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今週の喝 第988号(2024.04.29~05.05)〜リラックスされた美智子妃殿下〜

潜在意識の大活用・あなたが変われば全てが変わるVol.988
成功への道しるべ!この世は全て催眠だ729
リラックスされた美智子妃殿下

 さてさて、奈良県大和郡山市のロータリークラブで邂逅した奈良県桜井市池田栄三郎市長(1915生~1999没)の要請で、新築間もない市長室を訪れました。
 池田市長は、直感力並びに決断力に長けた方で、その上、とてもユーモアがある方で、後で市長秘書の方に伺ったのですが、その日も次の予定があったにもかかわらず、即そのスケジュールをキャンセルされ、一日中私のために時間を作って下さったそうです。有り難いことです。
 そこで、市長が体験された皇室の方々とのマル秘話を聞かせて下さいました。
 皇室の方々の移動は、我々一般人のそれとは全く違います。たとえば、車で移動する場合など、電車の踏切があるならば、その踏切を何時何分にどの電車が通過するか(特急なのか各停なのか等です)。そして、たとえば目的地に到着され、会議室ならそこまで何歩で歩かれるか、食事を取られる場合はどのくらいの時間を要するか等です。
 しかし、この日はイレギュラーな事態が起こったのです。現上皇さま(平成の天皇陛下だった時代)ご夫妻を乗せた車が桜井市役所の前を通りかかったその時、何の前触れもナシに先導の白バイが突然右折して、桜井市役所の玄関前に居た池田市長の前に止まり、続いて皇太子殿下を乗せた車もそれに追随して入って来たと言います。その訳は、皇太子妃美智子さまが尿意を催されたためというのです。そんな連絡を受けた白バイ先導の警察官は、その模様を奈良県警のボスに連絡したところ、落成間もない桜井市役所の市長室には個室のトイレがあることを見学会の時に知らされ、それを思い出し、すぐさまこの指令を出したそうです。
 そして、事無きを得た美智子さまは、安堵の中でリラックスされたのか饒舌になられ、応接室のソファーで奈良県訪問のこれまでの感想を話されだしたというのです。

 

★★早よ、交代してんか……!★★
 その前に、個室に入られた妃殿下は、よっぽど切羽詰まっていたのか、そして安堵の中でホッとされたのか、中々退出されません。(ここまでは事実の話)その内、今度は皇太子さまも尿意を催されてきて、ソワソワされだしました。
 この市長室のトイレは、当時、色々と地域市民との間で問題が起き、小競り合いに発展したときなど、実力行使で“市長室に監禁”等という自体を想定された故に設置したのです。それを奈良県警のトップは覚えており、素早い判断と決断で、「国道右折」の指示になったのです。
 さて、その後皇太子殿下はおもむろに立ち上がり市長室のトイレの前で軽くノックをされましたが、よほど皇太子妃はリラックスされたのか、別の事態が発生したのか応答がありません。
 その様子を見守っておられたのですが、殿下は小声で「美智子、はよ、交代してんか(皇太子殿下(こうたいしてんか))(早く、交代して下さいの関西弁Ver.)」とジョークに変えて言われたそうです(完全に市長の脚色です!)。このギャグが出たとき、丁度私は、コーヒーを飲もうとしていた矢先だったので、コーヒーを鼻から吹きだし、出来て間もない市長室を汚してしまいました。
 こんなユーモアに富んだ市長ですから、“向かうところ敵無し”で1991年市長を勇退されるまで、堂々とその責務を果たされました。
 ここからは私見ですが、ユーモアに溢れた人は、ご自分の生き様も明快で、そして決断力も考え方も奥が深く、一度決めたことは容易(たやす)く変えない方が多いと感じました。そしてとにかく“やることが早い”のです。たじろぐなど見たことがありません。
 そして、楽しい一日の別れ際に、「梅忠サン、来週の中頃で都合の良い日を教えて下さい」ということで、今度はNHK大阪放送局の正門で再び逢う約束を頂戴しました。用件は、「大阪放送局の報道部長を紹介したい」と言うことでした。その方は、大和桜井にある有名な“山辺(やまのべ)の道”(天理~桜井へと続く日本史上最古の道)の桜井側の起点となるところにお住まいで、桜井市では名士の方です。この道は奈良盆地の東南にある三輪山の麓から東北部の春日山の麓まで盆地の東縁、春日断層崖下を山々の裾を縫うように南北に走り、周囲には多くの古墳群(西山塚古墳、崇神(すじん)天皇陵、黒塚古墳、櫛山(くしやま)古墳、天神山古墳etc.)に囲まれ、圧巻は今では邪馬台国の卑弥呼の墓ではないかといわれる箸墓(はしはか)古墳(地元の言い伝えでは、“ヤマトトトヒモモソヒメ”の墓と言われている)と日本創世記の歴史街道です。是非、皆さんも一度ハイキングがてら歩かれることをお薦め致します。

 

  この続きは、来週のお楽しみ……('-^*)/