた方の中には、
 「あれだけ世界中が騒いでいるコロナが“単なる風邪の一種”であるはずはない!」
と、訝(いぶか)しく思った方も多くいたのではないでしょうか。私が“単なる風邪の一種”といった根拠は、先ず、新型コロナを発病した人の“症状”が一般の風邪と何ら変わりないからです。
 「喉の痛みや咳、鼻水やクシャミ、そして、微熱が4日間ほど続くか、または一旦38度以上の高熱がでた後、平熱に戻り、『治ったかも』と思って仕事復帰して周囲に感染させる。そして、ウイルスが肺に入り重篤化した時は肺炎を併発し、人工呼吸器を使っての治療の場合もあり、最悪は死亡に至る」
と、このように言っていますが、今、冷静に読み返すと、その症状は“普通の風邪”と何ら変わりません。しかし、この報道の初期に、人工呼吸器を付けるまで重症化した“志村けん”さんが亡くなりました。また、最近では、
 「大相撲新型コロナ感染の力士“勝武士(しょうぶし)”が死亡28歳!20代以下は初めて」
と大々的に報じられました。この二つの症例も、本当の死因は、志村けんさんの場合は、タバコの吸い過ぎからの肺炎の合併症。勝武士は重度の糖尿病から来た「多臓器不全」の合併症で重症化した上に、不幸にも病院のたらい回しに合い、死に至ったのです。そして、西村康稔(やすとし)経済再生担当大臣も、
 「この戦いは、長期戦になる覚悟を国民に求める!」
と我々の不安を煽ります。

 

★★コロナに罹らない方法!★★

 このように書くと、「梅谷はコロナ災禍を軽視している」という向きも現れそうですが、軽視しているのはそのように思う御仁の方です。まず、「単なる風邪」は、人間がこの世に出現して以来、ずっと我々の肉体を脅かし、現在でも「風邪は万病の元!」といわれるように合併症を引き起こして、話題に上らないだけで一向に死者はなくなりません。
 そして、いわゆる“普通の風邪”とインフルエンザの違いを検証しても、普通の風邪は、身体の体温が低下した時に代謝機能が不活性となり、他の病原体の侵入を許して罹患します。インフルエンザはウイルス感染によって罹患しますが、1940年代に電子顕微鏡が発明されるまでは、その存在すら証明できませんでした。しかし、その症状は代謝機能低下の風邪とほとんど同じ症状で、その罹患時の個体(個人)の体調によってその重症化が変わります。則ち現在、喧(かまびす)しく“新型コロナ”を特定していますが、“普通の風邪”を我々は侮っていただけなのです。
 YouTubeで、女性薬剤師の方々が、
 「重症化していないコロナ初期の症状は、“ベンザ”などの市販薬で症状が緩和されます」と喧伝しています。これを私の親しい甲子園のコーワ薬局の薬剤師に尋ねると、
 「それは、言い過ぎでは……。何故なら、風邪薬は総てが対処療法でしかないので、そのような流布が安易な人間を生むかも知れないですね」
 そして、西村大臣「この戦いは長期戦」と言いました。普通の風邪も、
 「有史以来の長期戦で、未だその完治法は見つかっていない。そして未だ、完治薬としての特効薬はこの世に存在しない!」
のです。
 もちろん、症状を緩和する薬はありますが、根絶するようなものはウイルスが刻々姿を変えるため、これからも存在しないでしょう。緩和だけならば、先の女性薬剤師のYouTubeでの言は正しいのです。インフルエンザも然りです。つまり、これから永遠に私たちは新型コロナウイルスと併走してゆく運命にあります。その為には、孫子の兵法「彼(か)を知り己を知れば、勝ち則ち危うからず……」の格言をシッカリと心に認(したた)め、コロナを徹底的に知ることから、“共生”の手立てを考えることが肝要です。
 ウイルスは細菌と違い、自力で成長や増殖(自己複製)はできません。人の身体の中に侵入して、その環境(血圧・脈拍・呼吸・体温=バイタル・サイン)がそのウイルスに適合したならば猛烈に増殖します。ここが、細菌との大きな違いです。そして、細菌などとは比べものにならないくらい小さいので、その正体を中々突き止められませんでした。しかし、小さいが故にそのメカニズムはシンプルで、DNAのような二重螺旋(らせん)構造を持たず、メッセンジャーRNAと呼ばれる橋渡し的な存在のみで複製されるのです。しかし、これがくせ者で、DNAのように二重螺旋は、複製するときチェック機構が働き、あまり複製ミスが出にくい仕組みですが、コロナのように1本のRNAのみだと、ミスがあるとそのまま次世代に継承されてゆきます。現に、2月3月の流行コロナウイルスと4月以降のコロナウイルスは微妙にRNA配列が変わっていることが分かり、前者を武漢型、後者をヨーロッパ型と区別しています。つまり、進化とまではいかないまでも、コロナはその構造がシンプルな分、どんどん変化してゆくので、ワクチンを開発しても、インフルエンザ同様にイタチごっこの相を呈します。
 ならば、我々の体内に存在する自然治癒力である“免疫”を活性する以外ありません。免疫は“気”と深く関わり、気は“命の方向性”ですから、その生き様に大きく影響を受けます。そして命は、「心と身体」から成り立ち、コロナに限らずウイルス性の病は“身体”だけに罹ります。従って、健全な精神を身体に宿し、精神力と体力を強化することで免疫力を増し、総ての病の防御に当てるのです。
 初めに言ったように、“風邪”を侮る心がコロナをのさばらせ、重篤化の最大要因となります。そして、ウイルス自体では自己増殖できないという最大の弱点を知り、“罹患しないように最大の注意を払う”ことが肝要です。ざっくり言えば、
 「一般的な風邪を引き、それで会社を休むような気の抜けた人間が、新型コロナを防ぐことなど到底不可能!」
なのです。つまり、全てがその人間個人の気構えにあるのです。

 

  またまた、来週……('-^*)/