M&Uスクール

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今週の喝 第872号 (2022.1.3~1.9) この世は全て催眠だ(613)〜 壬寅、新年明けましておめでとうございます〜

潜在意識の大活用・あなたが変われば全てが変わる

潜在意識ってどんなもの? 

この世は全て催眠だ(613
壬寅、新年明けましておめでとうございます

 壬寅の幕開きです。
壬(みずのえ)は責任の任で「任せる」、また女性が孕む妊娠の意味で、総てが「大きく成長する」ことを暗示しています。また、寅(とら)は氵(さんずい扁)を付けると演奏や演技の「演」で「のびる」ことをさします。従って、一昨年、昨年と培ってきたことが、総て成長する年でもあります。しかし、善いことばかりではなく、それに同調して楽と得を求める輩も同時に、増えて行く事も否めません。
 ですから、自分から楽得を捨て去り、真のMission(使命)を再確認して、真っ直ぐに目標に向かって邁進する心構えを作りましょう。この心意気こそ人生の歓びを完遂する糧となるのです。

 手前味噌ですが、60年前の壬寅の年は、私は10歳で小学校4年生でした。この「今週の喝」でも書きましたが、音楽教諭の田中信雄先生に、当時珍しかった大型ステレオでドヴォルザーク作曲・交響曲第9番「新世界より」を聞かせてもらい、その感動の中から、
 「あの作曲家のように素晴らしい曲を作りたい!あんな感動的な演奏をできるようになりたい!」
という闘志を湧かせた年でした。私が音楽の持つパワー(=感動)に気付き、自分の人生もどんなことがあっても、前進の気で夢を叶えようとした年でありました。
 爾来60年を経て、昨日、令和4年1月2日は私たちM&U SCHOOLの母校、京都宇治の心華寺での新春コンサートを奉納してきました。
 私が中学1年生で今津中学校吹奏楽部に入部して、得津武史先生よりフルートを与えられ、58年もの長きにわたって一本の笛と格闘してきた甲斐を、しみじみ感じながら「春の海」など、感動の中から、参詣に来られた皆様に体感して貰いました。

 

★★粋な計らいの日本航空主任パーサー★★
 このコラムは、不肖ながら私・梅谷忠洋の実体験から、成功や失敗の分水嶺、また人生に於ける気付きや見逃しなどを正直にお伝えすることで、何かのお役に立てて下さることを目的に執筆して参りました。今年も読んで下さることを心より祈念いたします。
 梅谷忠洋物語も、まだ23才の頃をウロウロしています。そして、その中で、念願叶って海外演奏ができた時までやって参りました。

 今振り返ると、この時初めて飛行機に乗ったのです。日本航空のダグラスDC-10。3発エンジンの当時としては大型機でした。機体が滑走路を走り始めた時の印象は、
「まるで、アホウドリみたいやなぁ!長いこと走らんと飛ばへんのやなぁ」
でした。こんな中からも、人の人生も同じかも知れない。長い長い滑走路をひたすら速度を上げ、やがて飛行速度に達した時、機体が浮き上がるように我々の人生も地上から空へと変化がある、そして、ひとたび飛べば、空気に逆らわずその性質を利用して高度を保ち、大自然の法則の中での自分を見いだす。……こんなことを感じながらワクワクしての初飛行でした。そしてその時、大自然の空気を利用するということに於いては、「フルートを吹くことと何ら変わらへん」と感じたことを今も思い出します。
 一見、何の関係もなさそうな“飛行機”と“フルート”にも気流という共通項を見いだせたのがとても嬉しい体験でした。
 さて、
ルーマニアでの演奏旅行を大成功裏に終わらせ、私たちを大切にしてくれた、招待者代表のマエストロ、イオネスク・ガラチ氏、また英語通訳でお世話になったアンネ・リーさん達と涙の中でお別れし、意気揚々と帰路についた15名の精鋭たち!。
 帰りの飛行航路は、ドイツ・フランクフルトで一泊した後、今度は南回りで、トルコ・イスタンブール、イラン・テヘラン、インド・ニューデリー、シンガポール、そして香港と各地でトランジットしながらのロングツアーでした。6月の事ですから、ニューデリー空港でタラップを降りた時は外気温43度の熱風が世界の広さを感じさせてくれたのが印象的です。ここまでは、ルフトハンザ航空でしたが、香港からは日本航空に乗り換えて、一路大阪に向かいました。その飛行機は空の貴婦人と言われた(当時では旧式)DC-8で、なにより嬉しかったのは、乗員8名(パイロットを含む)で乗客は私たち15名のみ!まるでチャーター機でした。
 また、この時の日航主任パーサー(男性)は、
 「皆さんコンサートお疲れさまでした。素晴らしい演奏だったとお聞きしています。そのご褒美に会社には内緒ですが、ファーストクラスにお座り下さい。ワインなどもドンドン飲んで下さいませ」
と、大歓迎してくれたのも、偶然同乗客がいなかった賜でした。
 そして、帰国後、凱旋コンサートが待っており、ここから、私の人生はまた一段と高度を上げてゆくことになるのです。

 

    この続きは、来週のお楽しみ……('-^*)/