潜在意識の大活用・あなたが変われば全てが変わる
成功への道しるべ!この世は全て催眠だ758
黒田先生のお嬢様から思わぬ依頼……!
黒田保先生の奥様が突然我が家を訪問され、とても驚きました。ある日、大阪府堺市での講演会の帰りに心斎橋筋を偶々(たまたま)歩いていると小大丸(こだいまる)ビルの入り口に「黒田(くろだ)保(たもつ)展6F」の看板を目にしました。それにつられて会場を訪れると、30人くらいのお弟子さんが展覧会の準備をされておりました。そこに展示されている絵は、そのタッチから見て黒田保先生の作品に間違いありません。既にお亡くなりになっている方の展覧会?
疑問に思いながら、展示の準備をしているお弟子さん(と思われる方の一人)に事情を話すと、先般の池田市民会館でのコンサートを聴きに来て下さった方だったので、すぐに意思が通じ合い、会場にいる皆さんに紹介して下さいました。そして、その場で即席のフルート・コンサートを行い、和気藹々(わきあいあい)のひとときを過ごすことが出来たのです。ただ残念だったのは、私がその会場を訪れるわずか5分ほど前に、黒田先生の奥様は退出されたとのこと!しかし、私がその会場を訪れたことをお弟子さん達は、キッチリ奥様に伝えて下さっていたのです。
そんな事があっての、奥様の我が家訪問に至ったのです。こんな縁で黒田先生亡き後も、黒田先生のご家族の皆さんと親しくお付き合いさせて頂く事になりました。そうこうしている折、まだ黒田先生の病気の兆候もないときでしたが、お嬢様から、
「私はNECに勤めており、今度社内結婚をすることになりました。夫になる人は同じ部署の者で、仲人はその部署の上司です。そこで、梅谷先生にお願いがあります。NHKのディスクジョッキーも聴きました。そこで、私たちの結婚式の司会をお願いできないでしょうか?」
という依頼を受けたのです。
そこで、先ずは仲人をして下さる上司の方と面談することになりました。大阪梅田のビジネス街ビル(第一生命ビル)にある立派なオフィスに通され上司である本多次男(ほんだつぎお)さまと会ったのです。
★★「縁」は続くよ何処までも……!★★
ご挨拶の後、本多さんと名刺交換して驚いたのは、単に私が知っているNECの方だとばかり思っておりましたら、なんと社名・肩書きは、「NECホーム・エレクトロニクス株式会社、西日本統括本部長、本多次男」とまあ、とても長いものでした。こんなことが起縁となり、本多さんとは終生のお付き合いをさせて頂くことになりました。
“一気に心が打ち解けた”というのが本多さんとの出逢いの第一印象です。本多さんは、熊本県人吉市(ひとよしし)が故郷で、東海大学出身の秀才です。東京に転勤されてからは我がヒューマンソフト研究会にも足繁く通って下さいました。このNECホーム・エレクトロニクス株式会社は、親会社のNECの俗に言う“白物家電”を販売する部署です。本多次男さんの営業手腕は他者の群を抜いており、他の追随を許さないもの凄いエネルギーのある方でした。その素晴らしい方の部下のお二人がこの度めでたく結婚されるのです。このようにして縁が縁を呼んで繋がってゆきました。
しかし本多さんは、優秀であるが故に社内でも煙たがられていました。顔形はとても失礼な表現かも知れませんが、辣腕であるにもかかわらず、テレビ漫画の“ムーミン”そっくりなのです。
この結婚式を切っ掛けに、社内の講義、得意先の皆さんへの講演など色々とお仕事を頂戴いたしました。もちろん黒田先生のアピールも多大なものが有ったのは承知していますが、本多流の直感を重視するそのバイタリティは我がSCHOOLの在り方に見事に合致するものがありました。
そして、会社だけではなく、本多さんの横の繋がり(例えば、大阪のロータリークラブや販売店会のグループ)なども積極的に紹介して下さったので、日本全国の販売店会に一緒に行き、とても楽しいひとときを一緒に体験させて頂きました。
その上、東海大学の出身の方々の集う“熊本県人会”でも講義をさせて貰ったのを機に、人吉市の市長にもご紹介下さり、人吉市の地域アドバイザーにも任命され「如何にして過疎化から脱出するか?」といった仮題について現地で討論会にも参加しました。
本多さんと出会った頃、巷(ちまた)でとても流行っていた映画に松坂慶子主演の「蒲田行進曲」がありました。あの映画で大部屋女優“小夏”の役で松坂慶子さんが、それこそ体当たり演技で大ヒットしました。私も何度見たか分からないほど、あの映画のファンでした。
その物語の内容(小夏の出身が人吉)を取り混ぜて、「人吉市」がとても良い街であることをアピールしたのです。すると、人吉の隣町である熊本県水俣市(みなまたし)の市長もその会に傍観者として来ておられ、終了後、水俣市での講演と市のコマーシャルに出て欲しいという依頼まで頂戴しました。「水俣」と言えばチッソ水俣による水俣病で、その風評被害から多くの住人が流出しておりました。それを何とかストップをかけようというのです。
この続きは、来週のお楽しみ……('-^*)/