M&Uスクール

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今週の喝 第58号(2006.5.28~6.3)成功へ道しるべ!その心構えは如何に 〜その14〜

潜在意識の大活用・あなたが変われば全てが変わる
潜在意識ってどんなもの?

成功への道しるべ!その心構えは如何に 〜その14〜

物事は、その人間が心の底から欲した時、必ず適切な事象(偶然)がやってくるように、出来ているのです。そんなバカなと思われるかもしれませんが、我々の心の奥底には潜在意識という摩訶不思議な世界が存在し、その潜在意識(=法則)を通して思念は実現するのです。
つまり、念ずれば花開く世界がこの世には確実に存在するのです。ただし、安易に「○○になればいいのになあ」くらいの思い込みようでは実現化しません。
人間がその全知全霊を傾けたときのみ、その不思議な力は働き出すのです。

=全知全霊で念ずれば=

全知全霊とは人間の持つ感覚全部ということです。
心は理性・感情・欲求というそれぞれ性質の違う三つの部分から成り立っていて、想いが希薄だとこの三つがバラバラの働きをするのです。またその心も「天」の定めた法則から外れることは決してありません。
希薄な心とは、その人間の「都合」を優先したようなものだと思えば分かり易いでしょう。例えば我々の最も横着なものに「楽して儲けるスタイルはないものか」と考える人がいます。
感情的には楽がしたい。欲求的には儲けたい。しかし理性的に考えるとそれは宝くじに当たらない限り無理だと判断します。そしてまた、ほとんどの人はその宝くじすら買わないのです。いや、買ったとしても心のどこかで「当たらないだろうな」と思いながら購入しています。
よって、このような矛盾を払拭するために、我々は「心の整合化」をする必要があるのです。つまり、理性・感情・欲求の私の中にある三つの心を、同じ目標に向けて照準を合わせるのです。
楽したいなら儲けることは諦め、儲けたいならしっかり働くこと……これで理性脳もしっかりと納得するのです。

この三つの脳はヒトの脳(理性)、ウマの脳(感情)、ワニの脳(欲求)と呼ばれ、それぞれ、人類、ほ乳類、は虫類を指し、その発達過程に育まれたものです。
面白いことに、人がお酒を飲むとこの順番で酔ってゆきます。

シラフの時は、人は律儀で建前をしっかりと前面に押し出し、きっちりとした社会の一員として行動しますが、お酒が入るとこれが崩れてくるのです。
先ず、初めにヒトの脳が酔っぱらいます。そして機能が低下すると、ウマの脳が主役を演じます。つまり感情的になるのです。
会社などで嫌な上司がいても普段は理性的に処理できますが、ウマが顔をもたげますと、理性の蓋は脆くも壊れ、愚痴や鬱憤を晴らそうと心の中にあるものを全て外に出します。また、異性がそばに来るとすぐ反応し、精力が湧いてきます。酒場に女性を置くと男性は理性無しに(計算せずに)、好かれようとして剛毅になります。そして、大盤振る舞いするのです。よって、酒場は儲かります。
そしてもっと杯を重ねると、今度は感情も眠り欲求だけになり、争ってでも自分が欲するものを手に入れようとし、自分の我を通そうとするのです。酔っぱらいの喧嘩は、この状態で起こるのです。
そして、もっと深酒をすると、「♪気がつきゃホームのベンチでごろ寝……わかっちゃいるけどめられねえ」となるのです。

さて、全知全霊とはこの三つの脳が全て同じ方向を向いている状態を言います。
その時不思議なことに、心の奥底から潜在意識のエネルギーが湧き出てきて、それがオーラとなり、その人間をその方向へ向かわせる原動力となるのです。そして、行動が伴い、その行動が摂理(天の法則)と一致しているため、実現化されるのです。
これが「念ずれば花開く」坂村真民先生が言い、「則天去私」夏目漱石が言った格言の秘密なのです。則天去私とは「天の法則に従って、我(自分の考え)を捨てる」ことです。

 

続きはまた来週……!