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今週の喝 第228号(2009.8.31〜2009.9.6) 氣の力を知ろう(35)〜氣配りの感覚を磨けば、黄金律に到達する!〜

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潜在意識ってどんなもの?

氣の力を知ろう(35
〜氣配りの感覚を磨けば、黄金律に到達する!〜

 最近、巷では“KY”なる言葉が流行っているようです。(エッ、そんなの古いよ。と言われましても、私には耳新しかったのです)それは、「空気を読めない」の頭文字だそうです。空気……すなわち、周りの雰囲気や状況のことで、それを感じ取れない“ジコチュウ人間”がやたら多いのには、辟易とします。KY人間はどうして誕生したのかというと、先ず、社会の常識的な教育を受ける機会がなかった者(躾けられなかった者)と、氣を感じられない人間(鈍感)の二通り有るようです。
 前者は教育の問題ですので再教育すれば気付きが起きるのですが、後者は感性の問題です。これは感覚を鍛えることから始めなければなりませんので、先ずは呼吸法のマスターから始めます。ゆっくりとした深い呼吸は、我々の頭脳をリラックスさせ、その結果、全てをプラス思考へと導きます。そして、そのプラス思考の概念の中で“気付き”が起こり、それがその人が持つ行動原理の中核を為し、発想が豊かになって、周りによい影響を与える氣を放出します。これが氣配りの人なのです。
 この心の状態が出来た人は、自然と自分の感性を通して、人間一般の感覚・感性が分かるようになります。そして、人の感覚・感性は一様であることが理解でき、自分が求める欲求はみんなが求めることと同じであることに気付きます。つまり、自分がして欲しいことはみんなもして欲しいし、自分がやりたくないことはみんなもやりたくないという単純な心の法則に行き着くのです。さすれば、自分のして欲しいことを人に施せば、周りの人間は氣配り人間として、その人を受け入れ、そこに、素晴らしい人間関係が出来上がるのです。これが、キリストが宣った黄金律の原理なのです。

=氣を感じる感性を身につけよう=
 空気が読めるというのは、周りの氣を感じることです。そして、氣を感じる感覚は、呼吸を深くしてリラックスした心と身体から生まれてきます。その時、自分の身体の中に「快」を感じ、肉体を司るもう一つの身体である「アストラル体」を感じるでしょう。アストラル体とは色々な説がありますが、こでは話を簡単にするため、生体エネルギーや霊体と呼ばれる生命の形と思って下さい。
 人間は、物質体であると同時に、エネルギー体としても存在しているのです。このエネルギー体に方向付けをするとその方向にエネルギーが作用します。その方向性を持ったエネルギーを「氣」と名付けたのです。その方向付けをする舵取り装置は、我々の思念です。その思念は脳裏に映像化されたものがイメージで、イメージすることによって人間は自分の向かう方向を決定し、そのターゲットに照準を合わせ、そこへ向かって自分自身を駆り立てて行くのです。これが人間の行動原理なのです。
 従って、イメージの高潔・浅薄によって、その人間の行動が自ずから変化します。しっかりとした自己の進むべきイメージが出来ていれば、自動的に氣が生じ、自分自身をその方向へと導いて行きます。この性質をしっかりと利用し、思い通りの人生を歩む方策が「願望実現」の法則なのです。
 イメージは、氣の舵取り装置です。イメージを明確にする、しかも、摂理に合致したイメージを自分自身の中に構築する。その為に、心と身体の接点である呼吸訓練が必要なのです。心と呼吸と身体は平行移動します。つまり、心がマイナスだと呼吸は早く浅く、身体の筋肉は緊張して硬い。逆に心がプラスに働いている時は呼吸もゆっくりとして深く、身体はリラックスして筋肉も柔らかいのです。

 何はともあれ、先ずは氣を感じる訓練から始めましょう。皆さんはアメリカのカイロプラクターであるジョージ・グッドハートJr.の開発した“アプライド・キネシオロジー(筋力テスト)”木村恵昭博士が1970年に脳の血液循環と握力の関係をヒントに研究開発した診断方法である“O-リング・テスト”をご存じでしょうか。
 いずれも、体や心にマイナスの影響を与えるものが身体に近づいたり、体内に入ったりすると筋肉の力が弱くなると言う筋肉反応を調べる方法です。人の筋肉は、自分に害を及ぼすものかどうかを計るセンサーの役目をしていることが突き止められたのです。ここでは“O-リング・テスト”の方法を紹介しましょう。
 テストをする者とテストを受ける者の二者で行います。テストを受ける側は、利き手の親指と人差し指でGoodマークの輪を作ります。そして、テストする側は、両手の人差し指を左右からその輪っかに引っ掛けて、外側に引っ張ります。つまり、輪っかにした指を引き離そうとするのです。人の親指と人差し指の間にある筋肉は握力の原点で相当強いので、先ずその筋力を調べるのです。次に、テストを受ける側は、利き手と反対側の手に袋に入った砂糖やたばこなどを握って、同様に筋力テストを行います。
 さて、皆さん砂糖やたばこを握った時と、握らなかった時の筋力はどうなったでしょうか。ここで注意することは、このO-リング・テストは相手との力比べではありません。砂糖を握った時と握らなかった時の筋力の違いを感知するものですので、丁寧に行って下さい。

この続きは、また来週……('-^*)/