M&Uスクール

潜在意識の有効活用を教える学校”M&Uスクール”のサイト

今週の喝 第576号(2016.5.2〜2016.5.8) この世は全て催眠だ(318)〜潜在意識の研究とは、癖付けの科学!〜

潜在意識の大活用・あなたが変われば全てが変わる
潜在意識ってどんなもの?

この世は全て催眠だ(318
〜潜在意識の研究とは、癖付けの科学!

 潜在意識は生命維持装置!……我々生き物は、体内に自動的に命を円滑に育む装置を持っていて、それを円滑に働かせる機械的な統括装置を「自律神経」と言うことを伝えました。
 ですから、健康とは潜在意識の自律神経系が完全に調和され、何も意識的な作用をしなくても、心も身体も爽快である状態なのです。それは常に無意識への記憶=癖付けすることでなされ、その癖付けの方法は二つの経路があります。
 一つは、反復してその動作をすること!いわゆる反復練習することで習熟し、やがて修得するのです。“習熟”とは慣れてきて、その行為行動を容易く行えるようになることです。しかし、まだそこには意識が働いていますので、“自分の心”で自分の行動を舵取りする必要があります。そして、その段階も過ぎて、やがて“修得”の段階になると、それは全てが潜在意識に委ねられて自動的に“反応”します。よく、語学をマスターできたかどうかは、夢をその国の言葉で見ることが出来た時と言われる根拠です。これは、私個人の見解ですが、
 「プロとは、夢の中で(寝ている時)にその仕事に対する計画や対策、また解決法を発想する人間のこと」
と定義づけています。これは、まさに潜在意識(無意識)に「パブロフの犬」の如く、反射的覚知をインプットしたことです。
 二つ目は、要は生き物全てが持つ潜在意識の機能を研究し凝縮した科学である“催眠法”を用いて、直接、それらの行動を顕在意識を通さずにインプットすることです。
 しかし、これには催眠法に習熟した催眠者(催眠術を修得した人)に初めの内は手助けをして貰い、だんだん、自分自身で自分をコントロールする“自己催眠”の回路を作ることが出来ます。
 まさに、私たちM&U SCHOOLは、この二つ目の催眠法を通して、逆に、人間の潜在意識の機能を科学している学校なのです。
 
★★潜在意識に正しい癖付けをしよう★★  
 潜在意識の機能として、先回、森永製菓のコマーシャルジングル「ソ・ラ・ソ・ド」を例に、“般化”についてお話ししました。人間は、心身を問わずあらゆる癖付けによって、その性質や思考、そして行動を決めているのです。
 つまり、癖の科学と言っても良い潜在意識の研究は、言い換えると、それ(潜在意識)をコントロールすることは「人生をコントロールする」と言っても過言ではないのです。
 もう一度確認しますが、潜在意識は無意識にインプットされた情報(プログラム)を自動的に作動させる為に我々生き物は「苦(嫌なこと)」に遭遇することによって、次回、それを避けようとする行為を取る司令塔なのです。
 この機能を、シッカリと確認したのがアメリカの整形外科医マックスウェル・マルツ博士で、サイコ・サイバネティクス(心の機械的制御装置)と名付け、その解説を「幸福への挑戦」という著書に認めて我々を啓発しています。
 潜在意識は、我々が反復練習であれ、催眠法であれ、そこに心の方向性(気)を向けたならば、その気のパワー(念)の強さによって自動機制の力も強くなってゆきます。いわゆる、「執念」とは、意識ではなく、意識を反復した結果、無意識(潜在意識)にその思考がインプットされた状態を言うのです。この時に、正しく潜在意識をコントロールする術を身につけていれば、その目標は必ず達成し、その達成感が再び潜在意識にフィードバックしてインプットされ、ますます物事の成就に対する遂行能力が増し、その人間の「自信」の強化に繋がります。
 しかし、ひとたび間違ったり歪んだ手法で物事を遂行し、それが達成されたなら、その歪んだ手法そのものが潜在意識にインプットされ、それ以降、何をやるにも歪んだ方法で物事を捉え、行為行動を決定します。
 具体的に言うと、正しい潜在意識のコントロールとは、自分だけではなく自分の周りにいる人達の支持も得ながら、その目標に到達する意志(目的)を明快化し、尚且つその成就のあかつきには、自他共に歓びが湧き、それ以降、人格昇華と威信が増し、周りの支持を得てリーダーとしての在り方を体得して行きます。しかし、間違ったコントロール法……それは、己自身の欲望や憤怒、報復(リベンジ)の心で物事遂行の糧としたならば、周囲の人間は、その利害が一致した人間には共感性を得られても、やがて必ず不愉快が生じ、人間関係分裂の憂き目を招きます。また、利害で共感した人間は、利害が相反すれば敵同士となり、やがて骨肉相食む状態が生み出され、やがてその共感性は潰え去ってしまう運命にあります。俗に「金の切れ目が縁の切れ目」と言われるような状態であり、欲得の接着剤はとても脆いことを示しています。
 しかし、人間は人生経路に於ける癖付け(潜在意識にインプット)したものは全てが「正しい」と錯覚するようになっているのもまた潜在意識の法則です。これを是正するには、自分と周囲の関係が欲得に依るか、歓びの共有かで判断できます。つまり、「我(が)」=自分の方向から見た正しさか、「義(ぎ)」=双方向からの見地かです。

この続きは、来週のお楽しみ……('-^*)/