M&Uスクール

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今週の喝 第67号(2006.7.30~8.5)成功への道しるべ!成功方程式 〜その7〜

潜在意識の大活用・あなたが変われば全てが変わる
潜在意識ってどんなもの?

成功への道しるべ!成功方程式 〜その7〜

家庭教育で最も大切なことは、集中力のある子にすることと、私は明言します。
人の最も大切な力とは何かと問われれば、一に「集中力」、二に「継続力」、三に「物語力」を挙げます。この中でも人間が成功するのに最も基本的エネルギーは、何と言っても集中力です。
 「集中力」は、幼少の時よりレッスンすることによって大きく育ちます。その指導方法は、親や家族による率先垂範が最も効果的なのです。つまり、親が見本を見せるのです。
 学力優秀な親から学力優秀な子が生まれることが多いのは、もちろんDNAなどの遺伝も多々あるでしょうが、心を通じ合わせた親による刷り込み(模範)が一番だと思います。
 歌舞伎役者の子が代々後を継ぐのは、お父さんの影響がその主体になっています。その要因は集中力なのです。

=集中力の鍛え方=

 リビングルームで幼児がテレビのポケットモンスターを見ています。夕ご飯の支度が出来たお母さんは
「テレビばっかり見てないで、ご飯を食べなさい」
と促しますが、テレビに没頭している子供からは
「…………」
返事がありません。だんだんイライラしてきた母親は、テレビの前に立ちはだかりばちっとスイッチを切って

「早くご飯を食べなさい!」
こんな風景は日常茶飯事、日本の家庭の毎度の姿です。
 ここに大きな欠陥がありました。そうです、たかがテレビとは言え集中している子供の気を散らしてしまったのです。このような状態が毎日続くと、お母さんの顔を見たら、「パブロフの犬」のようにテレビを消し、ご飯を食べるようになりました。そしてだんだんこの意識が高じて、お母さんが来ると気が散るようになりました。

 「パブロフの犬」とは<条件反射>
のことです。つまり無意識に母親は、教育のつもりで行ったことが気を散らせる最悪の心を育成していたのです。
 子供は、親の行動や心の動きをしっかりと側で見ています。そして、子供は自分に親が集中してくれていることを「愛」と感じ、親のやることを何でも真似し、学ぼうとするのです。
愛とは、それを個人に向けた集中力のことなのです。
 さて、子供が気を散らせることの多い家庭ですが、どのように教育すればよいのでしょうか。

 それは、時間配分を親がしっかりと決め、そして「声を出して」から行動する習慣を付けます。つまり、「やることを時間と共に決め、決めたことはしっかりと声に出して行う」ことを子供に見せ、そして同じように習慣化します。

 例えば
「午後七時まではテレビを見ようね。それから先はお母さんが作った美味しい晩ご飯だから、一緒に食べようね」
と言った具合です。
そして子供が納得したら
「一所懸命ピカチュウを見て、後でお母さんに教えて」
と言い、食事中にはその話題で楽しく過ごす……こんな風にして、テレビはテレビ、ご飯はご飯に集中してゆく習慣を育てます。

 これは学校では出来ない教育です。
 つまり、家庭教育は、何かを教えるのではなく、あらゆることに集中力を持って取り組む習慣を育むことなのです。

そして、それには
「人の想像力=イメージ」
が最も重要な働きをします。


続きはまた来週……!