潜在意識の大活用・あなたが変われば全てが変わる
潜在意識ってどんなもの？
この世は全て催眠だ（１１６）
〜本当の秀逸性とは、集中力と継続力なり！〜
集中力と継続力を身につけることは、成功へのパスポート！
私は、この原則を発見してより、学歴社会が通じなくなりつつある日本の現状……頭脳明晰な人間が政治や経済の中枢を占めながら、一向にその改善が為されない理由が分かりました。
頭脳の善し悪しと、集中力は別の基準であることがハッキリしたのです。いくら学業成績が優秀であっても、その頭脳の良さを私利私欲に用いようとしたなら、それこそ、本来の目標・目的と私利私欲とに気が分散され、分母が2となり、エネルギーが半減してしい、完全な気散状態となります。
私は、過去の戦争や大日本帝国時代のイデオロギーについて賛否を述べるつもりは全くありませんが、少なくとも、明治維新に活躍した志士達以来、さきの第二次大戦終了までの秀才達は、その当時の教育の成果も相まって、皆、自分の秀逸性で国家・天下のために尽くすことを知っていました。
私は今、齢(よわい)60になって過去を振り返り、自分の人生を分析すると、自分の努力など芥子粒(けしつぶ)ほどの価値くらいしかなかったように思います。しかし、何か得体の知れない大きなエネルギーが働いて、今日の自分があることを実感しています。親鸞上人が「他力」と説き、科学者がSomething Greatと呼んだ、我々の思考を凌駕するエネルギー、もしくは一大宇宙心霊とも言われるエネルギーです。
そのエネルギーこそ、我々人類をふるいに掛け、真の秀逸性をもった者達とそうでない者達を選別し、我々には想像も付かない大宇宙そのものの進化のためのパワー作りをしていると考えると、辻褄が合います。（もちろん、これは仮説でありますが、世の宗教全てが同じように感じ、考えていることも事実です）
＝集中と気散……その見分け方は？＝
さて、ここで一つの疑問に突き当たります。
それは、集中しているのか、気散状態なのかは大まかに分かるでしょうが、その集中が心の固執による固着性なのか真の集中なのか、見分けが付きません。現に、亡者と言われる人間達は、金に徹底した執着心をもっているため、一応の成功を収めます。しかし、本人だけがぬか喜びに浸っても、周りにいる人間にその恩恵は全くありません。それどころか、そのような人間が一人いるだけで、不愉快そのものになってしまいます。
本物の集中力・継続力と本物の物欲は、その形態が本当によく似ています。それでは、どのようにすれば、自分自身でチェックできるのでしょうか。
私は、自分自身が集中しているときと、気が散っているときを、自観法でつぶさに観察し、そのデータを下に、他の人達はどうであるか徹底的に調べました。すると面白い特徴があることを発見したのです。
●気が散っている人間は、エネルギーが低下するため
（分母が大きくなる）、何をやっても｢疲労感｣をもつ。
これが、進行すると病気へと移行する。
●心が２分３分されるため、全てに於いてパワーダウンし、
事象と対峙したとき、確信が持てず常に
「恐怖心」や「迷い・惑い」が心を支配する。
●そのため、自分を取り巻く人間に不信感が生じ、
「反発心」が心を満たす。
という、特徴があることに気が付いたのです。反対に、集中力を身につけると、
●１回に一つのことを確実にこなすことに精力を傾けるため、
必ずそこに「達成感･充実感･満足感」が生じるため、
逆に気が活性し「元気」になる。
●心が一つに傾注するとそこに「快さ」が生じ、
それが「勇気」の基となる。
●そして、集中している人間は頼もしく感じるため、
周囲の人々は「期待感」をもって接してくるため、
そこに「調和」が生まれる。
そして、より良い人間関係がつくり出される。
真に良いことずくめの回答が得られます。
我々は、自分が集中しているのか、気散なのかすら無意識のうちに（習慣化して）行っていますので、常に集中するための癖付けが必要です。その為にも、自分の心に「倦怠疲労・恐怖感・反発心」のどれかを感じたなら、気が散っていると思って間違いありません。あれもこれもと気を散らせることで、逆に力が分散され失敗の憂き目に遭うのですから、イライラして「１回に一つのことしか出来ない」と焦らずに、堂々と「一度に一つのことが確実にできる」ことを自分の性質に取り込み、邁進して行く覚悟をするのです。
これも、自己催眠なのです。
この続きは、また来週のお楽しみ……('-^*)/
