M&Uスクール

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今週の喝 第669号(2018.2.12~2.18)

潜在意識の大活用・あなたが変われば全てが変わる

成功への道しるべ!この世は全て催眠だ410

 

       フルートは人生の師
 
 もし、私が今のようにフルート、いや音楽に出逢わなかったら……こんなことを時々、フッと考えることがあります。
 「歴史に“If”はない!」
と言われるように、仮説は無意味なようにも感じますが、自分の今日の姿を真逆の観点から見るためには、今の人生を歩む切っ掛けを見つけることが最短距離のように思います。それには“If(もし)”による考察が役に立つのです。
 このように考えている内に、やがて、フルートって私にとって何だろう?音楽は何を私に伝えてくれたんだろう?と思うようになりました。その回答は、フルート(に限らず全ての楽器)は、私にとって
 「この世は、理由や言い訳の通じない世界であり、全ての責任は自分の所業にある
ということを叩き込んでくれた恩師とも言える存在で有り、また、手強いライバルのようだと感じます。また、音楽は、
 「人間の苦しみや悲しみ、歓びや勇気を心の奥底から表出させ、それを活動エネルギーに変える最大の武器である
と、気付かせてくれたのです。
 フルートは決してミスすることはありません。ミスをするのは、全て人間の方で、それを演奏する者の練度・技量に依ります。人は、とにかく自分の失態を外界の所為にすることで、自分の気を慰め、対外的にも「自分は正しい」をアピールする手段として用います。しかし、楽器はそんな人間の内実などお構いなしに、正直に反応し、音を出します。その音を聞けば、その音を出す人間の想念が手に取るように分かる……それが楽器です。また、この楽器は鳴りにくいと楽器の所為にしても、熟練者に掛かると素晴らしい音を奏でます。まさに、「弘法筆を選ばず」というように名人の手に掛かると、楽器は鳴り響いてくるのです。
 ここから、
 「己の所業によって己の人生が決まる」
ことをフルートは教えてくれました。この楽器に出逢って以後、この世は全く言い訳や理由付けが通じない世界、逃げ場のない世界だということに気付いたのです。つまり、全ての結果は良しにつけ悪しきにつけ、自分の所業によって為されることを教えてくれました。まさに、私にとって「フルートは人生の師」なのです。

 

★★人の能力は「一事が万事!」★★

 さてさて、話をソロバンとブラバンの板挟み状態に戻しましょう。ソロバン塾で我が父・郁郎の出した「4級の検定試験に合格するまで」という条件をクリアするために、塾に通っていたのですが、全く上達しません。それどころかソロバンに向かうと、逆にブラスバンドのことが気になり、先輩からの制裁や他の部員達に後れをとったら等と雑念がわき上がって埒があきません。そんな時、ソロバン塾の先生が私の隣に座り込んで、
 「梅谷君はお父さんに言われて嫌々来てるやろ。何でもそうやけど、嫌々で上手くなったものなんか何にもないで……!それより、ウチの塾に居るときは、ソロバンに集中して、ブラバンに居るときはこの塾のことなんか忘れて、シッカリ楽器吹くとええ。」
と、とても優しい言葉で諭してくれたのです。そして、友常先輩が言ってくれたように、ソロバン塾の先生の目を見ると、とても穏やかな表情で私を見守ってくれているのです。
 今まで嫌々「父親に言われたから」取り組んでいたソロバンでしたが、またもや目が合った瞬間に、そのソロバン塾の先生を好きになってしまいました。そして、例の如く先生を好きになる事でソロバンにも興味が湧き、その上達ぶりを見守ってくれていたソロバン塾の先生に、勇気を出してブラスバンドの練習に遅れて行く毎に虐められることを話したところ、
 「きっと、ソロバンに集中出来るようになると、楽器も上達が早くなると思う。それで、虐める先輩をギャフンと言わせてやるしかないな!
と目から鱗の忠告を貰いました。
 そして、ソロバン学校に通い始めて3週間目にして5級合格!そして、一ヶ月後に4級のテストに受かったのです。
 たった一ヶ月で、4級とは凄い能力でしょ……と言いたいのですが、これにはソロバン塾の先生の温情のお陰という裏話があるのです。それは、私の音楽に対する集中度や情熱を会話の中からその心中を感じ取ってくれた先生は、先輩の鉄拳制裁にも屈せず、頑張っている私を見て、本来取れていない4級の成績を水増し合格させてくれてたのです。
 そのことは、4級の免状を貰ったソロバン学校最後の日に、先生が
 「フルートをしっかりマスターしたら、ソロバンも必要なときにはしっかりとマスターできるから、何でもええ!一つ頑張ったらみんな同じようになる事を覚え時や、これを“一事が万事”言うねんで!」
と言いながら免状を渡し、
 「早よ、お父さんにこの免状を見せておいで」
と言ってくれた優しい眼差しは、今では名前も覚えていないソロバン塾の先生も、その顔だけはクッキリと脳裏に刻まれています。
 後に分かったことですが、私が二年生になって吹奏楽コンクールに出場した時に、応援に来てくれていたことを母から聞きました。

   この続きは、来週のお楽しみ……('-^*)/