M&Uスクール

潜在意識の有効活用を教える学校”M&Uスクール”のサイト

今週の喝 第883号(2022.05.02~05.08) この世は全て催眠だ(623)〜意識が朦朧となると、人は自然内観に入る(その2)〜

潜在意識の大活用・あなたが変われば全てが変わる

潜在意識ってどんなもの? 

この世は全て催眠だ(623

意識が朦朧となると、人は自然内観に入る(その2)

 さて、私の病床のことばかり書いていますが、心が些か暗くなってきますね。この「今週の喝」を元のテーマに戻そうと思います。今回の入院を含めた病気から一番深く感銘を受けたのは、3月5日に私の病室の外で、聞き覚えのある声で看護師と言い合っている人が居たことです。もちろん夢枕の意識朦朧とした状態でのことです。現在はCORONA災禍の渦中ですから家族たりとも面会は許されないのに、一体何があったのかと思うような内容です。
 「なに、ここまで見舞いに来てるというのに私に梅谷君を会わせないというのかね」
まぁこんなやり取りが聞こえてきました。そうです、その声の主は11年前に逝去された我が師・宇宿允人先生の其れです。ベッドに聞こえてくる師匠の声が本物ではない事を覚知しながらも、「なんで今頃、宇宿先生が私に用事があると言うんだろう。しかも、そのやり取りの中で、カーテンがシャッと開くと同時に“こんな処で何しているんだ?さぁ、練習だ行くゾ!”」
と私を何処かに連れだそうとします。もちろん師匠がこの世の方ではない事も承知の上で、自分自身では、
 「なんで先生が今頃この病院にいるんだろう」
と独り言を言っている私もいるのです。そして、テレビに目をやると、
 「東北大震災から今年で11年を迎える……」
というようなアナウンスが聞こえてきます。師匠が亡くなられた年は、東北大震災があった年と記憶しておりましたので、私のボーッとした頭でも「そういうことか!」と認知はしていました。そして天気予報で「今日3月5日の空模様は」というアナウンスに、ハッと気付いたのは、そうです。師匠の命日だったのです。
 何か作り話のようにも感じられる方もおられるでしょうが、師が既に亡くなっていることも覚知し、自分の夢幻の中の出来事という認知もありながら、そして、
 「先生、私は未だ笛を元通りに演奏できませんよ」
と言い訳をしているのです。しかも、ベッドの中で恥ずかしそうに……。

 

★★潜在意識は知っている!★★
 さてさて、夢幻、亡霊になって我が師が現れたのは何故なのかと、私は相当長期にわたって振り返りました。そして得た答えは、これはM&U SCHOOLを運営していたから得た回答ですが、私の潜在意識には、19歳でスカウトされた時以来の師匠とのやり取りがキッチリと刷り込まれているのです。ですから、生死を超えた次元で師匠が夢枕に立つような現象を体験したのでしょう。
 少し前までSCHOOLで、英語でも何でも修得したかどうかを判断する簡単な術は、“英語で夢を見たかどうか”です。と宣っていた時期がありました。夢判断という素晴らしい研究をしたドイツの心理学者で有名なユリ・ゲラーの叔父にあたるジークムント・フロイト博士もその名著「夢判断」にそのように記しています。
 潜在意識に刷り込んだ記憶や動作はやがて“反応”となって、俗に「身についた」と言う領域にインプットされます。してみれば私の人生に於いて、宇宿允人先生の存在は、潜在意識のレベルに刷り込まれ、それが夢枕や潜在意識を通して今の私に反映しているのです。少々恐ろしい体験ですが……!それも声や顔形だけではなく、師の匂いや一緒にご馳走になった食事のメニューまで眼前に現れるのですから、その刷り込みも相当深いと感じております。
 「今日私がこの世に存在するのは、このように私の潜在意識にまで呼びかけて下さる師匠方のお陰だ」
と深く再確認できたことも、50日間の我が病床生活の副産物であると認知しました。
 私の知り合いのCAも全く英語はしゃべれなかったにもかかわらず、この話を昔したことがありました。すると、ある日
 「先生、私昨夜“英語で夢を見たし”同僚と同じ部屋にステイしている時、英語で寝言を言ってたよ」
と言われたと嬉々として電話してきたことを思い出します。
 ベッドで瞑想(ただ寝そべっていただけ)の時もSCHOOLの皆さんの顔が去来してあなた方に、退院したらいち早くこの事を伝えようと奮起しながら……。
 と言うことで、来週からは病魔のことはポイッと捨てて、以前の続きを再スタート致します。どうぞよろしくお願いします。こんな気持ちになったのも、やはり夢枕に宇宿先生や、また最近逝去された瀧口宥誠師
 「足踏みはええから、さぁ次にすすムンや!」
とお尻を叩いて下さったお陰です。

 

   この続きは、来週のお楽しみ……('-^*)/