M&Uスクール

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今週の喝 第333号(2011.9.5〜2011.9.11) この世は全て催眠だ(75)〜己の癖をコントロールせよ!〜

潜在意識の大活用・あなたが変われば全てが変わる
潜在意識ってどんなもの?

この世は全て催眠だ(75
〜己の癖をコントロールせよ!

 たばこが止められない、爪をかむ癖が直らないetc.日常の癖に翻弄されている人は多くいます。過食、肥満なども、無意識のうちに食べ物に手が出てしまい、気がついたら食べ終わっていたなど、泣きたくなりますね。
 こんな悪い癖(無意識)をコントロールできると、それをあらゆるものに応用して、自分自身の根本的な生活を変えることが出来ます。そのヒントは、仏教信仰のなかに秘密が隠されておりました。仏教に限らず、宗教の信者は、入信する前と入信後では大きく生活態度が変わる事は事実ですね。そこに着目してみましょう。
 以前、タイへ旅行したことがありましたが、パゴダの中の仏像は日本の仏像とは違い、光り輝いておりました。それもそのはず、入り口では金箔が売られており、それを購入した信者は、信仰心の表れとしてその金箔を仏像にペタペタと貼っているのです。日本の仏像は、制作された当時から時に任せて古くなり、美術品的勝ちは相当高いのですが、古ぼけ煤(すす)けております。当然、タイの仏像の方が、キンキラキンであるが故に目に飛び込みやすいのです。
 人間は、明るいものや光り輝くものを見たあと目を閉じると、残像が残ります。残像は脳裏にその形がしっかりと記憶された状態ですので、脳は実際に見ているのと同じ反応をします。つまり、残像が残り、それを繰り返す内にいつでも自分の中に仏像が自然に思い浮かんでくる状態を作ることが出来るのです。これを「観想」と言い、その心の状態は、まるで仏さまと二人でいるのと同じ状態、同行二人(どうぎようににん)なのです。

=悪い癖を苦もなく改善する方法!=
 尾篭(びろう)な話ですが、子供の頃、急にオシッコがしたくなり近所の塀に向かって放水しようとしたとき、そこに鳥居の絵が描いてあって、もしそんな事をしたら大事なところが腫れると思い、家まで我慢した思い出があります。同じように、誰も見ていないからゴミなどをポイ捨てしようとした時、脳裏に仏さまの姿が浮かんだら、きっと自重して止めるでしょう。すなわち、観想によって行いが変わったのです。東南アジアの仏教が今も民衆の心に生きていると言われる所以(ゆえん)は、このように、いつも仏さまを脳裏(心)にイメージとして宿しているところにあります。そしてどんな人間も、大好きな恋人の前では、良い子で居ようとする心が、恋人をイメージするだけで紳士の振る舞いをさせるのです。
 この「観想」が、大いなるヒントとなって、たばこ中毒や過食など自制が出来るようになるのです。それは今までお伝えしてきた、非常に簡単な映像(イメージ)操作を応用します。もう一度、バックナンバーで神経言語プログラミングのイメージ操作を復習しておいてください。
 さて、あなたが修正したい自分の性格(癖)を、まずしっかりと脳裏に描いて下さい。ここでは、たばこを例に話を進めます。全て同じですので、応用して下さい。

 まず、たばこを吸う前に何か意識をしているかどうかを考えましょう。意識しているなら、それはまだ癖になっていませんので軽傷です。ここでは意識せずに、つまり知らず知らずのうちにたばこを吸ってしまい、後で気付いて不愉快な気分になるのです。大方の人は、たばこは肺がんの元とか色々と身体への悪影響を周りから言われていますので、「止めたい」とは思っているのですが、どうしてももう一人の自分(癖を作っている潜在意識)によって、以前と同じように行動してしまうのです。
 そこで、逆にたばこを吸うところを意識(イメージ)します。そしてもう一つ、たばこを止めて生き生きときれいな息をして、頭も爽快になっているあなたをイメージします。落ち着いて、この両者の自分をしっかりとイメージできるようになるまで、何度でも脳裏でイメージシミュレーションを繰り返して下さい。
 それが出来れば、まず、たばこを吸う手を口に当てている悪いあなたを明るく、大きくイメージして下さい。そして、テレビの地震情報のように、その画面の隅っこに、健康でたばこの害から救われたあなたをイメージします。初めは、暗く小さくてかまいません。たばこを吸うイメージの時は、いつも隅っこに健康なあなたのイメージが出るようにします。この小さな健康イメージが、仏さまの観想と同じ役割をするようになりますから、絶対にこの部分はいい加減にしないように……!この映像を念入りに繰り返し想像したら、あなたが(たばこから縁を切ると)思い立った時で良いですから、一気に、今までたばこの臭いや煙にまみれて居た自分を小さく暗いイメージへと追いやり、今まで隅っこに追いやっていた爽快なイメージを、大きく明るいものへとクローズアップさせ、映像を逆転させます。
 この思念動作を繰り返し行うことによって、あなたの心には、たばこの害毒から逃れられたあなたの壮健なイメージが湧いて来ることでしょう。これを、あなたは数日繰り返して行く内に、面白いように、自分がたばこを吸う事が、後ろめたくなり、吸わないことこそ、仏さまに褒められているよな希有な感覚に浸るようになるでしょう。すると、たばこを吸うという今まで当たり前であった行為や感覚が如何にみすぼらしく、「止めろ」と言った人に逆らっていた自分が、如何にチンケで傲慢であったかが分かってくるでしょう。
 ここからは自分との戦いで、素直になることによって、あっという間に、たばことおさらばすることが出来るようになりますよ。これも、神経言語プログラミング=催眠法によって自分の性質を改善する手段なのです。
 仏さまに感謝です!(観想)

この続きは、また来週のお楽しみ……('-^*)/