M&Uスクール

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今週の喝 第782号(2020.4.13~4.19)この世は全て催眠だ(523)〜ちょっと考えてみましょう〜

潜在意識の大活用・あなたが変われば全てが変わる

潜在意識ってどんなもの? 

この世は全て催眠だ(523
ちょっと考えてみましょう

 現在、世間はコロナ禍パンデミックで、みんなが右往左往しております。相手は目に見えないウイルスとの戦い、その上、未だに開発されない予防薬と治療薬。そして、若者達や中年の公共性を欠いた人間達が正常性バイアスに冒された自分勝手な行為行動によって、クラスター(集団感染)の温床となっています。また、医療関係者の中にも陽性反応者が出るなど、恐ろしい世間の形相です。
 しかし、私たちは今、冷静になって立ち止まり、この災禍の成り立ちをシッカリと観察する眼が必要だと思います。もちろん、政府や地方自治体の言うことは守る義務があることは確かですが、彼等が我々一人一人の生命の保障をしてくれる事はありません。そして、戒厳令が出された訳ではありません。私が見聞した範囲でも、報道がもたらす情報には俄(にわか)に受け入れられないものが存在します。
 本来ならば、このコラムは、いよいよキダタローさんの司会で「今津音頭」発表会の模様を書くべきところなのですが、皆様のお許しを(勝手に)願って、今私たちM&U SCHOOLのメンバーが為さなければならないことを、お伝えしようと思います。
 コロナウイルスに限らず、毎年冬になると猛威を振るうインフルエンザは、毎年1000人から1万人の範囲で死亡者が出ています。こんなに開きがあるのは、その死亡原因が大抵の場合、合併症で起きているからです。しかし、それが“話題”にならないのは、タミフルやリレンザと言った治療薬に加え、予防接種体制も確立されているからです。志村けんさんもコロナで亡くなりましたが、彼はヘビースモーカーでした。私は、タバコとコロナの相性が良いのだと思います。
 それから、皆さんはおかしいと思いませんか。現在の時点でも死者の数が圧倒的に多いインフルエンザが話題にならず、致死率が日本で1%以下(員数的表現でスミマセン)の新型コロナばかりが取り沙汰されるのは何故……。

 

★★今は「時間」を最優先に……!★★
 先ほども書きましたが、コロナは見えない!治療薬が開発されていない!……この二点に恐怖の対象があります。しかし、我々庶民が右往左往している間も、このウィルスを眼前に置き、防御態勢を完全にしながらも薬の開発に従事しているすごい勇気の持ち主もいるのです。
 彼等は、それに立ち向かう(能動的)態度で、完璧な注意と共に日夜戦い続けています。この状況は、フランス大統領マクロン氏が言ったように、「これは戦争」なのです。戦時体制ならば全ての様相は変わってきます。
 医者は平時ならば重症患者から治療をしますが、戦時下では軽傷者から治療をするように指導されています。何故なら、戦える者から治療しないと、戦力低下が起きるからです。このような考え方を“トリアージュ”といいます。
 そして今、医療現場では癌患者を自宅待機させて、コロナ罹患者を受け入れだしたところもあります。これは、癌は個人的な病気ですがコロナは伝染するため社会的被害(大勢に及ぼす)が有るからです。これは一見、酷な選択のように思いますが、やはり社会から見れば、個よりも全体を優先するのが正しい考えです。
 そして今、医者はヘトヘト状態ですが、彼等とて人間です。体力低下による免疫不全に陥ったら彼等の罹患率も上がるでしょう。そしてその上に恐怖心が生まれたら、それこそ本当の医療崩壊が体現されます。彼等がこのように疲労困憊する背景には、単純にコロナの患者数増大だけではありません。一般庶民達が、医療現場に対して完璧を求めすぎた結果、患者やその家族からクレームが無いようにする様な態勢になっているからです。
 またコロナの薬も、各方面で必死になって開発中ですが、既存の薬で結核予防の“BCG”、虫下しの“ストロメクトール”、インフルエンザの薬“アビガン”、それにエボラ出血熱の為に開発された“レムデシビル”などが効くかも知れないと薬剤師の方が言っていました。では何故、それを今投薬しないのか……?それは、まだ正確な薬効が確かめられていないために、患者一人一人の承諾を書面で取るという手続きが必要で、それに時間がかかっているのです。それも、その薬がもしかして全く効力が無いか、大きな副作用が有った場合の責任問題を考えてのことです。これに類似したものに“都市封鎖”(ロックダウン)の利害関係があります。我が心華寺でも、新入社員研修は全て無くなりました。それでは、その会社は封鎖しているのかといえば、運営している会社がほとんどです。社会的に目立ったところや、社会性を無視しやすいナイト産業や飲食業ばかりがやり玉に挙がっているのが実情です。平気で禁止令を出し、その補償はいずれ考えるといった非現実の対応は、それこそ最前線の戦場を体験した人達からみれば、失笑の沙汰でしょう。
 今こそ日本人は、平和ボケの頭を戦時に切り替え全てに対応することが大切です。クラスターを起こした集団の何が原因であったのかも分かる範囲で報道すべきです。ただ単純に陽性者の人数ばかりを言うことは、庶民に恐怖心を与えて逼塞する姿勢を喚起できても、専門家頼みの“烏合の衆”になってしまうだけです。
 今こそトリアージュに倣い、薬も先ず投薬してからその結果の研究をするように、時間との闘いを最優先にすることだと私は考えます。非常時の研究をしていない日本人は、何でもかんでも逃げれば良いと考えているようですが、石川洋(よう)先生の「人生逃げ場ナシ!」の格言通り、いずれ、天によるホロコースト状態になるやも知れません。
 兵法も「防御態勢を整えてから、攻撃せよ」と宣いますが、「防御」とは、逃げて身を隠すことではありません。積極的に敵を研究し、その弱点をいち早く叩くのです。孫子にも
 「兵は拙速を聞くも、未だ巧の久しきを賭ざるなり」
とあります。
 朝ドラ「エール」で主役、古山裕一(古関裕而)の妻になる関内音(おと)のお父さん関内安隆が音に言った言葉が、今の日本へのエールだと思います。
 「やらずに後悔するよりも、やって後悔する方が良い!」

 
この続きは、来週のお楽しみ……('-^*)/