M&Uスクール

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今週の喝 第229号(2009.9.7〜2009.9.13) 氣の力を知ろう(36)〜人生にサイコ・サイバネティックスを組み込め!〜

潜在意識の大活用・あなたが変われば全てが変わる
潜在意識ってどんなもの?

氣の力を知ろう(36
〜人生にサイコ・サイバネティックスを組み込め!〜

 自分の人生を成功に導く方法の原点は、「能動性と集中力」を継続して鍛えぬくことです。我々人間は、その心にサイコ・サイバネティックス(目的指向型創造的機械制御装置)を備えているため、全ての行為行動は、失敗から成功へと昇華してゆきます。その一番の例が自転車乗りです。
 子供の時、近所のお兄ちゃん達が格好良く自転車に乗っているのを見て、「ボクも乗りたい!」と決意し、そして挑戦した結果、最初は転倒ばかりしていたのが、有る時より乗れるようになり、その後、「自転車の乗り方を忘れた」という人は一人もいません。俗に言う「身体で覚えた」のです。
 人は、目標を作り、そこに到達する意義を自分自身がハッキリと理解しとき(目的論の完成)、その到達点をしっかりとイメージ(創造)できます。ただこれだけで、自動的に自己目標に向かって、我々の心と身体は動くのです。この自動制御装置(サイバネティックス)を駆動するエネルギーが“氣”なのです。
 子供の頃は、いつも能動的だったとは思いませんか。素直に憧れ、素直に挑戦し、素直に結果を見つめ、素直に修正し、それが楽しいから素直に反復したのです。その結果、我々は何事にも成長を遂げたのです。
 <前進し、失敗し、修正する>という修得の法則を能動的に行った人間にだけ、天はサイコ・サイバネティックスという素晴らしい自動機制をプレゼントしてくれます。天を味方に付けるとは、まさに我々のポテンシャル・エネルギー(内に秘めたる力)を氣として一定方向に、しかも集中して用いたときに何事も達成されるという成功方程式に目覚めることなのです。

=一度の人生!積極的に生きよう=
 神が我々に平等に与えたもの……それは時間です。どんな人間も一日は24時間!この限られた時間を有効に使うか、無駄にするかで人生は大きく分かれます。また、健康に留意して長生きする者と、乱れた生活で寿命を縮める者でも変わってきます。そこで、長生きするために、ストレスを被らないような生き方をする人、また人生を太く短く有意義なものにと考え、少々の無茶も承知で進む人など、その生き方や生き様もさまざまです。どれが良いとは一概に言えませんが、時間は過ぎ去ってみれば、その長短にかかわらず「うたかたの夢」であることは間違い有りません。従って、自分の生きてきた証しを残すことこそ人生の意義であると私は思います。
 中には、生まれつき才能豊かで、若くしてどでかい事をやる人もいますが、人間の多くは凡人です。では、凡人は才能豊かな人間には絶対かなわないのかというと、そうではありません。天才・秀才が質で生きるのなら、凡人は量で勝負すればよいのです。それが継続のエネルギーで、やることを絞り(集中)、それを積極的に毎日続けることで素晴らしい功績が蓄積されます。10トンの荷物を運ぶ車に、軽貨物が対抗するのは簡単なことです。何度も繰り返して運べばよいのです。ここに面倒くさいとかしんどいという人は、単純に氣が出ていないのです。つまり消極的な人間は氣の量が少なく、自分自身が後ろ向きの思考や行動になってしまいます。
 積極的(能動)という英語はactiveです。語源は「act=行動する」です。反対語の消極的(受動)はpassiveで、語源は「pass=棄権する、通過する」です。同じ時間を能動的に過ごした人は、忘れたりミスをする事が不思議に少なくなります。しかし、受動的な人は、忘れることも頻繁でミスも多くなります。また、よく気変わりし、一つの事への執着が薄く、飽き性です。現代人は、自分の人生に対する積極的な目標設定も目的意識も希薄であるため、世間のいろんな事件や出来事も十年一日の如く忘れ去ってしまいます。これは時代が悪いのではなく、そこに生きる人間が自分の心を鍛錬していないため、気が散ってしまい、全く集中力を欠いた性質を作ってしまったのです。そして、全ての所業が受動(やらされている)であるため、氣合いが入りません。その結果、やっていないのに「出来ない」と言い、自分を無意識に正当化しようとします。
 自分にあった仕事を探し続けて30歳を超えてしまった人類を、フーテン(現代ではフリーター)と言いますが、彼らは自分の心や目指すものがいつもフラフラとしていることに気付かないのです。つまり、自分が揺らいでいるので氣も分散され、最後まで何も見つからないのです。人は、何でも良い、自分がこの世で出逢った仕事を、徹底して継続してゆくエネルギーを常に一所懸命放出するのです。どんな人間も、この世で出来る仕事は一つか二つが精一杯です。全ての発想を逆転させましょう。自分にあった仕事とは、自分が心血を注いだ仕事、氣を集中させた仕事であると言うことです。

この続きは、また来週……('-^*)/