M&Uスクール

潜在意識の有効活用を教える学校”M&Uスクール”のサイト

今週の喝 第419号(2013.4.29〜2013.5.5) この世は全て催眠だ(161)〜素直な気持ちで潜在意識に従おう!〜

潜在意識の大活用・あなたが変われば全てが変わる
潜在意識ってどんなもの?

この世は全て催眠だ(161
〜素直な気持ちで潜在意識に従おう!

 催眠という一見不思議な現象も、科学的にその根拠を研究すると、ごく自然な人間の「情動のシステム」(無意識に動く人間本来の性質)の作用だと分かります。「情動」は“潜在意識”という我々生体系の奥に存在するメカニズムによって統御されています。ですが、潜在意識用の脳も神経もない自律神経系なので、その研究は見えない故にとてもあやふやです。
 従って、潜在意識の働きについて、常に(感じることで)確認しながら勉強してゆくことが肝要です。でなければ、潜在意識そのもの、また潜在意識によってコントロールされている自律神経も、目に見えない、形のないものであるため、勝手な解釈がなされ真の姿の理解に混乱が生じるからです。
 潜在意識を超簡単に理解するために、
  (1)生命維持装置
  (2)クセ記憶装置
  (3)危険防止装置
と、お伝えしています。「無意識の生命維持装置」であるのは、人間は健康(正常)の上に、自分の知恵や行動を置くことで、自由闊達に創造的活動が出来るように神が作られたからです。
 突然、宗教的な表現をしましたが、なぜそのように機能になっているかは、我々人間の英知では計り知ることが出来ないからです。何はともあれ、健康が無意識であるから、余分な気を配らずとも我々は色々なこと(生活行動)が出来るのです。
 そして、失敗するとそれを修正しようとする自動機制が働く(サイコ・サイバネティクス)ようになり、強いて言えば我々を成功へ導くシステムがあるのです。
 しかし、大体の人間は、失敗や苦がくるとそれに捕らわれてしまって、思考停止し、マイナス感情に苛まれるため、このサイコ・サイバネティクスの機能が狂うのです。だから、真摯にこのサイコ・サイバネティクスの機能を確認して、素直な気持ちで、失敗はただ修正すれば良いのです。
 
=健康!それは神への感謝から=
 「人間にとって失敗など何もない!ただ、成功への修正事項があるだけだ」この大前提をあなたが信じ、この通りに行動したものだけが、この世で大きな所業を達成しているのです。
 「1%の閃きと99%の努力が、私の発明を支えている」…エジソン
 「成功者とは、成功するまで諦めなかった人間を言う」……松下幸之助
このように、偉大な功績を残した人間の格言には、人間成功の秘密が多く隠されています。これらは、全て潜在意識の機能を言い当てているからこそ、偉業が成し遂げられたのです。言い換えれば、「潜在意識は成功への道標が認(したた)められている」と言っても過言ではありません。

 さて、潜在意識の2つ目の機能である「クセ記憶装置」について解説しましょう。
 「無くて七癖!」と言われるように、我々は自分の性質を自分自身でしっかりと掌握することは出来ません。名プレーを披露するスポーツマンも、反復練習し、サイコ・サイバネティクスの機能を働かせて、そこに良いクセ(習慣)を身につけたからこそ、コンスタントに成果を出せるのです。有名なゴルファーのベン・ホ−ガンも、彼の著書“モダン・ゴルフ”で
 「筋肉がプレーを記憶する」
と喝破しているように、一つの事を成し遂げた人間は、意識を通り越して無意識の領域であらゆる行動を熟(こな)しています。
 また、これは行動だけではなく、思考体系も習慣を形成し、咄嗟の判断の基盤となっています。要するに、我々人間は、その生活全般を“癖化”して自分の潜在意識にインプットし、その上に人生を置いているのです。
 従って、良いクセをインプットすれば人生は良い方向に進み、悪いクセを不孝にも身につければ、最後まで思い通りには行かないのです。その境目は、自分自身がクセを付けながら毎日を過ごしていることに気付き、それを正しい方向に修正するための訓練をしっかりとした師について教わることです。その為には、真摯で素直な人格を形成することが必要であることは言うまでもありませんが、これもまた、クセなので……とまあ、堂々巡りをしている時にも、逡巡するというクセが、我々の潜在意識にはマリンスノーが海底に積もるが如く、蓄積されているのです。
 人生には、大きな決断が三回くらいあるとよく言われますが、その決心は潜在意識レベルで行わないと、また悪いクセに逆戻りするのです。
 良いクセは、教えを請うてしっかりと習熟しなければ体得できませんが、悪いクセは、我流で付くことが往々にしてあります。「師」とは設計図のようなものです。とても失礼な言い方かも知れませんが、設計図からはみ出すと、「喝」を入れてくれるとても尊大な存在なのです。
 さて、あなたは「師」と呼ぶべき賢人に出逢えているでしょうか?


その解説は、来週のお楽しみ……('-^*)/