M&Uスクール

潜在意識の有効活用を教える学校”M&Uスクール”のサイト

今週の喝 第99号(2007.3.11~3.17)成功への道しるべ!成功方程式  〜あなたは朱に交われば赤くなる、それとも白く変える?〜

潜在意識の大活用・あなたが変われば全てが変わる
潜在意識ってどんなもの?

成功への道しるべ!成功方程式
〜あなたは朱に交われば赤くなる、それとも白く変える?

 弥生三月も半ばにさしかかってきました。今年社会人になる人も、進学する人も、いよいよピカピカの一年生として、とても緊張する時期です。
 そんな一年生の指導を私も長年努めていますが、今まで関わった新入社員や新入生は、皆「しっかり頑張るぞ!」と、不安な中にも闘志を燃やして、会社や学校の門をくぐります。
 しかし、時が経つに連れて、五月病から六月退社、又は怠慢社員へと志を忘れ、多くの人間が挫折してゆくのも日本が抱える現状です。環境の変化について行くことが出来ず、また社会人としての人間関係にとまどいを覚え、自信喪失心身耗弱に悩まされ、鬱状態になる人が十五人に一人の割合でいるという研究結果もあります。
 新しい世界へ船出しても、その船に酔ってしまってはどうすることも出来ません。船は自分の腕で操作してこそ価値があるのは分かっていても、挫折してしまう人のなんと多いことでしょうか。

 人間は、環境や制度に翻弄され、飲み込まれる(負け組)か、環境や制度に順応し、やがて、不都合があれば改革に乗り出す(勝ち組)かの二種類に分かれます。つまり「朱に交われば赤くなる」「朱を白く変えるか」なのです。残念ながら、赤くなる者対白く変える者の比率は大体<8:2>と言ったところで、圧倒的に挫折組が多数を占めます。
 何がこの明暗を分けるのでしょうか。

=明快な希望を持つことこそ、人生のパスポート=
 今から百年ほど前に、アメリカニューヨークで活躍した、教育学者で牧師のエマーソンは「その集団で、誰か一人だけが頑張ればいい。そうしたら、まわりが全部巻き込まれてきて、必ずそのことは花開く。美徳は悪徳に劣らず伝染力がある」と喝破しました。いわゆる<勝ち組宣言>です。
 現代社会でリーダーとして活躍している人達を、つぶさに観察し、その要因を抽出してゆくと、勝ち組になるための一つの条件が見つかってきます。それは、彼らのほとんどが幼少の折より一つの夢に向かって、大変大きな執着を持っていることが上げられます。
 例えば、ホテル王のコンラッド・ヒルトンは近所の子とママゴト遊びをしているときから、いつも役柄は「ホテルの支配人」を演じ、ナポレオンは軍隊の初等学校に入学したときから、「私がコルシカ島要塞の長官であったならどの様な防御をするか」と思いめぐらしておりました。
 すなわち、現実的な条件や法則性(理)をしっかりとベースに置いた上で、自分自身の想いを明快にし、それを片時も忘れず育んでいったのです。つまり、理想(夢)を常に育んでいたのです。
 将来の明快な理想をいつも念頭に置いている人間は、その眼差しや顔つきは凛々しく引き締まっているゆえに、周りからは「出来る人間」と写り、特にリーダー達からは一目置かれる雰囲気を持っているのです。
 従って、いざ事が起こり人材が必要になったときには、すぐに白羽の矢が立つのです。
 夢・理想を持つエネルギーを「精」と言います。そして、世の中の理(摂理)は「神」の御業と宗教的に言います。つまり「精神」のことです。
 この精神を育てる器作りを、幼少時から培ってきた者だけが、エマーソンの言うように「リーダーとしての伝染力」を持つことが出来て、その人間が環境事態を改善してゆくようになるのです。
 あなたが、人生の勝ち組に残るか、負け組に落ちるかの分水嶺は、その人間の心に「精神の器」があるか無いかなのです。
 どんなに純で真面目な人でも、その器がないと、やがて「朱」に染まってゆくのです。よって、何が何でも「精神の器」……つまり、
 世の摂理を知り、将来の夢を育むエネルギーを持ち続けることが人生明暗の鍵なのです。


続きはまた来週……!