M&Uスクール

潜在意識の有効活用を教える学校”M&Uスクール”のサイト

今週の喝 第594号(2016.9.5〜2016.9.11) この世は全て催眠だ(336)〜この世の全てはバイブレーションで結ばれている!?〜

潜在意識の大活用・あなたが変われば全てが変わる
潜在意識ってどんなもの?

この世は全て催眠だ(336
〜この世の全てはバイブレーションで結ばれている!?

 この世は全てバイブレーション(波長)によって成り立っています。人間同士が引き合うのも、未だ心の波長(=心波)は発見されていませんが、そこに美しいサウンド(調和)が起こっているからだと確信します。
 “気”とは、心の向く方向に出るエネルギーですから、眼には清(さや)かに見えねども、心では「やる気」として感じます。そして、そのエネルギーの方向性や強弱によって、自分の持つエネルギーや周波数が、相手の波長と合致したとき、出逢いという形で体現化されます。
 人は、いくら多くの人間がいても、周波数が協和音を奏でないのなら、人間砂漠と化してしまいます。さすれば、多くの人間の存在が、世のバロメーターではなくて、己の発する周波数にどれだけの人がバイブレーションを感じるかが最重要ポイントとなります。
 現代人は、適当な?高等教育を受けた所為で、目に見えない世界を容易(たわやす)く信じようとはしなくなりました。そして、その風潮とは反対に、“霊感商法”が蔓延(はびこ)り、目に見えない世界から「厄災や不幸のバイブレーション(波動)が来ている」と言って、浄霊、除霊の為と称したグッズも数多く販売され、中には販売カルトぎりぎりの商法を展開する者も大勢います。
 そして、大変難しいのは、目に見えない世界での本物と偽物の見分け方でしょう。
 ところで皆さんは、神社仏閣で少なからずも「おみくじ」を引いた経験はあると思います。多くの人は、おみくじの最上段に書いてある「大吉」ではしゃぎ、「凶」で不吉を感じることでしょう。しかし、その下段にある、細かい生活上の注意点は余り真剣に読む人は少ないように思います。
 
★★「おみくじ」の解釈★★ 
 去年の正月に鹿児島は霧島神宮で「おみくじ」を引いたところ、大当たりの“大吉”でした。とても痛快で「こいつぁ春から縁起が良いぜ!」と歓びに浸っておりました。その歓びが醒めた頃、あらためて下段の生活上の示唆を読んでみると、そこに書かれていたことは、
 「このみくじにあたりし者は、大いなる運勢故身を引き締めて今後の生活を行うべし!」
と、有頂天になるなとばかり注意点が明記されていました。
 そして、今年も同じように「おみくじ」を引いたら、今度は“末吉”でした。ところが下段の生活上の示唆の欄には、
 「次第次第に、運が開けて勢い盛ん。一足飛びに事をなそうとせぬこと。心ながく望みを達せよ!」
と、落ちついて前進すれば、運勢が開けることの示唆が書いてありました。
 もちろんこれらのみくじを作ったのは神道を全うされた神主さんと思いますが、その内容の配慮たるや“感心!”の一言です。
 大吉の運勢では、努力を怠ることへの警鐘を鳴らし、「末吉」では、粘り強く頑張れば将来に光がさすと、希望を持つことの大切さが書かれています。そして、「このみくじにあたりし者」と、それを手にした人間と運勢の関係が縁によって結ばれていることを暗に示しています。
 そこで私は、「みくじ」を考え出した古人達の思惑を考察してみました。宗教施設(寺、神社)は、いつの時代も見えない世界を扱うので(失礼な表現ですが)、疑心暗鬼に陥る人が多くいました。そこには、警戒心と見えない世界への疑念が、一般衆生自身の中で敷居を高くしております。そこに、知恵者が縁日(神仏に縁がある日)を作り、出店や見世物小屋などを呼んできて、アミューズメント的な雰囲気を醸し出し、一般衆生を招き入れました。そして、本殿(本堂)まで来た者たちに「運試し」的要素をふんだんに盛り込んだ「おみくじ」を引かせたのです。そして、そこに楽しみと同時に生活への暗示を暗示したのです。そして、「みくじ」は、せっかく信者となった人達を不快にさせては元も子もないのです。その配慮は、これからあなたが引く「おみくじ」の生活示唆の項を見れば分かります。
 要するに、「大吉」から「凶」まで、運勢と生活示唆は絶妙のバランス感覚で書かれ、人間に希望を与えています。「大凶」があるかどうかは、私は、その運勢に当たったことがないので詳しく知りませんが、そこにも、その時期の過ごし方などとても有意義な示唆が書かれているはずです。
 さて、今日の本題に入りましょう。「目に見えない世界の、“本物”と“偽物”の見分け方」は、「おみくじ」のように、バランス感覚豊かに我々を内的信条から導こうとしてくれているのは“本物”! 。我々に不安感を与え、浄霊除霊など外界から来る厄災が人間を苦しめる故にお祓いするように勧めるのは、大概が悪徳な霊感商法の“偽物”です。
 人生の極意は、明鏡止水の境地を保つことで、それは「おみくじ」のバランス感覚からも覗えます。この安寧を乱すものは、常に不安や恐怖など、自分の内面から湧いてくるマイナス感情です。そこで、明快にするならば、本物は、その人間の運勢は「内面」で決まる故、自分の心構えを整合することを唱えている。偽物は、その人間の厄災は「外界」からもたらされるとして、厄介払いをさせようとすることです。
 ここに述べた、「おみくじ」を含めて全てが催眠誘導であることを察知された方は、決して霊感商法などに填まることはないでしょう。

この続きは、来週のお楽しみ……('-^*)/