M&Uスクール

潜在意識の有効活用を教える学校”M&Uスクール”のサイト

今週の喝 第68号(2006.8.6~8.12)成功への道しるべ!成功方程式 〜その8〜

潜在意識の大活用・あなたが変われば全てが変わる
潜在意識ってどんなもの?

成功への道しるべ!成功方程式 〜その8〜

 家庭教育は、何かを教えるのではなく、あらゆることに集中力を持って取り組む習慣を育むことです。そして、それには「人の想像力=イメージ」が最も重要な働きをします。
 想像力を育てるのに必要なことは、物事を相手に伝えるときに、説明ではなく説得力を持って話す必要があります。説得力をもつ話法は、それ自体に物語性があることが重要です。
 講演会を聞きに行ったときに、素晴らしい話にもかかわらず眠くてかなわなかったいった経験をお持ちの方も多いと思います。それは講師がしっかりとした話しているのに、その内容が数字の羅列や、物事道理の説明に終始しているからです。
 子供が勉強しないのも、教科書などが非常に説明的になっているからなのです。
 ここで大切なことは「物語力」なのです。

=物語力で鍛えるイメージパワー=
 今から3000年ほど前の中国でのことです。田を耕していると今まで見たこともない大きな太い骨がいっぱい出てきました。それを一つずつ繋ぎあわせて見ると今まで目にしたことの無いような大きな動物になります。そして妙におかしな格好をしています。彼らはその動物を骨から想像して「象」と名付けました。象とはElephantのことですね。当時は動物園もまた南に住む本物の象も彼らには見ることは出来ません。しかし、マンモスの骨はたくさん出土しました。当時の人達は見たこともないこの未知の動物を「象」と呼んだのです。
 人が骨から実物を想い巡らし、それを「象」と呼んだところから、イメージすること<想像>と言うようになりました。また、「象」を別の呼び方では<かたち>とも読みます。「形」は実際に存在するもの、触れたり見たり出来るもの<かたち>のことです。一方「象」は、見たり触ったりすることは出来ないけれども、想像することができ、また現象として存在しているものなどの<かたち>です。つまり、本物(成功)の<かたち>を想像によって見つけ出すことこそ、人の能力開発の原点なのです。
 少々難しいと思われるでしょうが、簡単に言うと「引力」が良い例です。引力は目に見えませんが、ニュートンがリンゴが落ちるのを見てそこに引力というものが存在することを想像し、実際にそれを証明することが出来たように、想像力は全ての未知なるものの発見の基本です。
 コロンブスが新大陸を発見したのも、地球が丸いという信念のもとに、西回りでもインドが発見できると想像したことから始まります。
 さて、この想像力(イメージ)を活性するために先人達は、いろいろと考察し、その結果、子供の時より色々と夢を育む心が大切であることに気付きました。
 おとぎ話、童話、童謡、冒険物語など全てが子供の夢を育み、想像力をかき立てるものです。これらは全て、登場人物がハッキリとして、あこがれの対象が明快に描かれています。
 これらをヒントに私は講演をしていますので、常に例え話を交えてお話をします。すると、聞いてくださる側は自分が主人公になったような気分になって、想像力をかき立てられ、生きた話として皆さんの身体に染み込んでゆくのです。
 人は説明では動きません。必ずそこにイメージを活性する物語性があって、初めて心を傾注します。また、想像力(イメージ)溢れた人間が素晴らしい創造的世界の覇者となり、リーダーシップを執ってゆくのです。

 


続きはまた来週……!