M&Uスクール

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今週の喝 第912号(2022.11.14~11.20)

潜在意識の大活用・あなたが変われば全てが変わる
成功への道しるべ!この世は全て催眠だ653

我が祖母・芳枝は、桜井の出身

桜井市の市長・池田栄三郎さんに招かれ、市長室を訪れた時のことです。私の生い立ちやら、偶然にも私の祖母が桜井市小夫(おうぶ)の出身であることなど話に華が咲き、本当に楽しいひとときを過ごすことが出来ました。そして、帰りがけになると、 「梅谷さんにお願いがあります。実は、私たち桜井市には町の景観や歴史を謳った市歌というものが未だありません。そこで、市歌の制作をお願いしたいのですが、引き受けて下さい」
というとても有り難い依頼を頂戴しました。作詞も一任と言うことで、「おもいで酒」高田直和先生を推薦したところ、
 「どうぞよろしく」
と、いうことで“おもいで酒コンビ”で桜井市の市歌を作ることになりました。その時、桜井の町の事で分からないことがあればと教育委員会にお勤めの米田さんをご紹介下さいました。後日、この米田さんを通して、桜井の名所旧跡のほとんどを案内してもらいました。
 そして、別れ際に市長が誰かに電話をされ、
 「梅谷さん、来週の月曜日は時間取れますか?大阪の馬場(ばんば)町にあるNHK大阪放送局に私と一緒に行って欲しいのですが……!ちょっと、紹介したい人がいますので」
と言うことで、次の週も、また私のために時間を空けて下さるというのです。
 そしてNHKに出向くと、そこで紹介されたのは、桜井市出身のNHK大阪報道部々長の堀井良胤(よしたね)さんでした。堀井さんは現在も深いお付き合いをして下さっている方で、NHKで知り合った(現在は我が妻)裕子のコンサートの後援会長をして下さっている方です。正に“邂逅”の極みのような方との出逢いを、池田市長は演出して下さったのです。

 

★★邂逅(かいこう)はまだまだ続く!★★
 池田栄三郎市長は、私を堀井報道部長に紹介すると、市歌の打ち合わせの予定を約束して下さってお帰りになりました。わざわざこのためにだけ大阪までお越し下さったのです。
 堀井報道部長は、NHK大阪放送局のスタジオをザッと案内して下さった後、館内の喫茶店に番組担当の中原さんをお呼びになり、三つ四つ私に音楽のことで質問のやり取りをされ、(その間ものの30分ほどですが)話し終わるとお二人は目配せをした後、
 「梅谷さん、実はいま中原君と合図し合ったのは、今度の秋の番組改編で“BKジョッキー”という音楽と日々の話題を取り混ぜた番組を報道部がやることになり、その番組のアドバイザーを探していたところ、桜井市長から『面白い音楽家』を紹介すると言われて今日を迎えました。しかし、あなたはアドバイザーと言うよりディスクジョッキーそのものをお願いしたいと思います」
という有り難いお誘いを頂戴したのです。そして、その日のうちに担当の中原氏、そしてその部下の有本氏を交えて毎週金曜日の午後6時より7時までFM放送で“BK(ビーケー)ジョッキー・梅忠のサウンドボックス”と言う番組に抜擢されたのでした。
 SCHOOLの皆さまには俄には信じ難いことと思いますが、私は“おしゃべりが大の苦手”で、その私にマイクの前でプロのアナウンサーを“アシスタント”に1時間番組を担当することになったのです。そして、報道部の部屋に案内され、
 「今日からこの机があなたの居場所にして、面白い番組を作って行きましょう」
と、ポンと肩を叩かれたとき、斜め後ろから、
 「梅谷先生では?」
と、声が掛かりました。その声にフッと振り向くと、そこには私のところに一度だけ唄を習いに来た田中裕子さんというアナウンサー(大阪では有名でした)がニッコリと笑顔で私に語りかけているのです。彼女は、大阪音楽大学声楽科の出身で、その時はNHK大阪放送局報道部の看板番組夕方6時40分から7時までの「ニュースワイド640」というローカルニュースと天気予報を担当していたのです。カチカチに緊張していた私も、知り合いの女性と出会って益々やる気が湧いてきたのを思い出します。彼女が私のところに一度だけLessonに来たのは、彼女の友人の兄が結婚をするので、その時歌を歌って欲しいと依頼されてのことでした。当時、私は浜村淳さんに依頼され「おぼえています」という歌を作曲し、そのデモンストレーションテープを作るため誰か歌える子はいないかと探していたところ、田中裕子さんを紹介されたのでした。
 この「おぼえています」という歌は、幼いときにお世話になった母を思い出し、嫁ぐ日に感謝を込めて娘から母へ送る歌で、後にボニー・ジャックスでレコーディングされました。

 

  この続きは、来週のお楽しみ……('-^*)/