M&Uスクール

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今週の喝 第60号(2006.6.11~6.17)成功へ道しるべ!その心構えは如何に 〜その16〜

潜在意識の大活用・あなたが変われば全てが変わる
潜在意識ってどんなもの?

成功への道しるべ!その心構えは如何に 〜その16〜

成績優秀な人は、継続力と集中力があることを学んだ、小学校時代ですが、分かっていてもなかなか出来ません。世のことわざに「三日坊主」というしゃれた言い回しがあるように、いくら発心してもその心を持続することの難しさは限りがありません。
 一日たった一分の脂肪燃焼体操ですらやはり三日坊主です。人の能力はそんなに大きな開きはないように思いますが、毎日の積み重ねとなると、これはとてつもなく大きな差が生じます。
そのことを中学生になってから、嫌と言うほど知りました。

=真のリーダーとは?=
 以前、お話ししましたが、私の出身校兵庫県西宮市立今津中学校は下町の劣悪環境にもめげず、顧問の得津武史先生指導の下、全日本吹奏楽コンクールで通算15回の優勝(途中より金賞に変わる)を果たしました。
 かく言う私も不思議な縁からこのクラブに所属することになり、今では中学1年の時「おまえは虫歯が多いから、ラッパには向かへん。フルートじゃ」と一本の横笛を渡されたときに、人生の大半が決まったと言っても過言ではありません。
 今も不思議に思うのは、小学校5年生の秋に、私の隣の席にいた川瀬優子さんが縦笛のコンクールの選手に選ばれ阪神大会で優勝して、学芸会(確か当時は学習発表会と言っていたようです)で「荒城の月変奏曲」を見事に独奏したのを、天使の笛のように感じて聞いたのを覚えています。きっと素晴らしい才能を持っていたのでしょう。とうてい真似の出来ないその演奏を聞いた後からは、妙に彼女が輝いて見えたのを今でも覚えています。
 当時、私の音楽の成績は良いときでも「4」(5点評価で)悪いときは「2」と言う時もありました。後年、音楽担当の田中信夫先生に当時のことを伺いますと、
「君は、縦笛を力一杯吹くので、音がひっくり返ってしまい本当に下手くそだった」と言われたときには、ガックリしたのを覚えています。
 私は音楽は好きであったけれども、確かにふつうの子供で、全く特別な才能を持ち合わせていた記憶はありません。それが、中学生になると「日本一」の栄誉を頂いたのですから、世の中は分からない。今思い返すと、本当の才能とは自分自身の中にある能力よりも、素晴らしい指導者に巡り会い、その人にグイグイ引っ張ってもらった「出逢い」という<縁のパワーに>にその大部分があるように思います。

 我が今津中学吹奏楽部は、甲子園球場が近いこともあってアサター、ヒルター、ナイターと呼ぶ厳しい練習を正月3ヶ日を除く毎日、休みなく行っていた「継続のパワー」に根源を見いだすことが出来ます。
アサターとは学校が始まるまでの午前6時30分から8時まで、ヒルターは給食時間を挟む休み時間と放課後4時から6時まで、ナイターは午後6時過ぎから9時(遅いときは10時)くらいまで得津武先生の率先垂範によって実施されていました。その結果、俗称「掃きだめの町今津」から日本一の吹奏楽部が誕生したのです。これが文化程度の高い地区であればさほど注目を集めなかったかも知れません。
 このことから明言できることは、
しっかりとした目標設定をし、何のためにその目標をクリアするかという目的意識をハッキリした上で、精神的粘りをもった不退転の決意の指導者が、初志貫徹の精神で君臨すると、必ずその目標は達成できる

ということです。

よって、私は今でも
一に出逢い、二に根性、三四は目標、五に才能
と信じております。

 

続きはまた来週……!