M&Uスクール

潜在意識の有効活用を教える学校”M&Uスクール”のサイト

今週の喝 第341号(2011.10.31〜2011.11.6) この世は全て催眠だ(83)〜本人も気がつかない無意識の動作で、誰だか分かる!〜

潜在意識の大活用・あなたが変われば全てが変わる
潜在意識ってどんなもの?

この世は全て催眠だ(83
〜本人も気がつかない無意識の動作で、誰だか分かる!

 ご心配をお掛けいたしましたが、私の尿管結石は、主治医の加藤先生の薬の効果と、白隠禅師「軟酥黄卵の法」並びにサイモントン療法の相乗効果で、本来なら5日間の加療という診断結果にもかかわらず、1日半で快方に向かい、それ以後、主立った症状は出てきておりません。その結果、どの仕事にも迷惑を掛けることなく過ごすことが出来ました。これも自然治癒力のおかげと思い、Something Great(神さま)の大いなるパワーに感謝しております。
 さて、話を「人間は無意識(癖)に縛られている」ということに戻しましょう。
 人の身体の動きは、ほとんど無意識からの指令でコントロールされています。もし、いちいち意識しないと動けないとなると、どれだけ脳があっても足りないでしょう。我々の無意識は、長年の行動の癖が潜在意識にインプットされた結果です。
 遠くの人影をチラッと目にしただけで、「あ、○○さんだ」と、大抵分かるものです。また、後ろ姿や歩き方を眺めたとたんに、それが待っていた恋人であると直感したりします。我々の肉体は、その人らしさ(固有の癖)を伝える情報が、ありとあらゆる箇所から色々な形で発散されているのです。当の本人は気がつかないのに、その情報を生み出しているのは、筋肉や骨格の微妙な動きの総合された動作です。我々の歩き方、態度、物腰といったその人の印象、気配をつくり出しているのは無意識なのです。

=無意識は我々人間の原動力!=
 気の弱そうなセールスマン。いかにもやくざの風貌のイカリ肩でガニ又歩き。実直そうに肩をすぼめたサラリーマンetc.……「これではいけないなあ」と感じた人間が、短期間で別の印象に変化することは、はなはだ難しいことは、多くの人が体験的によく知っています。
 それは、無意識に癖化されたものを、意識で急に変えることが困難であるからです。無意識を意識で変える……無意識からの指令を意識でコントロールすることは非常に難しい。なぜなら、相手が意識に上らない“癖”だからです。この容易にコントロールできないものによって、人に与える自分の印象の多くが決定されているのです。
 人に影響を与えようとするとき、自分が発散する“印象”が重要な決め手になることはよく知られています。だからこそ、セールスマン心得の第一箇条には、必ず服装をしっかりと整え、常にチェックすることが明記されています。
 気配りの行き届いた服装、笑顔、白い歯、そして明朗な声など、これらによってつくり出される“良い印象”によって、相手の警戒心を解こうとします。しかし、服装やヘア・メイクなどその人間の外部は「意識」で変えることは可能ですが、無意識が生み出す歩き方や身体の動き・態度などは、なかなか変えにくいものです。
 笑顔や声などは、意識と無意識の接点にありますから、自分の意志で何とかコントロールできそうな気がするのですが、ずっと意識し続けていなければならないため、その根気が薄らいだときに元に形に戻ってしまうこともしばしばです。
 以上のことから、自分が人に与える印象を変えたいなら、
 「無意識にアプローチし、無意識に記された記載内容を書き換える」ことが必要と言うことです。これがセラピー(治療)であり、またパーソナリティの成長なのです。つまり、理性能を発達させその下に感情や欲求を置くことです。
 ここで無意識を少し整理しておきましょう。皆さんは、大きな一つの氷山をイメージして下さい。「氷山の一角」ということわざがあるように、目に見えているのはほんの一部、その大部分は水の下に隠れています。この様に、見えている部分が「顕在意識」。つまり、我々が我々の側からものを見聞きした情報によって判断する、知覚の部分です。「潜在意識」は、この顕在意識の下の氷山が水に隠れている部分を指します。そこは、境目のない階層で出来ており、その区分は研究者によって異なりますが、一般的には、上から
 (1)個人的無意識
 (2)家族的無意識
 (3)集合的無意識
 (4)生命的無意識
 (5)宇宙無意識
と深まって行きます。さて、その各々の機能はどのようになっているのでしょうか。

この続きは、また来週のお楽しみ……('-^*)/