M&Uスクール

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今週の喝 第69号(2006.8.13~8.19)成功への道しるべ!成功方程式 〜その9〜

潜在意識の大活用・あなたが変われば全てが変わる
潜在意識ってどんなもの?

成功への道しるべ!成功方程式 〜その9〜

家庭教育の根幹は、最も大切なことは集中力を鍛え、そこに夢のある創造的想像力を育むことです。10歳までの子供には、例え勉強の成績が悪くてもこの人間力を習慣化するだけで十分だと私は考えます。
 その上に、全てのものに対してそのルーツ(根源)を求める心<=探求心>が加われば、鬼に金棒!いつしか、素晴らしい才能ある豊かな心を持った人間に成長することでしょう。

=しっかりと反応できるよい子に育てよう=

 ドイツのフランクフルトから、スイスのジュネーブへ向かう、特急列車ジークフリート=ラインゴールド号の車中でのことです。コンパートメントに一緒に乗り合わせた5歳くらいの可愛い女の子がお婆ちゃんに、車窓から外を見てひっきりなしに
 Was ist das ? (あれなーに)を連発しています。
お婆ちゃんは丁寧に Das ist ……. と毎回毎回その子に答えています。それが2時間近く続くのですから二人ともすごい執着力です。
 日本人なら、「静かにしていなさい」と面倒くさがって、諫めるでしょう。後で、お婆ちゃんに「大変ですね」とねぎらうと、「ハイハイ、これが子供の教育の根本ですよ」とにこやかに答えていました。
 好奇心旺盛な幼児期にこのお婆ちゃんは、探求心と集中力を車窓からの眺めを題材に教えていたのです。そして、子供の質問に嫌な顔一つ見せずしっかりと答え、やがて先ほどの質問と同じような風景が出てきたら、今度はお婆ちゃんが Was ist das ? と質問しているのです。
 子供もしっかりと聞いておかないと、いつ訊ねられるか分かりません。そこにとても微笑ましい集中の場が出来ていました。
 このようにして、意識の交流が為された子供に、不良が生まれるはずがありません。何でもしっかりと反応(Response)し合うことが、人間の基礎教育の根幹なのです。やがて、この反応はResponseからResponsibility(=責任感)へと発展して行き、素晴らしい社会人の基礎となることでしょう。
 子供は、何でも知りたがる。しかし大人は何でも知ったかぶりをする。そして、分かったふりをするので最後には、分からないままその事象をごまかしたり、忘れたりして、どこかへ捨て去ってしまいます。
 そして、夢を忘れたつまらない人間が大量生産されているのです。
 さあ、子供達に夢を与え、自分に関係があるなしにかかわらず、子供の好奇心にはしっかりと答え、反応の良い子供に育てるために、ハキハキとしっかりした声で楽しく会話することを習慣化しましょう。
 そうすれば、あなた自身にも素晴らしい夢が湧き、希望に満ちた人生を体現できるかも知れませんよ。

 

続きはまた来週……!