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今週の喝 第93号(2007.1.28~2.3)成功への道しるべ!成功方程式  〜多難の年をたくましく生きるために3〜

潜在意識の大活用・あなたが変われば全てが変わる
潜在意識ってどんなもの?

成功への道しるべ!成功方程式
〜多難の年をたくましく生きるために3

もうすぐ節分。いよいよ本格的に丁亥(ひのとい)が始まります。亥という字の「亠」は勢いを表します。そして“つくり”は男女和合(SEX)を表す文字で「子を宿す(孕む)」ことを意味します。
 よって亥年は、子を孕み、それが勢いよく体内で育まれてゆく暗示の年なのです。よって、良きにつけ悪しきにつけ、去年までの所業が体内で育まれ、それが成長するのです。
 しかしそれに「丁」が関与し、ストッパーが掛かり<蛇行>しますので、今年は、物事の次の要素が生成される(孕む)のですが、その成長を阻止しようとする力が加わるため、一番身近なところ(男女間や上司部下などの関係)で、色々な障害が生じます。しかし、それを摂理・試練と受け止めて邁進してゆくと、必ず来年素晴らしい子(ね年)を産み出すことになるでしょう。

=人間理論=
 今年は一番身近な人間関係に障害が起きるという年回りと聞くと、本当にうんざりしてしまいます。現に2007年問題(団塊の世代の定年)や、民法の改正などで離婚予備軍も多く控えている昨今、人間関係が極端に悪化しているのは否めない事実です。

 その昔「苦」と言えば、その日の食べ物の確保でした。人はその為に働き、より豊になるために、権利権力を手に入れるべく邁進したのでした。しかし、世の中の近代化と共に、社会保障の制度や社会機構が整備され、ほとんどの人間が「食べ物」に関する苦しみから、「人間関係」による苦しみが重きを占めるようになりました。

 人は人しか愛せないのに、人によって最も苦しむ

            ……こんなおかしな世が21世紀なのです。
 今、世界を見渡しても、飢えで苦しんでいる国のほとんどが、その国の政治の悪さ(=支配層の人間の程度の低さ)が原因です。また戦争も、そのほとんどが宗教戦争と言っても過言ではありません。人間を幸せに導くはずの宗教が人を殺してゆくこの矛盾を、宗教者はどのように感じ、また説明するのでしょうか。
 この世に人間ほど不可解な生き物はないでしょう。同じ種同志殺し合う数少ない動物の筆頭が我々人間です。
 人間という文字も見ると、とても意味がありそうです。人には「間」があるのです。親しくない者同士はそこに必ず一定以上の「距離=間」をおきます。嫌な人間に触れられるだけでも「セクハラ!」と訴え出るご時世です。人間同士がプライベートや自分の権利を主張した結果、人と人との距離がだんだん大きくなってきたように感じます。距離が大きくなると、自ずから関係は冷えて、少しのいざこざでも悪化の一途を辿ります。一触即発の人間関係であるからこそ、そのうざったさは極限に達しているのです。
 しかし、こんな最悪の人間関係にもその仲介の労をとるような人格者が現れると、事情は大きく変わってきます。まさしく人の間に入る人(人間パワー)の出現が待ち望まれていることも事実です。
 企業に於いても、個人に於いてもこの様な人があまりにも権利至上主義のために少なくなってきて、そして、世の中が豊になればなるほど、いびつな人間関係が出来上がって来ました。それを解決するエネルギーをしっかり持った人の出現こそ、今の日本に一番必要なことなのです。
 人間パワーとも言うべき、人と人とを結びつけるエネルギーを持つには、そこに人間本来の「美しさ」がなければなりません。
 「人間理論」とも言うべき本物の人間とはどんな人物像を指すのでしょうか。
その回答は日本古来の精神体系である「武士道」にその原点を見いだすことが出来ます。
 もちろん、時代の流れの中で「武士」はいなくなりましたが、「武士道」という日本人の基本となるべき精神は細々とではありますが、我々の潜在意識に息づいています。

 それは「美と自制心」に支えられた「名誉と廉恥」の心です。


続きはまた来週……!