M&Uスクール

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今週の喝 第88号(2006.12.24~12.30)成功への道しるべ!成功方程式  【記憶術で集中力を鍛える】〜その13〜

潜在意識の大活用・あなたが変われば全てが変わる
潜在意識ってどんなもの?

成功への道しるべ!成功方程式
【記憶術で集中力を鍛える】〜その13

 イメージ化と言っても、人にはプラスイメージマイナスイメージがあります。
 私はフルートを手にして四十数年「上がる」という悪魔と戦ってきました。演奏家が舞台で上がってしまえば、呼吸は浅く荒くなり、身体は硬直し、頭の中は真っ白(真っ暗になる人もいます)です。私も中学一年の時にこの悪魔に魅入られて、恐ろしい体験をし、大恥をかきました。それ以来、徹底してこの研究をした結果、今皆さんにお伝えしている「成功方程式」に辿り着いたのです。
 さて、上がりの研究をして得た回答は 

 上がる=呼吸が浅く、荒い=筋肉経が硬直する=思考停止もしくはマイナス思考(イメージ)の虜になる

 ことでした。

=上がり克服=
 「上がる」ことの研究をしている内に、「喧嘩」や「病気」も同じように、呼吸が乱れマイナス感情を誘発し、筋肉硬直を起こすことに気付きました。感染症以外の病気(内臓疾患)は、動脈硬化、肝硬変などそのほとんどが身体のどこかが硬くなって起こる病気です。また喧嘩の時も呼吸が乱れ、身体が異常に硬化することは少なからず経験されていることと思います。
 そこで、これら病気や喧嘩は呼吸を整えることによって改善でき、また収めることが出来るのではないかと考え、研究したところ、私の仮説は見事に立証されたのです。

 昔、ご隠居さんが喧嘩の仲裁にはいるとき「まあ、まあ、まあ二人とも落ち着いて……!」と言いながら、手のひらをしたにして諫める仕草をしたのは、呼吸を安定させる仕草なのです。何の知識もないご隠居が、無意識に習得した揉め事収拾法です。人は無意識に呼吸が感情(精神)・肉体と連携していることを感じ取っていたのです。
 また、アメリカ人ジョージ・グッドハート博士の最近の研究では、呼吸法をマスターしてプラス感性にもっと行くと、免疫力や白血球の数がものすごく増えることも立証されました。呼吸法が最大の効果を出すのです。まさに呼吸(気)によって健康は保たれている……病気とは呼吸の乱れを指す「気の病」の意味です。東洋医学の思想は見事に言い当てていますね。改めてここに中国四千年の歴史の素晴らしさを感じます。

 さてここで、M&Uスクールでは呼吸を深く落ち着かせたときのイメージ化と、荒い呼吸でのイメージ化を多くの人を対象に比べたところ、深い呼吸を体得した人は、自分の目標・目的をしっかりとした映像(プラスイメージ)で長時間心像に描くことができることが分かりました。反面浅い呼吸の人は、不安や恐怖などのマイナスイメージがまるで泡がわき出るように、無造作に心にわき上がってきます。その映像的な持続性は本の瞬時で、長続きするものではありません。しかし、そのフッと湧き上がってきた瞬間イメージによって心は掻き乱され、新たなるマイナスイメージを想像してしまいます。
 この様に呼吸は我々の想念をプラスかマイナスかを分ける分水嶺の役割をしていたのです。

深い呼吸は定点イメージをもたらす
(定点イメージ:ひとつのイメージを長く想像する)

浅い呼吸は気散イメージを誘発する
(あれやこれやと気が散った状態で不安が増す)

 この様に、呼吸は我々の感情や肉体をプラスの状態に導くか、マイナスに導くかを決定する最大要因だったのです。
 長寿のことを「長生き」と言ったのも長い息(=呼吸が安定)から来ているとも言われるように、呼吸は成功・失敗の要だったのです。
 従って、呼吸を正しく深くすることによって、我々の精神と肉体はとても快適なリラックス状態を作り出し、その時の想念は見事に将来の創造的想像を作る役目をはたしてくれます。


続きはまた来週……!