M&Uスクール

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今週の喝 第674号(2018.3.19~3.25)

潜在意識の大活用・あなたが変われば全てが変わる

 成功への道しるべ!この世は全て催眠だ415

 

          アカンタレ忠洋!

 私の家は、明治時代から続く西宮では老舗の畳屋さんです。今は、我が息子・一弘が我が父・郁郎の意志を継いで、頑張っております。
 この紙面でも、たびたび話題に出ますが、我が父・郁郎は生粋の昭和気質(かたぎ)の人間ですので、私には命令と禁止令、それに恐喝と暴力的威嚇で跡継ぎにしようとしましたが、不思議なエネルギー(縁)が働いて、私に対してはほとんどが裏目に出たことは確かです。何度も申しますが、我が父は決して粗暴な親で有った訳ではなく、当時は父親というとそのほとんどが、そのような存在でした。しかし、いかなる状況であろうとも、私はそれに屈することなく、ことある毎に、音楽の世界へ惹かれていったのです。古来より「好きこそ物の上手なれ!」と言われるように、“好き”という大いなる感情エネルギーは、それこそ「火事場の馬鹿力的パワー」となり、私に念ずるという勇気と希望を与えてくれたのです。
 我が父は、それに屈したのか、私の次世代の息子・一弘には、慈愛と共感性、そして、ジェネレーション(世代)を超えたチューニング(協調)で接したようで、晩年の父・郁郎に、
 「爺ちゃん、僕、畳屋さん継いでもええか?
と意志を表明したのです。その時の郁郎の目にはうれし涙が溢れておりました。息子での失敗を、シッカリと修正し、孫に生かした姿勢は、「アッパレ!」の一言です。
 話が少し逸れましたので、修正します。私と父の関係の話です。今も鮮明に覚えていることは、私自身、幼稚園年長組の時に、急性腎炎を患い、生死を彷徨ったために虚弱体質でした。その体質に加え、とても気の弱い面が有り、近所のほんの数名の仲良くしてくれるお姉ちゃんやお兄ちゃんとしかおしゃべりも出来ないような「アカンタレ」でした。

★★感動から生まれた意志は、行動と奇跡を生む!★★

 小学校3年生の時、家の電話(商売兼用)がリリリ~ンを鳴りました。アカンタレ忠洋は、電話が(今のスマホのように相手が誰かなど分からないので)恐ろしくて聞いて聞かない振りをしていました。ところが、我が父は、
商売人の子供が、電話を怖がってどうする。次に掛かってきた電話はお前が取れ!
と、しびれを切らしたように威嚇してくるのです。そんな時、誰か分からない相手から電話が入って来ました。私が躊躇していると
 「早よ、取らんかえ!
と凄みます。その時の私の心臓は、アレグロ(早く)、フォルテ(強く)で鳴り響き、電話のベルに上がってしまって目の前は真っ白!でした。そして、恐る恐る生まれて初めて取った受話器に私が喋ったのは、
 「もしもし、こちら梅谷さんです。アンタ誰?!
と、自分にさん付けをして、相手には、『お前の所為で私は嫌な目にあってるんや』と心の叫びか、「アンタ誰?!」ですから……。
 この電話応対を見ていた父は、あまりの失態に呆れてしまい、すこぶる落胆していたのを覚えています。このような幼少体験のPTSDか、66歳の現在でも、人前で講義講演は熟(こな)せても、掛けてきた人間が誰か分からない電話は、その頃のことがフラッシュバックして、億劫になり、冷や汗が出てきま

 さてさて、そんな「アカンタレ忠洋」が、ジャン・ピエール・ランパル先生の演奏する「ハンガリー田園幻想曲」に心動かされ、コンサート終了後に、本来、客は絶対に入れない楽屋口から、それこそ無意識に侵入し、多くの守衛や関係者の目をかいくぐって、とうとう先生の楽屋の前までやって来れたのです。
 高鳴る心臓の鼓動が身体中にエコーして、私の背中を突き動かしたその時、私は無意識に楽屋の扉をノックしていました。部屋の中からは女性の声で「ハイ!どうぞ」という応答。口から心臓がすでに飛び出している私は、恐怖も何もありません。言われるままにドアを開けると、ランパル先生は着替え中で、先ほどの声の女性は、一緒に共演していたピアニストの井上双葉さんでした。数名のフランス人女性と日本人スタッフが、中学生の制服制帽姿の私を温かく迎え入れてくれ、「なにかご用?」と、何でも言いなさいという様な優しいそぶりと言葉で、私を誘(いざな)ってくれます。そんなやり取りをしている間に、ランパル先生は平服姿で私の前に現れ、「前の方で聞いていてくれてありがとう」(もちろんフランス語で通訳の方から聞いた言葉)とランパル先生は、私のことを覚えていて下さったのです。
 「私も、今年4月からフルート吹いてます。フルートに出逢えて良かったことを、先生から教わりました。本当に有り難うございます。」
と、こんなにスラスラとは言えなかったと思いますが感動の心を先生に述べると、ランパル先生は、私の持っていたプログラムにサラサラとサインをして、それを私に手渡すと同時に、
 「あなたも偉大な笛吹きになりなさい(通訳)」
と言って、私にハグして下さいました。
 そして、夢見心地で楽屋を出ると、中の誰かが「フェスは、セキュリティー甘いね!」  (フェスとは大阪フェスティバルホールのことです)

   この続きは、来週のお楽しみ……('-^*)/