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今週の喝 第48号(2006.3.19~3.25)成功へ道しるべ!その心構えは如何に 〜その4〜

潜在意識の大活用・あなたが変われば全てが変わる
潜在意識ってどんなもの?

成功へ道しるべ!その心構えは如何に 〜その4〜

優越コンプレックス
……この何とも珍妙な名前の“劣等感"
ほとんどの人間が犯す間違いです。
それは、人がミス(失敗)をするのは、「当たり前」なのですが、コンピュータのように正確無比が本当だと錯覚する現代人は、<失敗=恥>と考えるようになりました。
本当の恥は失敗を修正しないところにあることを忘れてはいけません。
人は、「失敗し→修正し→前進する」ことによって成長します。


=劣等者の感情=
人間の機能は、ほとんど優劣をつけることが出来ません。
こんな話をすると、「そんな馬鹿なことはないよ。人ほど差異の大きい生き物はない」と言う声が聞こえてきそうですね。
そう現実には、人の才能は「優秀な者」「劣等な者」とに、大きく分かれます。これは他の動物よりも顕著です。しかし、よく考えてみると、これは機能(人間の持つ感覚性能)の所為ではなくて、その人間個人の感覚や感情の持ち方によって出来た差だと言うことが分かります。

一般に“劣等者"と言われる人を観察すると、
先ず、自分自身について「私は劣っている」という間違った感情から全ての物事をスタートします。もちろん、過去にミスはしたでしょうが、ミスはしっかりと修正することによって「ここは二度と間違わないゾ!」と決心する道標になります。

例えば、テストの点数が悪かったとしましょう。
ほとんどの人間は、点の悪さに気をとられて、その答案用紙を隠そうと努力し、「どこが間違いで、何を修正すれば今後カイゼンされるか」という根本を忘れてしまっています。とにかく、表面的な隠蔽工作に走り、抜本的解決をしないのが劣等者の感情です。つまり、羞恥心が前に出て、「恥を知る=廉恥心」を忘れてしまっているのです。テストが悪いのは、修正箇所を示してくれていると理解するのが正しいのです。

このように「自分はダメだ」という間違った感情からスタートするのですから、その論理思考や感情は全てがマイナス思考となります。
そこで「自分を立派にすること」がその治療法であると考、<優越>を求めるようになります。
しかし、優越を求める努力は多くの苦難をもたらし、欲求不満を倍加させ、以前になかった神経症を生じさせる結果となるだけです。

従って、
一所懸命努力すればするほど、彼はみじめになるのです。


=結 論=

劣等感を持った人は、優越を求めることにより、常に失敗を複雑なものにしてしまっているのです。

=解決法=

人にはミスが付きものです。
よって「間違い」は、あなたを立派にするためのシミュレーションと思い、恥じることなく修正してゆきましょう。
人間の社会に複雑なものはありません。全て単純なのです。
コンピュータすら「0」と「1」の組み合わせで全てが出来ているように、一見複雑に見えることも、その根本は単純そのものなのです。

 

続きはまた来週……!