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今週の喝 第985号(2024.04.08~04.14)〜今も存命の先生とは年賀状交換しています。〜

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成功への道しるべ!この世は全て催眠だ726

〜今も存命の先生とは年賀状交換しています。〜

 私の中学生時代を思い出すと、その頃(昭和)の古き良き時代が、バッチリと反映されています。そして嬉しいことに、齢72になった今でも、その時、じか直に教鞭を執って教えて下さった先生方と今も親しくさせて頂いているのが不思議なくらいです。
 小学校4~6年までの小学校高学年3年間の担任であった、匂梅(こうばい)吉章(よしあき)先生とも、今も年賀状のやり取りが続いております。既に95歳を超えたと年賀状に書いてありましたが、未だ、お元気なようで、とても嬉しく思っております。
 ここ数年で、「寂しいなぁ!」と感じることは、知り合いからの「年賀状仕舞い」の報が届くことです。
 もちろんAIがここまで発達したのですから、いちいち葉書を用いた「年賀状」は出すことは“面倒くさい”とは思います。しかし、私も葉書を受け取る側でありますので、1年にたった1回のことではありますが、とても寂しい思いがします。現在の日本を端的に表す状況だと私は思います。……この現象は、自分の側からしか物事を捉えられない令和の風潮だと感じます。
 確かに年賀状を暮れの多忙な時期にシッカリと書くことは“面倒くさい”ことですが、それを眺めて私のことを思い出して下さっている先方の方々を思うと、今は「お仕舞い!」にすることは忍びなく感じる「古い私」がいる事に、とても嬉しさを感じます。
 そして、私が中学校1年生の時、新規中学校教師として我が今津中学校に赴任されてこられた、美術の伊勢昌史先生。伊勢先生は兵庫県中部の丹波篠山出身で、ご当地では進学校であった兵庫県立篠山ほうめい鳳鳴高校から和歌山大学(確か教育学部)に進まれ、そして、我が今津中学校に赴任されたのです。
 そこで、音楽担当の得津武史先生と出逢い、失礼ながらお二人とも主要五教科ではないところから、一目で意気投合し、伊勢先生も女子テニス部の顧問を引き受けられ、優秀な成績を収めていました。こういった関係から伊勢先生は吹奏楽部の副顧問のような位置に居られました。

 

★★今週の目標「もっと、生徒を殴ろう!」★★
 こうして、子供時代のことを、古いアルバムを丁寧にめくるように思い出しつつ書いていると、大和郡山で内観道場を開かれた(宗教指導者で内観法を世に広められた)吉本伊信(いしん)先生の指導を受けているようです。
 私たち人間は日々をボーッと過ごしていると、まさに「光陰矢のごとし」……あっとう間に老人になってしまいます。現在、齢72になって思うのですが、晩年(老年期)も中々よいものだなと、思うことがよくあります。
 先ほども、伊勢昌史先生ともよく一献傾けることがありますが、そんな時に、自分自身が歩んできた七十年チョイの人生を、一緒に行動した時代を懐かしみながら振り返ると、自分の人生の深さ(生意気言うようですが)をシミジミ感じます。もちろん、私の知らない、また、先生の知らない当時の情報交換も信じられない、また大爆笑に至る内容があり、それだけでも元気が出てきます。
 中学校の時、生徒であった私たちが知る由もなかった職員会議の模様も伺うことができます。一度、山形の永田プロダクツ社長、永田則男社のご好意で温泉にご招待頂いたことがあります。湯に温まり、心がほぐれたときに、「職員会議」で一番印象に残ったことのお話しを伺いました。私たち生徒の側からは、何か難しい話をしているのかと思っていましたので、ストレートに伊勢先生に尋ねたことがありました。すると、ある教師から、
 「最近の子供は、素直さが欠けてきて我々教師の言うことを聞かないことが多い。」
という動議が出たそうです。そしてその結果、先生方が選択した結論は、
 「ものおじせず、先生に逆らってくる生徒がいるなら、ビシバシと教育指導する必要がある。」
ということになり、今週の目標「生徒をもっと厳しく指導しよう。そのために、“鉄拳制裁”を有効に使おう」
と、なったそうです。つまり、「もっと“生徒達を殴ろう”」ということになったのです。
 今なら“パワハラ(パワーハラスメント)”でPTAが先鞭をつけて、下手をすればそのような先生は“懲戒免職”の憂き目に遭いかねません。もちろん、当時(昭和)と現在(令和)では時代が違いますが、私は時々自分自身で行う“内観”で思うのですが、今は何かというと権利の主張を「ハラスメント」という言葉に置き換えて、勝手気ままが横行しているように思えてなりません。もちろん、暴力を肯定する気はありませんが、「愛の鞭」的な行為は必要で、それがあってこそ“人間味”は伝わると思うのですが……。

  この続きは、来週のお楽しみ……('-^*)/