M&Uスクール

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今週の喝 第272号(2010.7.5〜2010.7.11) この世は全て催眠だ(14)〜子供はマイナス・シャワーで育つ!?〜

潜在意識の大活用・あなたが変われば全てが変わる
潜在意識ってどんなもの?

この世は全て催眠だ(14
〜子供はマイナス・シャワーで育つ!?〜

 一度思考に上った姿はきっちりと映像化(イメージ)され、その方向へ心身共にストレートに向かってしまう……エミール・クーエが見つけたこの心の法則は、「○○が欲しい」とか、「△△にだけはなりたくない」などと言った、欲望や否定形で自己暗示を掛けると、逆効果になるから恐ろしい!
 教育、躾けに於いても、その大半が禁止令や叱責、または反省の強要の連続です。小学5〜6年の児童が、一日に親や学校、または地域社会から受ける禁止令をどのくらいの回数受けているかという調査がありました。朝は「早く起きなさい!」に始まり、「いい加減に歯を磨くと虫歯になるわよ」、「時間割は前の日に合わせておかないとダメでしょ」、「グズグズしてると集団登校に遅れるわよ」etc.と続きます。そして、学校では「宿題は忘れない」「廊下階段は走らない」「給食は残さない」「休み時間は居残りをしない」とマイナス言葉のオンパレードです。
 そして、下校して家に着くと、やれ塾だピアノだバレエだと急かされ、夕食時には、「テレビばかり見ないで、早く食べなさい」、そして「お風呂ではしっかりと身体を洗わないとダメよ」と追いまくられる始末です。そして、止めは「早く寝なさい!」
 また、こんな禁止令の間に「本当に、この子ったら何をやってもグズなんだから」といった、しっかりとしたマイナスの断定暗示まで丁寧にインプットされる始末です。
 Q:さて、ここで問題です。10歳くらいの子供が、一日に受けるマイナス語はどのくらいになるでしょうか。
 A:解答は、何と一日平均300回です。
これを成人になるまで365日毎日、18年間言われ続けたとして、その合計は、な、な、何と1,972,200回もマイナスのシャワーを浴びたあげく、大人としての自覚を持つのですから、積極人間が生まれるわけがありません。

=自己改善は、早く始めて、着実に実行せよ=
 へえ〜!と感心しているあなたも人ごとではありません。人間の95%以上が、このような幼少時代を送っているのです。「マイナス継続も力なり!」ここまで徹底して、毎日毎日言われ続けると、自信など出来るはずがありません。
 このような現実を、我々は自力で克服して行く事から始めないと、自分の思い通りの人生や成功を手にすることは至難の業となります。(この文章も、マイナス語に満ちていますね)

 さて、そのやり方をお伝えしましょう。
 本来、自分の改善したいところを意識すること(マイナス要因)は、その意識したマイナス状態に力を与えかねませんので、先回伝えましたように、自分の思考に用いる言葉全てをプラス語に変えることから始めて下さい。(ここで本当は、催眠法をきちんと学んだ催眠療法士なり、セラピストがいてくれればいいのですが……)

●先ずは、一般暗示「Day by Day, in everything……」を続けることは必須条件です。その上で以下の条項を毎日励行して下さい。

(1)昼寝をするように、目を閉じて寝そべるか、楽な姿勢で椅子に腰掛けます。

(2)そして、少しずつ改善してゆくことが大切です。
  一気に大きな暗示をしないことが大切です。給料が20万なのに1億貯まったetc.というのは、返って潜在意識に「どうせ無理だよな」とインプットするようなものです。始めは、百万円くらいからで如何でしょうか。

(3)自分がなりたいと思う正しい状態をイメージ(暗示)します。
  ここで大切なことは、決して「自分の障害を取り除く」ことの暗示は逆効果です。自分の“なりたい姿”を、それが達成されたとイメージします。

(4)その時の言葉は、断定語を用います。
  「私は○○だ!」と言ったことばです。「〜したいと思う」「〜するつもりだ」「○○になればいいのになあ」etc.の言葉づかいは弱さを生みます。

(5)「自己改善はすでに始まっている」と断言します。

(6)暗示語には、「改善の即時開始!」「迅速な進展!「完全かつ永久的な達成!」という内容をしっかりと入れます。
  自己改善に躊躇は禁物です。思い立ったが吉日!今から始めて下さい。そして、心に勢いを付けるために、思念を迅速に行動に移すことです。改善目標は、小さくとも完全な形をイメージして下さい。そして、それが達成できたら、ステップアップし次の段階の暗示を入れて行きましょう。


この続きは、また来週……('-^*)/