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今週の喝 第352号(2012.1.16〜2012.1.22) この世は全て催眠だ(94)〜成功者には華(はな)がある!〜

潜在意識の大活用・あなたが変われば全てが変わる
潜在意識ってどんなもの?

この世は全て催眠だ(94
〜成功者には華(はな)がある!

 世の中で成功する人には一つの法則があります。それはその人に華(はな)が備わっていることです。華とは、魅力の一種で、誰でもが持っている訳ではありません。
 例えば、売れるタレントとそうでない人では、何が違うのでしょうか。そこには、永遠の謎とも言える深い秘密があるように思いますが、よくよく観察すると、華とは人の心を引きつける力のこと。そんな力がある人は、美人だとか、頭が良いとか、優しいとかではなく、誰かからしっかりと愛を受けたかどうかなのです。
 多くの人間は、愛されているように見えていても、何らかの利を求めて欲されていたり、甘やかされただけであったりします。

 「愛とは何か」が曖昧であれば、本当の愛を受けることも、愛することもできません。
 私は、愛の提議を「相手を一番、自分が二番」と仮定し、色々なケースワークに当てはめてみたところ、見事にその通りであると確信を持ちました。叱るにせよ、甘やかすにせよ、育てるにせよ、共に生活するにせよ、全ての根底に相手のことを先ず第一義に考える人間こそ、愛する心を持つ人なのです。そんな愛に包まれて育った人は、やはり人を愛します。本物の愛には、何の目論見も下心もないので、ストレートに心が相手に伝わります。
 この心の交流、意思の疎通こそ、人間が素直に育つ最大要因です。この心の素直さは、一心不乱の性質を育み、“心波”とも言うべき感動を放出します。このバイブレーション豊かな人格こそ、華の根本的要素であるのです。

=心に華を咲かせよう=
 俳優になる訓練には面白いものが色々ありますが、その一つに、手に氷を持ったと想像し、間もなく手の皮膚の温度が下がることは、よく知られています。
 想像が実際の我々の生体系に影響を及ぼす……つまり、現実と想像の世界間の障壁を取り去ることの出来る人は、タレントとして成功するための条件を備えているということなのです。想像が現実の世界と地続きであるためには、自分自身が常に素直で、想像の世界を現実に起こったことと感じる「純」な感性で何事にも当たることが必要です。そのために、ひねくれた心を芽生えさせないことが最も肝要です。
 人生のある時期にしっかりと愛を受けた人は、素直な心と身体が育まれていますので、想像の世界が実際に起こった出来事のように心と身体に響きます。「華」のエネルギーは、この心身一如の実現によって湧いてくるのです。

 皆さんは、嫌なことを想像するだけで鳥肌が立つことを幾度となく経験しているでしょう。それは、皮膚が感情の鏡のような働きをしているからです。この皮膚感覚が適切に働く人は、概して素直で、反応が機敏なのです。「肌で感じる」という言葉があるように、我々人間は、何事も意識で捉える以前に、無意識が周囲で起こっていることを敏感にキャッチし判断しています。この皮膚感覚を発達させる要素が、また素直さです。
 純粋な愛は、裏表のないストレートな心を作り出し、その純朴さは周囲の人にあらゆる影響を与えて行きます。“感銘”とは、このような心が素直に伝わってきたときに起こる心の共鳴現象なのです。
 また、前回お話しました「寝ている間に無意識が働いて、自分が持つ命題が自然に解決される」のも、素直な心、裏表のない心が起こす共振現象です。
 真に愛される体験は、我々の無意識を先鋭化し、共鳴共振を感度よく行う要です。そして、愛されることは心に「快」を伴うため、今度は自分自身が人をいとおしくなり、やがて人を愛するようになってゆきます。
 「相手が一番自分が二番」という下心のない謙虚な心(愛)は、その人間の行動そのものを慎み深く美しいものに変えて行きますので、周囲の人間は「その人に逢いたい。その人と長く一緒にいたい」と感じるのです。この感性こそ人間のトルネードパワー(=引き込みのエネルギー)なのです。
 つまり、人に愛される人間になるためには、純な心で人を愛することです。京セラ創始者の稲盛和夫氏が、事業を始める前に「動機善なりや、私心無かりしか」と自ら問いかけるように、自分自身の心に忠実な自分を育てることこそ「華」を咲かせる奥義なのです。

この続きは、また来週のお楽しみ……('-^*)/