M&Uスクール

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今週の喝 第387号(2012.9.17〜2012.9.23) この世は全て催眠だ(129)〜五感!その人はどの感性が主流を占めているか〜

潜在意識の大活用・あなたが変われば全てが変わる
潜在意識ってどんなもの?

この世は全て催眠だ(129
〜五感!その人はどの感性が主流を占めているか

 相手の無意識(習慣化された癖=観念)が、あなたを受け入れれば、相手は自分でも気付かないうちに変わってしまいます。その為に、無意識接近法を用いるのですが、その基礎であるラ・ポール(信頼関係)を結ぶ方法についてお話ししています。
 相手の人が、視覚派なのか、聴覚派か、感覚派かを見極めることが先決です。その為にも、自分の感性がどの派に属するかを探って行きます。先週は、視覚派の特徴について書きましたので、今回は聴覚派についてです。

 聴覚派の人は、耳から入ってくる音の情報を主な窓口に、自分の経験を形作っています。話し言葉にも、
 「それはどういう意味か、もう一度聞かせて」
 「山の風の音がすてきだったね」
 「小川のせせらぎの音でリラックスしたね」
 「その時、心の鍵がカチッと外れたよ」
などと、音に関する表現が多く出てきます。
 また、ファッションにしても、形や色よりも“衣(きぬ)ずれの音”などにセンスを感じたりします。そして、昨晩の食事を思い出すときも、フォーク・ナイフのふれあう音や、流れていたBGM、一緒に食事をした相手の声などが先に出てきます。

 感覚派の人は、触覚・体感などを通して世界を理解するタイプの人です。
 彼らは、身体の感覚が情報処理の重要な窓口となっています。手触り、肌触りに敏感な人達がこのタイプです。例えば、血を見たり、ぱっくりと開けた傷口を目にするとより過敏に反応します。そんな彼らは、
 「感動して背筋がふるえた」
 「おかしくて片腹痛いよ」
 「あなたの言いたいことは、分かるような気がする」
など、言葉にすると、“感じ”や“感覚”がよく出てきます。スポーツマンなど、身体を動かすことが好きな人はこのタイプです。
 そして、前日の夕食を思い出すときは、自分の座っていた椅子の感触や背もたれや床の感じなどが印象に残っています。

=感性タイプ別アプローチ=
 我々が初対面の人間を判断する場合も、「視覚派」「聴覚派」「感覚派」の三つの感性タイプが働いています。

●視覚派の人は、
 心の中で相手のイメージを描きます。

●聴覚派の人は、
 相手の声のトーンやイントネーションで判断しようとします。

●感覚派の人は、
 相手がどういう“感じ”の人かを探ろうとします。

 この感性タイプは、実は潜在意識の深いところ=共通無意識(集合無意識)という部分からやってくる情報です。第六感といわれる直感力もこの、集合無意識を通してやってきます(この辺りは、ニュー・サイエンスで科学的に多く研究されている)ので、相手の心の深い部分に直結しているホットラインからもたらされます。(但し、しっかりとした集中力を持った人に限り、気散状態の人間は思い込みや妄想性を伴いますので要注意です)
 従って相手の感性タイプに合わせたアプローチは、相手の警戒心を薄くし、こちらのメッセージを抵抗なく受け入れる状態を作ります。

★アプローチのポイント!
視覚派の人には……

具体的なイメージが浮かぶように話すのが有効!
 「その問題は、
   言わば三重の塔のような構造になっていましてね」
 「月の沙漠を、らくだの背にあなたと二人で揺られてみたい」
などと、イメージ化しやすい情景で相手に迫ります。プレゼンなど説明では、イラストや写真などビジュアル・ツールを用いることが大切です。

聴覚派の人には……
音を連想させるような言葉を話しの中に織り込む!
 「あなたは、打てば響く素早い感性を持っているね」
 「これさえあれば、大拍手なんですがねぇ」
このような性質の人には、快い音や音楽、明るく爽やかな声はコミュニケーションを加速します。

感覚派の人には……
身体の感覚を呼び起こすようなトークをしよう!
 「あいつの意見には、シビれたね」
 「あなたのお話にジーンときました」
このような感覚の持ち主には、なるべく行動を促した方が効果的です。乗せる、触れる、押さえる、座る、寝てみるなどのアクションを交えて相手を導くと、より良い理解に繋がります。


この続きは、また来週のお楽しみ……('-^*)/