M&Uスクール

潜在意識の有効活用を教える学校”M&Uスクール”のサイト

今週の喝 第367号(2012.4.30〜2012.5.6) この世は全て催眠だ(109)〜人は本来成功するようにできている!〜

潜在意識の大活用・あなたが変われば全てが変わる
潜在意識ってどんなもの?

この世は全て催眠だ(109
〜人は本来成功するようにできている!

 無意識(潜在意識)が備えている偉大なパワーと叡智が発揮されると、古来より「火事場のバカ力」といわれるエネルギーが湧いてきたり、思いもよらないようなアイデアがうかんだり、必要なときに適切な人と出逢ったり、思いもよらない幸運に恵まれたり、氣の緩みを戒めてくれるような事象が起きたり……本当に運命的な出来事が多く起こるようになります。
 学生時代にはとても地味で暗かった女性が、同窓会では一番華やいでいた、さほど成績が良くなかったのに大きな仕事に成功したなど巷では良く耳にする話しです。
 このような人は、「突然変異」した訳ではありません。しっかりと無意識で学んだのです。
 今までお話ししてきたように、我々人間の無意識(潜在意識)には、我々を成功に導く偉大なる設計図が生まれたときから組み込まれているのです。しかし、その障害となっているのが、我々自身(我(が))であります。
 我(が)は、生まれた時に既に性質に組み込まれているものもありますが、成長の過程で、自分を取り巻く環境や、そこで巡り会う人々(親、兄弟、近所の人々、クラスメートetc.)、その時代の社会の制度や風習などから強い影響を受け、それを発達させて行きます。ロレンツ博士が鳥のハイイロガンを使った実験で、卵から生まれ、一番初めに接したものを親と認識する実験でも分かるように、あらゆる生物は「環境・制度・編成」というものを己の性質に組み込みながら成長するのです。これを「刷り込み」といいます。
 従って、良い刷り込みならラッキーですが、悪いものが己の我に組み込まれることで、選択肢と優先順位を狂わせてしまうため、失敗がやってくるのです。

=無意識活性の4つの技法!=
 要するに、「心のばい菌、心のぜい肉」と呼ばれる、我(が)やつまらない意地、虚栄心などが我々を脅かす(しかも、気が付かない間に)訳ですから、自分を常にチェックし、そこから脱出する手立てを習得すれば、意外と容易く「成功法則」を身につけることができます。それにはトランスに入る他に4つの方法がありますので紹介しましょう。

  (1)心の歪みをとること!
 憎しみとか、マイナスの感情、自己否定感が強いなどで、心の活動が押さえられ固着していると無意識の働きは萎えてきます。このようなときは、心を苦痛が襲い悩みますから、自分に心の歪みがあることに気付きます。それでも尚、外界の所為にするならそれはもう助けようがありません。自分の身に起こることは、全て自分から発した所業ですので真摯に受け止めることです。
 それができない人は、「とことん悩み抜いて突き抜ける」しかありません。

  (2)熱意を持て!……報償効果
 熱烈な思いは、無意識を活性化してゆきます。「何が何でも」の強い欲求が人を駆り立て、あっと驚く行為に及んだ例は枚挙にいとまがありません。
 また、報償効果(褒美のこと)を自分に向けることも大切です。マラソンの有森裕子さんが「自分を誉めてやりたい」という明言を残しましたが、自分自身に褒美を与える……「○○すれば、△△が手に入る」など、しっかりと自分の目標を定めることが大事です。「馬にニンジン」効果と私は呼んでおります。

  (3)ピンチをチャンスと思え!
 絶体絶命の崖っぷちに追い込まれると、希望を棄てない限り、無意識に埋め込まれている危機回避機制が作動して、素晴らしい発想のジャンプが起こり、ピンチを脱した例も多く報告されています。
 登山家シュルタイスが、一人登山で遭難し、重症を負ったにもかかわらず、見事生還したことによって、潜在意識(もしかして神)の存在に気付きました。まさに「窮鼠猫を噛む」理論が働きますので、これはチャンスと捉えることが大事なのです。

  (4)瞑想、修行に入れ!
 これは、ずっと解説してきましたように、自分をトランスに導く最短距離だと私は確信します。

  以上の4つの内、どれでもあなたのフィーリングに合う方法でトレーニングをスタートしてください。「どれにしようかな」と迷うことこそ、あなたの潜在意識開発の大敵です、なぜなら、迷いや惑いはあなたの我から発生するのですから……。

この続きは、また来週のお楽しみ……('-^*)/