M&Uスクール

潜在意識の有効活用を教える学校”M&Uスクール”のサイト

今週の喝 第639号  (2017.07.17~2017.07.23)

潜在意識の大活用・あなたが変われば全てが変わるVol.639

成功への道しるべ!この世は全て催眠だ382

 

        「業縁には逆らえない」
                                 
 
 「避けられ得ぬ業縁がなければ、人一人として殺せまい!」
この言葉は、浄土真宗の開祖・親鸞上人に弟子の唯円が、何故人を殺(あや)めるのでしょうか?という問いに対する回答です。否定形ばかりで書かれているので、現代的に肯定語で訳すと、
 「業縁が人に備わっているから、人を殺めてしまうのだ
 業とは、持って生まれた性質、そして、縁はこの世での“事象と出会い”。この二つが組み合わさって、その人間の行動が起きるのです。この出会いの中には、現象との出会いと、人間との出会いがあります


 これは実際にあった話ですが、日ロ戦争中、徴兵されたお寺の息子と牧師の息子が、満州への輸送船の中で知り合い、身の上話を繰り返す内に、心情を語り合うようになりました。仏教とキリスト教という違いはあれど、宗教を広める立場から少々反戦的な話になりました。
 「総攻撃になっても、できるだけ敵兵を殺さないようにしよう」
 そして、旅順203高地の戦いで不殺生を決めた二人は、敵陣に突撃して行きました。しかし、こちらは不殺生でも敵ロシア兵は違います。勇猛果敢に突撃してきて、銃剣で牧師の息子の左胸を刺し貫き、その勢いで今度は、こちらに殺意の目を向けます。その瞬間、お寺の息子は無意識に、その熊のようなロシア兵の左目から脳みそに掛けて、銃剣を射通したといいます。
 我々人間は、心で不殺生を決めても、周りの事象が戦闘状態になり、己の身が危ないとなると、無意識(潜在意識)に身の保護と戦友に対するリベンジ心から来る行動を取ってしまうのです。これが、人の執る自然な行動なのです。決心という顕在意識の決定は、潜在意識(癖、生命維持)の前には無力なのです
 親鸞が唯円に諭した言葉、業縁と共に我々はあるのです。そんなことから親鸞は、いくら逆らっても逆らいきれない「業縁や潜在意識の前には、身を投げ出すしかない」と考え、その業縁や潜在意識を司っている仏様である「阿弥陀さまに全てお任せいたします」と謙虚に従ったのです

 

★★「先天的機能」vs「後天的作用」★★

 このように解釈するとお念仏の「南無阿弥陀仏」の阿弥陀さまは潜在意識のことだったのですね。(諸説有り)
 我がM&U SCHOOLも、「阿弥陀さまにお任せする」のであれば、阿弥陀さまの性質や法則を調べようと、「心の科学」を研究し、その根底を司る“潜在意識”の形を究明し続けて30年が過ぎました。
 まだまだ、研究途中ですが、それでも潜在意識の性質を把握すれば、人生を成功に導くことができると言うところまで進んできました。親鸞上人がどうすることもできないと言われた“業(ごう)縁(えん)”の縁=事象や時節も、人間の強い願望と、その願望の意味(ロゴス)がこの世を司る法(摂理)と合致していれば、「事象強制引き込み現象」が生じて、時節や条件が合致してくることまで究明して参りました。それは仮説にせよ、そこに働く力を想定しなければ成りません。つまり、坂村真民先生が「念ずれば花開く」と言われた、「念」と「花」の関係です。どんな力が働いて、“思念が現実を生む”のかと言うことです。
 人間には「自分さえ良ければ」という“我”が厳然と存在します。先ほどの「殺生はダメ」と思っていても、潜在意識の働きの一つである“生命維持装置”の前では己の身を守る作用が作動し、また「不殺生の誓い」を立てても、宗教に携わる者ですら「リベンジ心」があったことが証明されました。すなわち“誓い”は「観念」ですが、リベンジ“復讐”は「情動」だったのです。
 観念とはこの世に生まれてきて、周りの色々な影響から身についた「自分の信じている世界」、つまり、“後天的作用”ですが、情動は、生まれたときから心に備わっている無意識(潜在意識)に備わっている“先天的機能”なのです。ですから、自然な行動から言えば“先天的機能”の前には“後天的作用”は非力です。それは、飼い慣らされたサーカスのライオンが、空腹時には調教師を喰い殺すのと類似します。飼い慣らすとは、ライオンの性質を熟知した上で、人間の都合と事情に合わせて行動を取らせる躾ですが、空腹は生命維持装置を作動させてしまうので、「躾」というレベルとはそのエネルギーの大きさがそもそも違うのです。
 人間も同様に生命維持の根源は「欲望・欲求」ですから、食べるものがなく命の危険を感じるときには、躾やモラル、また規律といった教育によって培われる人間性など、ほとんど吹っ飛んでしまいます
 しかし、人間は他の動物とほんの少し違うのは、教育という後天的作用で、自分の行動を野生化(先天的機能)から守ることができるのです

     この続きは、来週のお楽しみ……('-^*)/