M&Uスクール

潜在意識の有効活用を教える学校”M&Uスクール”のサイト

今週の喝 第471号(2014.4.28〜2014.5.4) この世は全て催眠だ(213)〜何事も叩き込め!さすれば、知恵は溢れ出る〜

潜在意識の大活用・あなたが変われば全てが変わる
潜在意識ってどんなもの?

この世は全て催眠だ(213
〜何事も叩き込め!さすれば、知恵は溢れ出る

 勉強というのは、一所懸命知らないことや出来ないことを頭脳に詰め込むことだと思っている方も大勢おられます。これは、学校などで学ぶ勉強で、知識の履修(りしゅう)です。
 しかし、社会では、この様な頭脳的優秀性は、それを行動に移さない限り何の意味も持たないので評価の対象とはなりません。しかし、頭に叩き込むプロセスを経ない限り、次の段階である「実践活用」には至りません。ここまでの履修を「訓練」と言います。訓練の「訓」は、「染み込ませる=input」の意です。
 さて、この頭脳レベルの訓練は、「忘却」の憂き目を裏側に持っていますので、それを反復継続することで、段々身につけて行くことになります。そして、それが無意識レベルに到達したとき、思考という頭脳を通さずに、自然に「反応」するようになります。属に「身に付いた」というレベルで、これは潜在意識(無意識)にその訓練成果が到達したことになります。
 京セラ名誉会長・稲盛和夫さん
 「潜在意識に透徹するまで、やり続けよ!」
と、叱咤激励される意味が理解できますね。
 それは、青春の一時期の恋愛にあるように「寝ては夢、起きてはうつつ幻の……」(この短歌、どうもここで終わっているらしい)と、なったとき、その人に本当の恋心(欲望ではなく)を感じたのと同じです。つまり、潜在意識とは無意識ですから、無意識に適宜反応する自分を創ることこそプロ(エキスパート)の証で、この様な人は、逆に今の自分の技術や頭脳レベルに飽き足らず、より高度なクラスへの到達を無意識に模索しますので、何をやってもウォーキング・ディクショナリー(歩く辞書)と言われるくらい、そのエネルギーが伝わって(薫って)来ます。すなわち、訓練のinputに対して、outputです。
 このレベルまで透徹できた人は、何の苦も感じずに生涯勉強し続けます。この様な状態を仏教用語で「薫習(くんじゅう)」と言います。我々は、訓練して頭に叩き込み、薫習するまで反復して身体に叩き込む。そして、その訓練・薫習が自然に出来るようになったとき(潜在意識に透徹した)、その「道を究めた」ことになるのです。

★★学びより、実践!心構えを変えよう★★
 訓練し、薫習のレベルにまで自分を高める事を、下二文字をとって「練習」というのです。練習に向かう覚悟は、無意識に反応するまで己を鍛えることにあります。従って、安易な気持ちで「練習」に取りかかっても、己の血とし肉とする(体得する)ことは出来ません。そこにはシッカリとした覚悟と、それを履修し終えたとき、自分の能力をどのように社会貢献に用いるかという責任感を、練習をスタートする前に決めておかないと何事も成就し得ないでしょう。
 我々人間は、その物事に挑戦しようと思った時点で、既にその事を薫習するまで履修したときと同じ心構えを持つことが重要なのです。古来より、「栴檀(せんだん)は双葉より芳し」……つまり、白檀(びゃくだん)という香水を取る香木(こうぼく)の栴檀(せんだん)は、芽が出た途端(双葉より)に、かぐわしい香りを放つ……大成以前、心構えの時点で、成功失敗は決まっているのです。
 我々のM&U SCHOOLが、開校当初より校訓としてきた、「心構えを変えることによって、人生が変わる」という金言は、人間の目指す“心の陶冶(とうや)”を表しているのです。
 今、この様に「今週の喝…この世はすべて催眠!」が“人生の道しるべ”になるのも、ご理解頂けることと思います。
 この勉強は、面白可笑しいとか、興味があるなどと言った軽い気持ちで入るものでは無いのです。私たちは、人間がどれほど無意識のうちに行動思考し、その結果、自分が正しいという誤った概念でその行動思考を考察して、不幸の原因を外界(世間)の所為にして、自分自身を正当化すると同時に、不幸への片道切符を懐に保管してしまうこの愚かを、質(ただ)すためにも、この勉強は最後までやり通さなければならないのです。
 しかし、この「今週の喝」のように、インターネット・ホームページ上に掲載すると、どういう訳か軽薄な印象を免れませんね。また、以前にも書きましたが、催眠というとどうも胡散臭い響きがしてなりません。また、学者が色々な心理現象や社会現象を専門用語を創作してそれで語れば、やはり専門的な響きがして、一般とは遊離した感覚が支配し、自分の世界とはかけ離れた感じがしますね。
 本当に、現代社会では、素晴らしい学説も、つまらないギャグ同様に一過性のものになってしまう感があります。これも、この様に人生の鍵を握る重要なことを伝える立場の人間が、それこそ私利私欲をベースに学説を打ち立てる風潮があるからに他なりません。
 この項をお読み下さる皆さんにお願いがあります。それは、ここに在る内容は、あなたをこの世で大成させるための金言だと再認識して、知識という頭脳プレーではなく、知恵という知識を実社会に活用する実働型人間へと変身する心構えを持って欲しいのです。
 その上で、色々な催眠技法を学べば、それは全て金科玉条(きんかぎょくじょう)の光りを放つ無形のエネルギーとなってあなたを直接支援することでしょう。

この続きは、来週のお楽しみ……('-^*)/