M&Uスクール

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今週の喝 第652号  (2017.10.16~2017.10.22)

潜在意識の大活用・あなたが変われば全てが変わる

成功への道しるべ!この世は全て催眠だ395

 

    従順で真摯な人間でも残虐性は潜在意識に存在する
                                 
 
  それは、神の仕業でしょうか、それとも法然上人の言うように阿弥陀如来(仏)にお任せすれば解決する問題なのでしょうか。
 我々人間には、計り知れないほど多くの疑問が眼前に横たわっています。その中でも“業縁”という我々人間の意志や叡智では、どうにもならない人生の仕組み……それは、我々人間は何人(なんぴと)も、条件(環境や状況、機会や出逢い)が揃えば、私とてあなたとて、残忍極まりないことをしてしまうかもしれないと、浄土宗、浄土真宗は説きます。
 第二次世界大戦後、アウシュビッツのような恐ろしい行為が為されるのは何故かを究明するため、アメリカではアイヒマン実験(別名:ミルグラム実験)やスタンフォード監獄実験など、それを裏付けるような恐ろしい実験も行われました。それは八百年以上前に法然上人親鸞上人によって感知された“業縁”の証明でもありました。
 アイヒマン実験とは、アメリカのイェール大学の心理学者、スタンリー・ミルグラムが人間が権威者の指示に従う心理状況を実験したものです。まあ、実験の模様はインターネットなどで調べていただくとして、この実験が「アイヒマン実験」いわれる所以が大切なのです。
 アイヒマンとは数百万人のユダヤ人を絶滅収容所に輸送する責任者、アドルフ・アイヒマンのことで、ドイツ敗戦のドサクサに紛れてアルゼンチンに逃亡し、自動車工場の主任としてひっそりと暮らしていたのを、イスラエルの諜報機関(モサド)が執念で探し出し裁判に掛けました。
 その裁判は、逐一フィルムに収められ映画にもなりました。このような極悪非道の所業をする人間は、世界中の人々が人格異常の変質者と思っていたのですが、その映画では、アイヒマンの人間像は、真摯に「職務」に励む一介の平凡で小心な公務員の姿でした

 

★★“業縁”の正体は解明されるのか!?★★

 このことから「アイヒマンはじめ、多くの戦争犯罪を実行したナチス戦犯達は、特殊な人物ではなく、ごく普通の感性を持つ市民であっても、一定の条件下では、誰もがあのような残虐行為を犯すものなのか?」という疑問が提起され、それをミルグラムが実験したため、「アイヒマン実験」と呼ぶようになりました。実験方法は、NHKでも放映され、ほとんどの人間が権威の前には、残虐性を発揮することの証明が為されました。(実験方法はインターネットが詳しいです)
 次に「スタンフォード監獄実験」ですが、名の通りスタンフォード大学の心理学者フィリップ・ジンバルドーの下に、刑務所などの特殊な環境で、肩書きや地位を与えられると、その役割に合わせて行動してしまうことを証明しようとした実験です。
 新聞広告などで集められたアルバイト感覚の大学生の中から被験者21人を選び、11人を看守役に、10人を受刑者役にグループ分けし、それぞれの役割を実際の刑務所に近いセットを作って演じさせました。その結果、時間が経つにつれ、看守役の被験者はより看守らしく、受刑者役はより受刑者らしい行動を取るようになることが証明されました。つまり、実験であるにも関わらず、看守役は傲慢、且つ凶暴になり、受刑者役は、卑屈に怯えだし、中には実験を中止しないと精神障害に陥る者まで現れる始末でした。
 実験は2週間続けられる予定でしたが、カウンセリングの牧師の忠告で6日間でこの実験は中止されました。しかし、看守役のほとんどの人間が「話が違う!」と続行を希望したといいます。
 これら二つの実験から、強い権力を与えられた人間と力を持たない人間が、狭い空間で常に一緒に居ると、次第に理性の歯止めがきかなくなり、暴走して権力に服従してしまうことが証明され、しかも、元々の性格とは関係なく、役割を与えられただけでそのような状態に陥ってしまい、今までの自分を支えきれずに「非個人化」が起こることも分かってきたのです

 法然上人親鸞上人が、人間の根柢に宿る“業縁”の正体が現代科学の心理学実験によって明かされたと言っても良いと私は考えます。それよりも大切なことは、このふたりの聖者が説く、その救済方法にこそ真理が隠されているように思うのです。彼らは言いました。分かりやすく言うと、
 「この世の中には、自分の力ではどうにもならないものがあり、それこそ“阿弥陀仏”の力によって支配されている
 この“阿弥陀仏”という我々凡人には計り知れない大いなる力に気付くことで、自分の根柢に潜む“業縁”の作用も変わってくる……しかし、それは自分(自力)ではどうにも出来ない故、このパワー(他力)に縋ることこそ大切だと、説いているのです。

   この続きは、来週のお楽しみ……('-^*)/