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今週の喝 第52号(2006.4.16~4.22)成功へ道しるべ!その心構えは如何に 〜その8〜

潜在意識の大活用・あなたが変われば全てが変わる
潜在意識ってどんなもの?

成功へ道しるべ!その心構えは如何に 〜その8〜

もうすぐ五月……そして1日はメーデーです。
♪聴け万国の労働者、とどろき渡るメーデーの……
私の子供の頃、軍歌「歩兵の領分」メロディーの替え歌でこのメーデーの歌を唄いながら、大勢の労働者がデモ行進をしていたのを思い出します。
そして最後に大勢が広場に集まり、シュプレヒコールで「団結用意。我々の勝利のために……!」「オー!」とやっていました。
しかし、私の子供の目から見ても、どことなく「気」が入っていない印象の時もありました。
ハナから『上手く行く訳がないよね』と思いながら、右手を挙げてポーズをしているのです。
後年になって何故あんなに自信無さげだったのかが分かりました。


=心配の原理=
人が何か真剣にやろうとするとき、それまでの生活習慣から、先ず最初に、望ましからぬ未来の成り行きや目標を、とても生き生きと創造してしまいます。
そのためには何の努力も意志の力も必要としません。いつも悪い方の未来予測だけは、とてもハッキリ脳裏に浮かんでくるのです。
これは、失敗したときの恥ずかしさ(羞恥心)が成功したときの爽快感より数段強力なイメージエネルギーをもっているからなのです。そして、プラス思考を念頭に置こうと努力すればするほど、この羞恥心という心の悪魔「おまえに出来る訳がないよ」と囁きかけてきます。それを振り切って「頑張るぞ!」と思えば思うほど「無理さ!」と無情に語りかけてくるのです。

これが<意志反作用の法則>という人間独特のやっかいな性質なのです。
スポーツ選手や音楽家がウルトラCの演技や演奏をしようとするとき、いつもこの悪魔と戦わなければなりません。しかも、この自分の中にいる悪魔は、力強く頑張るほど、同等の力かそれ以上のもので我々の足を引っ張ります。
この<意志反作用の法則>を知らないでいると、頑張れば頑張るほど失敗を招き寄せることになります。
また、我々人間は「私は成功するかしら?」とその到達点を思いめぐらし、考え続けると、心はこれから生じるかもしれないマイナスの可能性の観念に従って行動してしまいます。これを<心配の原理>といいます。
そして人は、この心配の原理の反復と心配している事柄の可能性に基づいてその思考力を働かせるため、失敗しているマイナスの到達点をしっかりとイメージ化してしまうのです。これを<心配の重複効果>といいます。
やがて、時間が経つうちに、これらのマイナス感情にふさわしい情緒が自動的に心を支配します。つまり、恐怖や心配、落胆や悲観など、まだ現実化していない物事に対しても既に失敗してしまったように感じてしまうのです。

意志反作用の法則心配の原理心配の重複効果などのマイナス感情はあくまで日頃の思考習慣から出たものです。よってこの心の法則に気づくことによって、思考習慣を変えることが出来ます。
それは非合理を排除し、理性思考を確立することから始めましょう。
自分の思いは道理・法則に合致しているのかどうかを冷静に判断します。
そして、自分自身が定めた的(目標)に対して、しっかりとした<欲望の力>を用いて心を活性化します。物品であれば「何があっても手に入れたい」という想いをもっと昇華させ、そのものを既に手に入れて満足している自分自身をイメージするのです。
そうすることによって、あなたの心には「熱中・快活・勇気・幸福」といったそれにふさわしいプラス感情が湧いてきます。
成功はこのプラス感情に乗って、あなたの心が誘発する行動力によってもたらされるのです。


続きはまた来週……!