M&Uスクール

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今週の喝 第878号(2022.03.21~03.27) この世は全て催眠だ(619)〜病床で自分の感覚を鍛えるのは、想像力のみ!〜

潜在意識の大活用・あなたが変われば全てが変わる

潜在意識ってどんなもの? 

この世は全て催眠だ(619
病床で自分の感覚を鍛えるのは、想像力のみ!

 春風や、隣は何をする人ゾ?
……今週の喝ですが一ヶ月半ぶりです。本当に長い間ご無沙汰致しました。大概の人は入院というような特殊な状況におかれる事は、儘(ママ)ないと思います。
 しかし、私は今年2月8日に名古屋で倒れて以来、兵庫県立尼崎総合医療センターという大病院で治療をして貰いました。本当に丁寧な治療をして下さいました。本来この時節は、CORONAの影響で空き病室などほとんどないといわれている時期に、神さまがご配慮下さったのでしょう。ICU(救急医療室)に入れて貰って、尚且つ、CORONA病棟にも余裕があったので、約二週間CORONA病棟での治療となりました。そして、通された部屋は4人収容の相部屋でした。その3号室で一ヶ月半悶々と暮らしました。その時、相対的に感じたのが先ほど書いた
 「春風や……」です。
 この話をすると博学の看護師さんの一人が、それは「松尾芭蕉さんの句で、“秋風や“じゃなかったですか」と修正を加えてくるのです。その看護師さんは、とても聡明な方で、入院期間中、色々な情報交換ができて、私の心の和みになりました。その看護師さんからは、多くの医療関係者の方々の真のCORONAワクチンや、今報道されている情報に対するコメントを聞かせて貰いました。そんな中で「秋風の間違いでは?」という指摘に、感じ入りました。私はパロディーで芭蕉翁の“奥の細道”の一首を用いたのではなく、自分が孤独に闘病している感想を素直に一句認めたかったのです。
松尾芭蕉の句は、大阪で病床に倒れた芭蕉自身が、その病床に隣家から聞こえてくるさまざまな音から想像を働かせてそれを句に認めたのです。

 

★★隣の病室から聞こえてくるさまざまな生活音★★
 「人の無意識とは、もの凄い情報を含んでいるものだなぁ!」
というのが正直な感想です。元気な時に発してた音や言葉が、病床にいる時には、それに痛さや呼吸困難の苦しみがそれを後押しするように「我が儘」となって、傍若無人に振る舞い、それがモロ・・ハッキリと聞こえてくるのです。
 CORONA病室から一般病室に転室になってから、私の隣のベッドの方は、暴力的な言葉とベッドの柵をガンガン叩いたりと、日頃から我が儘であったであろうということが伝わってきました。
 またもう一人の方は、昼間は大人しいのですが、夜……それも深夜近く(と言ってもPM20時頃)になると、うめき声や罵(ば)詈(り)雑(ぞう)言(ごん)で自棄(やけ)になってナースコールを押すのです。その音で熟睡など遙か彼方!朝になって看護師が「眠れましたか?」と訊ねてくれるのですが、正直に熟睡など無理です。
 このように、顔も見た事もない臨床の患者さんの事を、
 「日頃は、どんな私生活を送っていたのであろうか?」
などと想像を巡らし、そんな方にも伴侶がいて、朝から晩まであの様な環境の中で耐えているその忍耐に、勝手に感服したりして、結構あきずに過ごす事が出来ました。(イライラした事もあったことも事実ですが……!)
 この時期(今)の入院は、家族と言えども面会謝絶です。だからこそ、ストレスがたまり我が儘が如実に現れる。そして、それを想像力によって、
 「まだ見ぬ、人達の日常を想像する……それは患者さんだけではなく、医師や看護師の皆さんの日常も垣間見ることができて、入院もそんなにストレスを感じる事はなかった」(と思おうとしている)自分を見つける事が出来ました。
 このように、入院という異常事態でも、マイナス面だけを見つめると、それこそストレスが鬱積してきますが、臨床の方や、何気ない眼鏡を掛けている看護師さんの(余計なお世話だとは思いますが)私生活では、その顔に似合っていない(のでは?)眼鏡を選んだ感性などを想像すると(もちろん私がチョイスするともっと美形になるかも……?)などと思いながら看護を受けていると、結構入院生活も「また、楽しからずや!」という心境になります……心は“自分の持って行き方一つ”だということがハッキリ分かりました。すなわり「マインドコントロール」こそ己の心中にある訳ですね。
 しかし、入院生活の後半になると、治療もリハビリもやる事がなくなってきた時が、自分との戦いでした。
 教訓!人間は忙しい時が華です。

 

   この続きは、来週のお楽しみ……('-^*)/