M&Uスクール

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今週の喝 第508号(2015.1.12〜2015.1.18) この世は全て催眠だ(250)〜凡人は、矛盾の中に生きている… だから失敗する!〜

潜在意識の大活用・あなたが変われば全てが変わる
潜在意識ってどんなもの?

この世は全て催眠だ(250
〜凡人は、矛盾の中に生きている…
 だから失敗する!

 私が40歳の時(二十二年前)、失敗する人間と、成功する人間の境目(分水嶺)はどこにあるのか?と、疑問を持ち、その回答は、「凡人と賢者」だと気付きました。そこで、凡人とは何かという、定義づけを研究して「凡人六原則」を完成させたのです。それは、

 (1)「私は正しい」と思い込んでいる
 (2)楽と得を求める
 (3)何事も比べて判断する
 (4)時間を気にする
 (5)一事が万事
 (6)類項作用
 
 この6項目のどれか一つでも当てはまる人は、立派な?“凡人”です。
 
(1)の「私は正しい」も、そこに論理構成があればまだしも、ただ闇雲に感情的に、自分の人生を否定したくないために、自分の思考行動を正当化するところから「私は正しい」と思い込んでいるのです。ですから、身勝手で自我の強い判断ですから、往々にして摂理からかけ離れ、失敗の憂き目を見るのです。
 
(2)凡人は“苦”から逃れたいの一心で今を過ごしています。「苦しみから逃れたい」と思う心は、「何故苦しむのか」を研究しない限り明快に腑に落とすことはできません。その回答は、自然の法則(摂理)から外れたときに“苦”が生じます。従って“苦”は、私たち人間の気付きの最も大事な材料なのです。
 ですから、「楽と得」という相反する概念を同時に求めることこそ非論理の極みなのです。「楽」を求めたくば、「得」することは、捨てるのが常套です。そして、「得」を求めたくば、一所懸命に打ち込むことが肝要です。従って、「楽」はありません。
 この矛盾を、掌握できない人間が、心を乱し、外界に八つ当たりして自分を省みないため、周囲の人達からも疎まれるのです。
 
(3)凡人は、自分自身の中に判断基準をもたないため、何事も既存のものと“比べて”価値を判断します。一般に「芸術家」は、自分の価値判断で動くため、社会と遊離してしまうこともあります。凡人は、それを避けることを無意識に学び、その行動は「比較」を基準にし、自分のセオリー抜いてしまったもので、社会生活を営みます。
 
いやはや、凡人とは矛盾だらけに生きているのですね。
 
★★人生は、自己修正で成功へ導ける★★ 
そして、

(4)つめの「時間感覚」についても、時間を“気にしている”のですが、時間を“大切”にしている人はとても少ないのです。○○をやれば、どうなるか?、ならなかったらどういう結果を生むか?という、未来への憶測こそ、時間感覚の持ち主が持つ「計算能」です。世は摂理から離れて上手く運ぶことは絶対にありません。従って、成功パターンと失敗パターンの両方を考えて模索し、正しい方を学習して行く……これを「経験」といいます。
 しかし、ほとんどの人間は、時間を人生のただの通過点としてしか見ないので、それは単なる「時刻」なのです。時間を有意義に使えることが、先般解説した「ジャネーの法則」の克服になるのです。
 
(5)人の営みは「一事が万事」と、なぜ明言できるのでしょうか。このように人間の潜在意識の勉強をしていない人にとっては、頭脳こそ人生の司令塔であると考えがちです。しかし、真の行動基盤を形作っているのは、潜在意識の作用です。簡単に言うと潜在意識とは“癖”の記憶装置です。そして、癖は無意識化された過去の習慣ですので、その習慣通りの思考・行動をしてしまいます。だから、人間は「一事が万事」から中々脱することができないのです。
 しかし、我々人間は、日常のことを癖化して行動している(無意識化)故に、新たなる思考・行動を生み出すことが可能という長所もあります。ですから、潜在意識の勉強をすることによって、無意識(潜在意識)を意識化して、気付きによる人生の修正をして行くことが肝要なのです。
 
(6)最後の「類項作用」は、この世にあるもの全てが“生体エネルギー”を持っており、その中でも高度に進化した人間を頂点とする生きものは、頭脳を持ち、“心”を開発しました。これら、生体エネルギーや心からは、その動向によって電磁波が発せられています。その電磁波がバイブレーション(波動)を生みだし、その周波数に共振したもの同士が“引き合う”ように天が我々を創造したのです。
 だから、この世の生きとし生けるものは、自然に群れを成すようになっています。これは、とても大切な法則です。なぜなら、自分の周囲に集まってくる人や事象は、自分の周波数に合致したものである故に、悪友を呼ぶのも、良い集団が集まるのも自分の潜在意識の作用だということです。
 
 これらの法則を学ぶことは、もしも、自分がこの6カ条全てに当てはまるとしても、それを修正・改善することができるのです。無知蒙昧こそ人に迷惑を掛ける根本状態ですから、これからもより一層、この勉強を続けられ、摂理に対する自分を正しくする指針として下さい。

この続きは、来週のお楽しみ……('-^*)/