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今週の喝 第901号(2022.08.29~09.04)〜美を感じる感性は世界共通……?〜

潜在意識の大活用・あなたが変われば全てが変わる
成功への道しるべ!この世は全て催眠だ642

美を感じる感性は世界共通……?
 大学生45人が一丸となって吹奏楽コンクールに挑む……この頃から、私は人間の目標が喩え一つになっても、人間は頭脳明晰ゆえに、その足並みの乱れがあれば、そこに勝利の栄冠は決してもたらされることはありえないことを熟知していました。
 我が出身校今津中学は部員は皆中学生でした。彼等は子供ながらの反抗心や、たわいもない欲望(遊びたいetc.)で練習をサボったり、先生の目の届かないところで、鬱憤を晴らすため後輩を虐めたりすることはあっても、その意識の浅さ故、我が師得津武史先生のように“高圧的”な指導には屈しました。関西学院大学は、関西では有数の頭脳を持つ大学生が集う学校です。彼等の意識を一つにまとめるのに、もっとも大事なことは何かと考えを巡らせました。そして、ゴールデンウイーク明けから始まる練習までに方針やレッスンの指針を完成させなければ、中学生を指導するのとは訳が違います。先ずは「心の統一」からです。
 そんな時に、我が師・宇宿允人先生にその状況を伝えて、先生の意見を伺うと、
 「音楽に携わる者は、みんな感動を求めているから、感動したときの感覚を教えれば良いんだよ」
という、明快な(しかし朧気な)回答です。私はすかさず、
 「あまりよく分からないのですが……」
と食いさがると、我が師は、
 「初めて、私に君のフルートを聴いて貰おうと思ったときの通りレッスンすれば、人間はほとんど同じ感性で反応するよ」
という回答です。ここで私は閃きました。
 感動や感覚は色々な性質を持った人間がいても、その心の奥底には“感動”という感性感覚が皆一様に持っているのではないか?という事でした。従って、
 「私が作曲した“おもいで酒”が、日本の皆さんにシッカリと受け入れられたのかも知れない」
という漠然としたイメージでした。要するに“感じる”という感性は、全世界の人々が共通に持っているのでは……というシンプルな結論でした。

 

★★音楽は精神そのものである★★

 私は、関西学院大学応援団総部吹奏楽部の4回生のメンバー一人ひとりに、意識統一を図るためトップを獲得したときの爽快感達成感、そして充実感を自分の半生からの体験を元にパートごとに説いてまわりました。
 彼等は、就職活動のための勉強や自由時間の必要性などを盾に中々同意する者は現れません。そこで、私はおもむろに自分の楽器(フルート)を取り出し、彼等の前で演奏しました。その音色を聞いた者達の中から、
 「先生、どうしてそんなに心に訴える音色で演奏できるのですか!?」
と、尋ねてくる者が現れました。私はすかさず、
 「そこに、想いがあるからだよ」
とさりげなく言いました。学生はその回答に追随して、
 「それじゃ、“想う”ことで自分の望み通りになるのですか」
と尋ね返します。この辺りから“I will,I can(念ずれば、花開く)”という法則に私自身が引き寄せられていったように思います。
 この時、私は、
 「善いものには良い心を持った人間が引き寄せられる」
という信念めいた感性がうまれました。
 こうして、4回生がみんな“やる気”を出し、彼等自身、私の笛の音色から感じた言葉なしの訴えが、何らかの影響を及ぼし、それほど演奏の上手くない人間も、それを“熱心さ”や“感動”そして“行動”によって下の者に感銘を与え、引っ張ってゆくことができるという実感を体得したようです。
 上級生が、真剣さをもって“率先垂範”してゆけば、下級の者はその情熱に感動を喚起され、その心に引き込まれて行くのです。
 こうして、一丸となることが「優勝は夢物語」もしくは「無駄な努力」ではない事を実感した彼等は、個人レッスンにも熱が入り、朝も一時限が始まる前の一時間を自分の調整に使うようになりました。私は、午後4時に関学の練習場に赴き、指揮者の学生に個人レッスンを徹底的に一時間コッテリ搾り、午後5時より8時(時には10時)まで、その音楽の持つ生命力を教え込みました。この年(1979)に関学が選んだ自由曲は中学生クラスが選ぶような、イタリア人作曲家オットリーノ・レスピーギの「ローマの松 より アッピア街道の松」を選曲しました。彼等学生はこんな単調な曲で(延々と八分音符のリズムが続く)全日本のコンクールに挑めるのであろうかと懸念を募らせる者も居ましたが、私は我が師・宇宿允人先生からの音楽の持つ生命力を切々と説き、
 「音楽は精神そのものである」
ことを体験させるべく、徹底的に“心”を中心とした指導を心がけ、県大会、関西大会と感動的な演奏で全日本大会目指して威風堂々とした演奏を披露してゆきました。そして、彼等と並行して我が「おもいで酒」も順調に売上げを伸ばしておりました。

 

   この続きは、来週のお楽しみ……('-^*)/