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今週の喝 第334号(2011.9.12〜2011.9.18) この世は全て催眠だ(76)〜催眠は心の法則!〜

潜在意識の大活用・あなたが変われば全てが変わる
潜在意識ってどんなもの?

この世は全て催眠だ(76
〜催眠は心の法則!

 「この世は全て催眠だ」というタイトルで、お話を続けていますこの「今週の喝」ですが、その意図をお分かり頂けたと思います。一般に「催眠」というと、催眠商法やそれに付随する詐欺まがいの行為、また異性を思い通りに動かそうというような、淫らな欲望達成の手段などと勘違いされていた方も、認識を新たにして頂いたことでしょう。
 催眠現象は、その歴史からもお分かりのように、人間が持つ無意識(=情動)の科学なのです。強いて言えば、「人間の心の法則」なのです。法則ですから、そこには例外はありません。
 よく、催眠に掛かりやすい人と掛かりにくい人という分け方をする人がいますが、それも、掛かりやすい人は、呼吸が深く、集中力があり、想像力(イメージ)に長けている人が導入しやすいのです。しかし、ここに人としての道をしっかりと修得しているか、または欲望に心乱されているかで、催眠商法や甘言誘導に填まるかどうかが分かれます。
 「楽して儲けたい」などと、矛盾を抱えたまま人生を歩む人をよく見かけますが、楽をしたければお金は断念し、お金をが欲しければ努力することが、この世での慣わしです。このような辻褄の合わないことを模索していると、必ず「○○のような旨い話があるよ」という甘言に乗ってしまうのです。本屋に並んでいる書籍で、「金も運も思いのまま」とか「一週間でギターをマスター」などのタイトルがベストセラーになるのも、全てが人間の持つ催眠効果の応用なのです。
 人生に素晴らしい効果をもたらす催眠現象も、悪いことに利用されてはたまりません。その為にも、人の道(摂理)をしっかりと学ぶことが肝要です。催眠を自分に役立てられるかどうかは、あなた自身が、矛盾を踏襲した素直な心を持てるかどうかに掛かっているのです。

=催眠は人間の心の法則=
 人間は、イメージと現実の区別がほとんどつかない生物です。砂漠で遭難した人が梅干しやレモンをイメージすることによって唾液を湧かせ生き延びたという事例を紹介し、イメージが人間の自律神経に与える影響を解説しています。自律神経とは、大まかにいえば人間が健全に生きるための自動制御装置です。その自律神経は、人間が望む方向に自分自身を誘導しようとする働きがあります。そして、「健全に生きる」とは、身体の健康と思念の浄化の相互作用によって、バランスが保たれた状態を言います。
 「楽して儲ける」という、イメージを心に強く焼き付けたとします。すると、潜在意識(その中に自律神経も含まれる)は、その形を完成させようと心と体の全てをその願望の方向へ誘導します。しかし、そもそも楽して儲けること自体、矛盾した概念ですので、やがて思念や行動など人間の人生を司る全てがアンバランスになり、先ず社会性がなくなり人間関係が成立しなくなることから崩壊が始まり、やがて「金はあるが人望はない」という状態を経て、全てを失う憂き目に襲われます。その時、自分の過ちに気付く人は、修正と共に気付きをもって前進のエネルギーを得ることになります。これが「サイコ・サイバネティクス」と呼ばれる我々の心の奥深くに形成されている潜在意識(無意識)の自動制御装置の機能です。
 我々人間は、「この大宇宙に何一つ例外は存在しない」という大いなる法則の下にいます。その法則こそ、科学者が「Something Great」と呼ぶ、科学以前の力=神です。神は、我々人間に健全な人生を歩ませるために、修正が必要な時のみ、<苦>というネガティブ・インディケーター(自動車などの赤ランプ)で警告を発します。厄介なことに、人生が上手くいっている時に、「いや、あなたの人生は見事です!」などと褒めてくれることは絶対にありません。ただただ、間違った時に苦よって教えてくれるのです。ですから苦しいということは、「悪=間違い」なのです。
 しかし、人間は「自分が間違っている」とか「自分が悪い」と認めることに、非常に強い抵抗感をもつ生き物です。これが我意で、「自分が正しい」という誤った思念を頑なに守り続けます。この“我意”を取り去ることこそ、人間が正しく人生を歩むための必須要素なのです。我意を捨て素直な心を自分の心底に宿した時、催眠という心の法則が「私」という一人の人間の道を示し、成功者としてのあるべき姿をしっかりと示唆してくれるようになっています。つまり、催眠現象を己の人生に正しく取り入れることが出来れば成功への道が開けるようになるのです。
 催眠は、人間の情動のシステムの法則(心の法則)ですから、催眠を研究し修得することによって、人の歩むべき正しい道をしっかりと前進することが出来るようになるのです。

この続きは、また来週のお楽しみ……('-^*)/