M&Uスクール

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今週の喝 第71号(2006.8.27~9.2)成功への道しるべ!成功方程式 〜その11〜

潜在意識の大活用・あなたが変われば全てが変わる
潜在意識ってどんなもの?

成功への道しるべ!成功方程式 〜その11〜

人の可能性の最右翼にあるものは、「相乗効果」です。つまり、人が大勢集まり、尚かつ一つの方向へ向かった心を合わせたとき、「火事場のバカちから」というようなものすごいパワーが、それぞれに湧いてきて、それが集合化するのです。それが「勢い」です。
 その昔、戦争は多くの集団同志の対決でした。その時を決したのが、この「勢い」です。勢いの良い集団には素晴らしい「形」があります。それは見ているだけで「美しさ」を持っています。美しさの要素は「揃う」ところからスタートです。
 家庭内における子供のもこの辺りから伝えてゆけば、社会性のある豊かな感性の子に育つことでしょう。

=感性豊かな子に育てる秘訣=
 子供は7歳くらいまでに直感的思考を育みます。そして7歳から11歳の間には論理思考を発達させます。よって、直感力を養う時期に、「揃う」ことの美しさを教えきることが肝要です。
(今この文をお読みの方で、自分はその時期に親から教わらなかったという方は、 今からでも遅くありません、自分でしっかりと注意を払いましょう)
 いっしょに「いただきます」と声を合わせて食事をし、お箸を揃え、いっしょに後片付けをし、いっしょにお風呂に入る。また、履き物を揃え、お部屋の片付けをいっしょにし、その都度「きれいに出来たら気持ちいいね」と声掛けをする……この様に、何事も子供と一緒にやり、その結果を認識させていくことそのものがその人間の直感に組み込まれてゆくのです。
 学術的に言うと潜在意識にインプットされるのです。そこには、常に「美しくしよう」という感性が生まれ、やがてそれが集中力へと発展してゆきます。
 そして、成長と共に論理思考が発達する時期を迎えると、「なぜ Why?」という<疑問と好奇心>が生まれてきます。この時期に大人は作為的に、「物事にはルーツ(元)があり、それが原因となって結果が生じる」ことを教えるのです。そのために、何でもかんでもルーツや仕組みに興味を持つ楽しさを教えるのです。俗に雑学辞典といわれるものは、このルーツが書いてあるもので、それは余り役に立たないかも知れないけれど、多分に知的好奇心を満足させる役割があります。
 例えば、子供と一緒にボーリングに行ったとしましょう。その時、プレーをしながら軽い会話の中で「ボウリングは、マルチン・ルターという人が始めたんだよ」と伝え、マルチン・ルターがどういう人か質問が返ってくるような環境作りをします。そして、遊びながら、何でもかんでもその根源(ルーツ)を探ろうとする思考を育むのです。
 子供はその成長の過程で、自ずからルーツを知ろうとする性質を兼ね備えています。しかし、大人によってこの知的好奇心の芽が摘まれることがほとんどです。
 子供はこの知的好奇心を活性させることによって、脳が発達し、心が豊かになって行きます。
 ここまでお話ししてきたことをまとめてみましょう。人間のベース(基礎)を作るために、10歳位までに家庭でやらなければならないことは4つです。

(1)集中力を育成する
その為に、声を出して何事も反復確認する習慣を付ける。
親は子供の話をきちんと聞き、そしてそれを声に出して繰り返す。

(2)何事に関しても反応(Response)する
Response(反応)はやがてResponsibility(責任感)へと発達する。
そして、集中力も増す。

(3)何事も揃えようという意識を持たせる
「元気」は揃えることによって「勢い」へと変わる。
揃っているものには「美しさ」があり、揃えるためには「自制心」が必要になる。

(4)知的好奇心を活性する
ルーツを求める心こそ、科学的感性が生まれ出る心<疑問と好奇心>を育むエネルギーである。

 


続きはまた来週……!