M&Uスクール

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(1)ファイヤー竹本

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 ここに来るまでには、色々な心の中での葛藤がありましたが、無事に帰国できた今では、一度は訪ねるべき場所であったと率直に感じ、行けなかった仲間を強引にお誘いすることもなく、自分のことばかりを考えていたことに大いに反省をしています。私達の日頃の表情(顔つき)、話す言葉、姿勢、態度一つ一つの中にも、当時の被収容者や或いはカポ達の顔つきと同じ様相をしている時が殆どではないかと思い、ぞっとしました。だからこそ、常に鏡で自分の表情をチェックすることが必要なのですね。鏡は必携です。また、梅谷先生が現地で感じられたという「現代の社長はカポと同じだ。社員を被収容者のように扱っている社長が多すぎる。」という感覚は悔しいけれども理解できるところがあります。

 

 「マエストロの会」を改めて、「カポの会」にしようか?という話もありました。

 

 私は以前、カポと同じことをしていたかも知れません。私が出来ることは出来て当たり前、出来ないのは努力が足らない、しようとしていないからだと思っていたからです。 しかし、お陰様で、梅谷先生からの教えや斯波最誠和尚さまのにんげん学での孔子や老子の言葉、和尚さま自身から直接お聴きする言葉により、随分と心が柔軟になったことを自分でもふと氣が付く時があります。まだまだ顧客に対しては厳し過ぎると社員からも言われていますが、少しはお客様にも優しくなれるのではと思っています。また、私の周りの同業者やお客様に今回の研修旅行の件を話すと「羨ましい!自分も行きたい!」と言う方ばかりで、最初に「どうしてアウシュヴィッツみたいな場所に行くのですか?」と聞かれなかったことにも驚いています。そんな感覚を持っている方々が私の周りには沢山いることにも驚きましたが、これも類項作用と言うことでしょうか。結局、自分と同じ感覚の人がそばに集まっているのだなと思いました。だからこそ、自分さえきちんとしていれば、周りの人達も変わるということなのですね。だから永くおつきあいが続いている関係というのが、とても今の自分の状事を知る為に、自分を映す鏡にもなっているようです。

 

 今回の視察研修を終えて、今まで以上に、社員を家族同様に扱うことを日常生活に組み込みたいと思いました。2年前に実施した40周年記念旅行も家族同伴でしたから、次回50周年までは私の責任として、またどこか南の島にでも社員の家族全員参加で連れて行きたいと考えています。社員だけで無く、社員の家族も同じ家族です。

 

 ところで、今回ポーランド視察研修に同行したメンバーとは一気にその距離が縮まりました。このことは今回の旅行で得た大きな私の財産になることでしょう。

 永田社長とは、クラクフで3日間同じ部屋でしたので、朝方5時頃から色々な話をすることが出来ました。考えていることや感じていることは、そのテーマに対する情報量が同じであれば、同じ感覚を持たれているのだなと感じました。

 

 

 また、9月15日のPSマエストロ通信で発信した私が「マエストロの会を11月2日を終えた段階で退会する。」という文章を読まれて、心配してくださった上田先生と梶社長、そして熊谷社長に細野篤志さん、片野先生までもご心配をおかけしてしまいましたね。でも、このように親近感を覚えることができたのは、あの連日の寝る前の部屋飲みがあったからでしょう。言いたい放題言わせてもらいましたが、誘ってくださった梶社長に感謝します。とても楽しい二晩でした。熊ちゃん、あっちゃんともこの2晩があったからこそ、自然に言えるようになりましたからね。人を愛する、大切に思う感覚がどれだけ自分にとって嬉しいものか、感動するものかが身に染みました。

 

 マエストロの会全員参加であれば、この行程表ではもっと大変なことになっていたかも知れませんが、全員参加できればそれはそれはもっと楽しかったことでしょう。

 

 参加されたメンバーの中には、この旅行中にも、どんどん積極的人間へと変身されていく方もおられました。何かが吹っ切れたと言うか、眠っていた善なる魂が寝覚めたかのように、その変化が目に見えるように表情や行動に現れていました。

 マエストロの会は、もっとお互いのことを思い、深く愛し合わなければならないのです。例え小さなことであろうとも、先生に一度指摘されたことはすぐに改善することはとても大切なことであり、そのまま何度も同じ指摘を受けているような者がいては迷惑なだけです。こんな小さな事から、お互いへの厳しい指摘も必要なのです。先生が何度も注意する前に、私達が深い愛情を持って、お互いに厳しい注意をしあえる同志でなければならないと思います。先生にはもっと韓非子などの講義に集中してもらいたいです。

 そして、先生が元気でおられるうちに、私達一人一人の足で立って堂々と人生を歩むことが出来るように、そして周りの多くの人に行動で影響を与えられるような人間を目指したいですね。

 

 今回の旅の終わりの目的は、「なぜ自分は生かされているのか。自分の使命に早く気づけ!」という問いに対する答えを確認することでした。

 

 生きているのではなく、生かされているということは、「天は何を私に期待して生かしているのだろうか?」ということです。私は今の業界に入るべくして産まれた人間だと信じきれています。それは、この業界に入るまでには苦しみが多かったのは、この業界に入るように入るようにと人生が動いていたと感じているからです。だからこそ、この消防業界をこの世に無くてはならない業界にする為に、次世代に託すことも含めて、自分が次に生まれ変わっても、この使命の続きを成し遂げたいという強い気持ちでこの命を全うすることにします。両親、兄弟、妻子、そして社員やそばにいてくれる友人にも感謝し、これから歳を重ねるごとに謙虚さを忘れずに生きていきます。もうそんな人生の折り返しの歳に近づいてきました。

 

  私は、こんな素晴らしい使命を与えてくださった神様に喜ばれる生き方をします!

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