M&Uスクール

潜在意識の有効活用を教える学校”M&Uスクール”のサイト

今週の喝 第115号(2007.7.2~2007.7.8)〜成功への準備はスランプ克服から(12)!〜

潜在意識の大活用・あなたが変われば全てが変わる
潜在意識ってどんなもの?

成功への準備はスランプ克服から(12)!

 過去の悪しき自分との決別……自分の潜在意識の中にある無意識の人生計画を、素晴らしいものにするために最も重要なことが「再決断」の目的です。(前回お話ししましたね)
 この再決断をする決心がついたら、自分の身体と心(顕在意識)そして潜在意識の同期をしっかりとることが肝要です。我々人間は以前も話したように、理性と感情と欲望が一つの身体に同居している状態です。そして、他の動物と違い合理性を身につけたために、素晴らしく頭脳が発達しました。そこに文化や文明が産まれたのも人間だけの特徴です。
 その合理性はより快適に、より楽と得を求めて、もっと全てを良くしようとカイゼンのパワーが発達しました。そのパワーは、素晴らしい人間社会を作り出しましたが、それが行き過ぎて、欲望的には『より得』を求め、感情的には『より楽な方法』を模索し、理性的にはそのような都合の良いことはない」という矛盾の世界が脳裏を支配し、考えるだけで何もしない(出来ない)人間が時々生まれます。
 この矛盾を解決するには、「得がしたければ楽を捨て、楽をしたければ得を捨てる」これが「理」だと気付けばよいのです。人間だけが持つ理性という脳をしっかりとその任務に就けるのです。

 その為に必要なことが、「顕在意識と潜在意識の同期」をとることなのです。

                                 

=スローモーション効果をマスターしよう=
 我々人間の「心と行動」をマッチさせる役目が自律神経と呼ばれる<生命維持装置>です。皆さんもご飯を食べようとして舌を噛んでしまったことが一度や二度はあるでしょう。これは簡単な「心と行動の不一致」です。これを自律神経失調症と言うと大げさに聞こえますが、これも些細なことですが一つの例です。こんな時は、我々の身体は疲れているか、お腹が減りすぎて焦って食べたかのどちらかです。
 つまり、心と体(行動)の同期が狂っているのです。これを整えるには、まず、先にも話しましたように、我々の<理性・感情・決断>を矛盾無く理に適った状態へと「再決断」し、自分の潜在意識(自律神経)の働きを正常化する必要があります。
 潜在意識は大ざっぱに言うと無意識です。この無意識をどうすれば自分の意識で動かすことが出来るのでしょうか。その回答は過去を振り返ってみれば、それこそ無意識に行動していることに気付きます。

 その回答は「練習すること」なのです。

我々が全ての技術を習得するのにやって来たことが「練習」です。自転車乗りに始まり、スポーツ、音楽、美術などの芸術、そして技術のどれをとっても、我々は全ての技をものにしてきました。このプロセスをじっくりと落ち着いて振り返ってみると、二つのことが大きな要素を占めていることに気付きます。

 それは、

一、始めはゆっくり、その運動神経回路を身につけ、それが正確に出来るようになれば、次からはスピードアップのためのスタンスに入ります。

 そして、

二、いざ実践に移す時の自分の心と体のコントロールです。

 練習で上手くいったことも、実践にはいると緊張が上がりを呼び「失敗」の憂き目に遭うことも儘あります。そのために「落ち着く」ことが肝要なのです。
落ち着くための手段は、「呼吸法」以外に方法はありません。ゆっくりとした呼吸は心を安寧化させ、筋肉を柔らかくして技を正確に行える体制を作ります。そして、成功イメージが湧いてきて我々の身体はその方向へと自動的に動いて行くのです。
 この成功イメージが湧く体制が出来た時が要注意です。
人間は先にも述べたように合理性を求める心、言い換えれば「早く片付けたい」という心で、焦りを喚起してしまいます。

 ここで、威力を発揮するのが「スローモーション効果」です。
 スローモーション効果とは、自分がやるべきことをゆっくりと確実にイメージ化し、それを実践でも同様に行うのです。
 ゆっくり慌てず、そして確実に動作を習得し、ゆっくり出来たなら次にスピードアップに入ります。

 そのコツは、イタリア語でpoco a poco <=徐々に>です。

「ポコ ア ポコ」面白い発音でしょ。


続きはまた来週……!