M&Uスクール

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今週の喝 第62号(2006.6.25~7.1)成功への道しるべ!成功方程式 〜その2〜

潜在意識の大活用・あなたが変われば全てが変わる
潜在意識ってどんなもの?

成功への道しるべ!成功方程式 〜その2〜

反復練習「自信」と「勇気」を喚起し、集中力自分の中にあるそのことに向かう魂の実感を呼び起こす。そして諸悪の根源は気が散る事にあることを突き止めました。
 「気散」から出てくる心は「恐怖」と「羞恥」です。
よって、<集中と継続>は人が持つべき最大の習慣なのです。
 集中力と継続力は、後天的に我々自身が身に付けることの出来る人間の<常能力>なのです。常能力とは誰でもがちょっとした注意と心がけで身に付けることの出来る能力です。しかし、ほとんどの人間がそれを手にしているところを見たことがありません。
 なぜ人はこの常能力をものにすることが出来ないのでしょうか。その答えは、人間の心の中に存在する「侮り」が原因でした。

=単純なことは簡単ではない!=
 日本一の今津中学校吹奏楽部が誕生したのは、奇蹟でも何でもありません。

・ただただ単純な練習の繰り返し。
・それに向かって情熱を持ち続ける精神。そして、
・闘志を燃やし続けること……この三つの意識の複合的結果です。

 単純な練習は決して簡単なことではありません。難しい曲、演奏できないかも知れないと思う曲に対して挑戦する心が、自分の技量と感情を鍛錬し、そしてそれを克服したときの達成感、そして充実感を己のものとしたときに<継続力>が生じるように神は我々人間を創られました。
 音楽用語に poco a poco という言葉があります。日本語では「だんだん……、少しずつ」という意味です。poco apoco accel.とあると「だんだん大きく」という意味です。我々の技量や心は、poco a poco の感性で続けてゆかねば、決して成就することはありません。楽器の練習もハナから速い曲が吹けません。だから、だんだん少しずつ速く練習してゆくのです。このじっくり構えた poco a poco の精神によって我々は楽器を克服し、達成感と充実感から素晴らしい満足感を得ました。そして、この満足感の素晴らしさが忘れられなくなり、ふたたびより難かしい曲に挑戦する心が生まれるのです。トリノ冬期オリンピック・フィギアで優勝した荒川静香さんも同様に、この感性の虜になった一人です。

 この感覚を物語る良い例があります。エベレスト初登頂に挑戦しようとしているイギリス人、ジョージ・マロリー卿に、新聞記者が質問しました。
「命の危険を冒して、なぜあなたはエベレストにアタックされるのですか」
マロリー
は答えました。
「そこに、山があるからだよ」
記者「……」

 これは決して禅問答や哲学のように難しい心の動きを表そうとしているのではありません。ただ単に、登山をしたことのない人間にその爽快感は伝えられないもどかしさから出た純粋な答えなのです。
 感覚……これは実体験をしたことのない人間には絶対分からない異次元の世界です。素晴らしい感覚を自分の体で体験したとき、初めて人の心は魂へと昇華するのです。心は「コロコロ」動き回りますが、魂は不動の精神、集中力を持った揺るぎない心です。

 人間は、この感性をものにするかどうかで大きく二つに分かれます。
一つは、何事も成し遂げる精神力を有するもの。
もう一つは、全てを途中で投げ出して、何一つ完成させたことのない中途半端人間です。
 そして、恐ろしいことにこの比率は、完成型人間:未完成型人間の割合
 5:95
なのです。つまり、生き生きと人生を謳歌する人間はとても少ないのです。

 それは、単純なことには継続力が必要であることを物語っています。
このエネルギーを自分のものとするには、楽器でもスポーツでも何でも良いですので<やりきる>感覚を味わうことです。

 これを<初期起動>と言います。


続きはまた来週……!