M&Uスクール

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今週の喝 第123号(2007.8.27~2007.9.2)〜成功への準備はスランプ克服から(20)!〜

潜在意識の大活用・あなたが変われば全てが変わる
潜在意識ってどんなもの?

成功への準備はスランプ克服から(20)!

 スランプに陥る人間の特徴の一つに、先ず最初に「望ましからぬ未来の成り行きや目標」を、生き生きとした想像力で自分の心に描いています。しかも、ここには何の努力も意志の力も必要としません。
 つまり、自分が生きてきた人生の中で、いつもマイナスの結果を想定する癖をつけてしまったのです。そして人生脚本にしっかりと書き込んで、その通りの人生を歩もうとします。
 心は、自分が求めるものの反対の姿を想像してしまう癖が付きやすく、それがPTSD(Post Traumatic Stress Disorder)を招く要因となります。
 これを<意志反作用の法則>と言います。
 そして、「成功するかしら?」とその到達点を思いめぐらし、考え続けると、心は逆に「生じるかもしれないマイナスの可能性」の観念に従って行動をしてしまいます。
 これが<心配の原理>です。
 我々は、物事を思いめぐらすときに、この心配の原理を反復し、真剣にその可能性の有無を考えだします。すると、どこから見てもそのマイナスの到達点が現実的であると解釈してしまうのです。
 そして、時間が経つと共に、その想像にふさわしい感情である「恐怖・心配・落胆」といったマイナスの心が生まれ、行動もその通りのものになってしまいます。

  =心から非論理を排除せよ=
 ある人間が、あなたの財布からお金を盗みました。その人間は、やがて自責の念に苛まれ、反省の心がわいてきました。そこで、正直に「私はあなたのお金を盗みました。お返しします」と言ってきたとしたら、あなたはその人間を素直に許す事が出来るでしょうか。たいがいの人は、一度は許した態度をとっても「どうして盗んだ?」などと尋ね、やがてその言葉が自分の心に共鳴し、怒りの心に火が付く事もあるでしょう。そして、最終的に相手を責めてしまう人間が大半です。
 自分が加害者の時は、「素直に許してくれれば良いのに」と思っても、自分が被害者であると「おいそれとは許すものか」という矛盾した心が、我々人間の心の勝手性です。
 従って、反省の心がわいても、その反省を謝罪行為に結びつける事が容易に出来ません。それがますますその人間の品性を悪化させてゆき、自責の心がある内はまだしも、どうしても行動に出る勇気に結びつかない時は、逆に<居直り>の心へ変化させ、心が歪み始めます。
 この居直り行為の元兇が「恐怖・心配・落胆」などの情緒です。

 そこで、自分の心をしっかりと整合化して、何が何でも「非論理の排除」を目標に定める事が、スランプを呼び起こす心を退治する近道なのです。人がどうであれ、自分のした行為に対する責任をとる勇気は、論理思考の確立から始まります。
 そして、我々が「的」を定め目標を明快にすると、そこには自動的に<欲望の力>働きます。その時の情緒は「快活・熱中・勇気・幸福」といった物事を成就する事にふさわしいものとなってくるのです。

 

続きはまた来週……!